秘密結社フリーメイソンの起源とは?1万年前に誕生していたという噂も紹介

世界最大の友愛団体であり、秘密結社ともいわれる「フリーメイソン」。ここでは同団体の起源についてまとめました。フランスのテンプル騎士団がもとであるという噂や、約1万年前に誕生していたなど、様々な説を紹介していきます。

フリーメイソンとは

フリーメイソンは、16世紀後半から17世紀初頭に、判然としない起源から起きた友愛結社。

現在多様な形で全世界に存在し、その会員数は600万人に上り、うち15万人はスコットランド・グランドロッジならびにアイルランド・グランドロッジの管区下に、25万人は英連邦グランドロッジに、200万人は米国のグランドロッジに所属している。

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TVなどでも取り上げられているため知名度は高いですが、その起源はいまだにはっきりとしていません。いくつか言われている説は以下のようなものです。

フリーメーソンの起源

中世イギリスの石工職人のロッジ説

メイソン:mason=石工

1360年、イギリス、ウィンザー宮殿の建造の際に徴用された568人の石工職人達が、数百年に渡るゴシック建築のプロジェクトを遂行しようとしたときに自分たちの権利・技術・知識が他の職人に渡らないようにロッジで暗号を使用したのが始まりとされる。
成立の時期は諸説あるが、石工組合説が現在の通説である。

出典: ja.wikipedia.org

出典: moon.ap.teacup.com

テンプル騎士団説

1118年、聖地エルサレムへの巡礼者の保護を目的としてフランスで結成されたテンプル騎士団の生き残りが建てた組織と言われている。元々の設立メンバーは9人の騎士だが、貿易や金融業で莫大な富と権力を有し、巨大組織となった。しかし14世紀、当時のフランス王フィリップ4世の奸計(かんけい)により壊滅状態に追い込まれ、スコットランドに逃げ延びた騎士たちがその地で新たに作った組織がフリーメイソンリーになったという説もある。

出典: ja.wikipedia.org

出典: www.geocities.jp

ソロモン神殿建築家説

ソロモン神殿の建築家を起源とする説はフリーメイソンリーの自称である。ソロモン神殿建築の際の建築家棟梁ヒラム・アビフが建築家集団を「親方」「職人」「徒弟」からなる集団に分け、それぞれに秘密の合言葉や符牒を定めて仕事に当たらせた。

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ソロモン神殿(神殿:temple)を宿営地にしたことが、テンプル騎士団の名前の由来であるといわれています。

出典: hitoriokaken.com

近代設立説

起源がどこにあるにせよ、現代のフリーメイソンリーの発足を1717年6月24日のロンドン、グランド・ロッジ(Premier Grand Lodge of England)の結成とする説。これはこのロッジの結成を転機としてフリーメイソンリー自体の性格が大きく変貌を遂げるからである。そして1723年、ジェームズ・アンダーソンにより「フリーメイソン憲章」が制定された。

ピラミッド建設の際の石工集団説

古代エジプト文明の象徴であるピラミッドを建造したとする説。
それは「ピラミッドとは石を切り出して作られた巨大建造物である。紀元前においてあれほどの建造物を作るには熟練した石工の技術が必要となるがフリーメイソンが打ってつけだったのではないか」とするものだ。
フリーメイソンのシンボルとして使われているプロビデンスの目を始め、ピラミッドのモチーフがフリーメイソンのシンボルとして使われていることだろう。また「ナイル・ロッジ」や「ピラミッド・ロッジ」などエジプトに関係する名前が使われており、かつて日本には「スフィンクス・ロッジ」があった様に、現在でも一部で古代エジプト文明が信仰されている。

出典: ja.wikipedia.org

またエジプトのスフィンクス前にはケンタッキーフライドチキン社のケンタッキースフィンクス前店というフランチャイズ店が建っている。これは創業者のカーネル・サンダースがメイソンであり、その関係でフィンクスとピラミッドの前に建っているという。

様々な起源が言われていますが、実は1万年前に存在したかもしれない証拠が発見されています。
それが南米エクアドルで約1万年前の遺物とともに発見された『ピラミッド・アイ・タブレット』です。

実は「1万年前」からあった?

ピラミッド・アイ・タブレット

ピラミッド・アイ・タブレットとは、エクアドルのラ・マナで発見されたとされる石造のオーパーツである。個人の所有物であり、2001年にウィーンで行われたオーパーツの展覧会「未解明の謎展」で初めて一般に公開された。

高さ27センチメートルで、表面は3辺からなる三角形状になっており、頂点部分に一つの目が象嵌されている。また、目の下部には13の水平な段が刻まれている。底面には黄金の埋め込み細工で、オリオン座の配置が描かれている。また、その下方には絵文字が刻まれている。クルト・シルトマン教授の解読によると、先サンスクリット文字で「創造主の息子がやってくる」と書かれているとされる。

出典: ja.wikipedia.org

三角形に目というのはフリーメイソンのシンボルとも言われる「プロビデンスの目」です。
また、13の段が描かれていますが、「13」というのはユダヤ教では神聖な数字。フリーメイソンが作った国アメリカの紋章にもいくつも使われている数字です。

ピラミッド・アイ・タブレットは、アメリカの1ドル札にも描かれている国璽(こくじ:国の印章)そのものと言えるでしょう。
このピラミッドにも13の段があり、頂上には目があります。

はたして、フリーメイソンはいつ始まったのでしょうか。
そして彼らは何を目指し、どこへ向かっているのでしょうか。

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@yudai10184

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