三ツ星カラーズ(アニメ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『三ツ星カラーズ』とは、作者「カツヲ」による漫画作品。2014年から月刊コミック電撃大王で連載を開始。2018年に「SILVER LINK.」製作でアニメ化。「赤松 結衣」「さっちゃん」「琴葉」の三人は、上野の平和を守る秘密組織「カラーズ」を名乗り、上野にあるアジトを拠点に今日も活動する。カラーズは新に元盗人野良猫の「モノクロ大佐」をメンバーに加え、警察官の斉藤や雑貨屋のおやじ、パン屋の笹木姉妹などと交流していく。可愛いが悪ガキなカラーズと上野に住む大人たちの日常を描くギャグコメディ。

カラーズたちが大好きな怪人キャラクター。
モデルはUMAの「チュパカブラ」。
さっちゃん母は、店の手伝いをしたカラーズにチューチューカブリラのきぐるみをプレゼントした。
ずっと着ていると息苦しくなる。

ホエールファクトリー

おやじが営む雑貨店。
変わった面白雑貨が置いてある。
名前は違うがモデルになっている店が実際にある。

黄瀬フルーツ

さっちゃんの家が経営する青果店。
いつもさっちゃんの母が店員として働いている。
売れ残りのバナナをカラーズに託し歩き販売して貰ったり、お花見でカラーズに苺を売ってもらったことがある。
名前は違うがモデルになっている店が実際にある。

ササキのパン

ののかとももかの家が経営しているパン屋。
ののかは店を継いでパン屋を続けようと思っているが、ももかはパン屋ではなくおにぎり屋に変えようとしている。
名前は違うがモデルになっている店が実際にある。

動物園前交番

斉藤が勤務している上野動物園の前にある交番。
実際の上野にも存在する。

『三ツ星カラーズ』の見所・名シーン・名場面

実際の上野が舞台

本作は上野を舞台にした作品で、作中には実際に上野にある場所が出てくる。
上野駅の中やアメ横、上野動物園や西郷隆盛像などの有名なスポットの他にも、上野公園の中なども再現されている。
一度でも上野に行った事がある人であれば、カラーズが遊んでいる場所が凡そどこか分かる程の再現度であり、聖地巡礼をする事が出来る。
鯨岡たちのお店にもモデルがあり、カラーズの基地など一部を除く殆どの箇所が実際にある箇所となっている。
見ていると上野に行ってみたくなってしまう魅力が詰まっている。

カラーズと大人たち

路上に落ちたバナナを拾っていくと、強制的にバナナを買わされる罠。

上野の平和を守るという口実で上野で遊ぶカラーズは、時にはリアルの世界でやったら怒られるような悪戯をする事もある。
しかし本作の中ではカラーズの奇行の対して厳しい態度を取る大人はほぼおらず、殆どが不思議そうに見てスルーしたり、ポカンと見物しているだけである。
中にはこれが噂のカラーズかと嬉しがったりする通行人もいる。
カラーズを叱るのは警官の斉藤や、各施設の警備員や店員などであるが、叱られているシーンは具体的にはほぼ描かれない。
大人たちもカラーズの行動を楽しんでいることが多く、上野の街ぐるみで可愛い悪ガキのカラーズを見守っているような、微笑ましい構図になっている。
本作を笑って見られるのは、子供の悪戯に寛容で一緒に遊んであげられる大人や、カラーズの行動をスルーできる大人がいてこそなのだ。
しかしアメ横の看板の上に立ったり、動物園で勝手に持ち込んだ餌を与えたり、交番の電話に勝手に出るなど、実際に同じ行動を取ったら怒られる所の騒ぎでは無い行動もしているため、良い子は真似しない様にという忠告が出る。
勿論これはそんな常識外の行動をする子供は流石にいない、という前提のギャグでもある。
だが悪戯の殆どが子供らしいおバカで純粋な気持ちから来る行動の結果であり、カラーズがあくまで「上野の平和を守る」という正義の目的であるからこそ、大人たちも温かい目でカラーズを見守れるのであろうか。
ちなみに斉藤に対してだけは単純な嫌がらせの悪戯をする。

寝ながら上野を監視すると言い、路上に布団を引いて寝てしまうカラーズ。そして警官の斉藤がスルーした事に戸惑う通行人。

ハロウィン

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@shibainu_tarou8

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