旅行気分で行きたい！ ゆっくり落ち着ける地方の小さな本屋さん

徳島にある「uta no tane」は、魅力的な本や雑貨に出会えるショップ。

素敵な本に出会える場所であることはもちろん、ワークショップ、演奏会、アーティストの個展などさまざまな文化の発信源としても多くの人に親しまれています。

アーティストによる雑貨やアクセサリーの販売もしているため、ここにしかないものを求めてお店を覗いてみるのもいいかも。

店名の通り、富士山のふもとの山梨県富士吉田市にひっそりとたたずむ古本屋さん。

「本が好き」「本が必要」その思いからオープンしたお店で取り扱うのは、愛にあふれたラインナップ。

一見乱雑に重ねられているような本でも、広く見渡してみると
「女性作家」
「同世代」
「音楽を愛する作家」
など、きちんとカテゴライズされていることに気付けばにやりとしてしまうかも。

店主の中植さんは、いかにも「古本屋の店主」といった気難しげな表情を見せるけれど……

「君、いい本を選ぶねぇ」と声をかけてくれる、優しく面白い方です。

地方は、少子化や人口の減少など日本の現実的な問題がより顕著に表れてしまいがちです。
しかし、問題を問題のまま放置しないために奮起している人は必ずいるのです。

和歌山県の「book cafe kuju」は、廃校となった小学校を改修してオープンしたブックカフェ。

インテリアも実際に使われていたものを活かしているため、ちょっとした棚には誰かが貼ったラベルがそのままになっていたりと使用感が見え隠れします。

山の奥の小学校のため、立地が良いとは言い難く、「通りがかりにふらりと寄ってみました～」というタイプの本屋ではないかもしれません。

しかし、足を運んだ人の多くが

「わざわざ行って良かった！」

と声を揃えるのだとか。
ニッチでレア度の高い本を発見したあとは、本格的な珈琲を飲みながらひっそりとした自分だけの時間に浸れます。