LCD Soundsystem(LCDサウンドシステム)の徹底解説まとめ

LCDサウンドシステムは2002年にニューヨークで結成されたダンスロックバンドである。DFAレコーズの創始者であるジェームス・マーフィーによるソロプロジェクトであり、ライブではバンドメンバーを率いてパフォーマンスをする。2005年に「LCD Soundsystem」でデビュー。パンクとダンスミュージックの融合を試みたサウンドで2000年代のポストパンク・リバイバルと呼ばれるムーブメントを牽引した。

Losing My Edge

「Losing My Edge」はLCDサウンドシステムのデビューシングルである。2002年7月に12インチシングルがリリースされた。
イギリスシングルチャートにて最高115位だったが、のちに行われたアメリカインターネット音楽メディアのピッチフォークの2000年代のトップ500シングルでは13位を獲得している。2011年のイギリスの雑誌ニュー・ミュージック・エキスプレスの過去15年での偉大なシングル150で40位としてリストアップされている。

Daft Punk Is Playing at My House

本作はLCDサウンドシステムのデビューアルバム「LCD Soundsystem」収録で5枚目にシングルカットされた曲である。
ミュージックビデオはダフトパンクの「Da Funk」、「Around the World」のオマージュとみられる点がいくつかある。
この曲はイギリスのダンスチャートで1位、シングルチャートで29位を獲得した。
2006年のグラミー賞でベスト・ダンス・レコーディング賞にノミネートされた。

Movement

この曲は2004年11月にシングルリリースされたLCDサウンドシステムの楽曲である。
作曲者であるジェームス・マーフィーはこの曲について、「ジャーナリズムやマスコミが作り出した取るに足りない現象(=Movevent)」について書いたものだと言っている。イギリスのシングルチャートで52位を記録している。

North American Scum

LCDサウンドシステムがセカンドアルバム「Sound of Silver」のセカンドシングルとしてリリースした曲である。
イギリスのシングルチャートで40位、ベルギーのシングルチャートで24位にランクインした。
活動休止のライブではアメリカのバンド、アーケイド・ファイアを交えてこの曲が演奏された。

All My Friends

LCDサウンドシステムが2007年にリリースしたセカンドアルバム「Sound of Silver」から2枚目にリリースされたシングル曲。
本作は批評家からの評価が大変高く、多くのメディアでその年の印象的なトラックとして挙げられた。
イギリスのシングルチャートでは41位を獲得した。
シングルB面にはこの曲をイギリスのバンド、フランツ・フェルディナンドとジョン・ケイルがカバーしたバージョンが収められている。

Bye Bye Bayou

LCDサウンドシステムが2009年11月7日にリリースしたシングル曲である。
繰り返される電子音とうねるシンセベースが特徴的な曲である。
アメリカのユニット、スーサイドのヴォーカルであるアラン・ヴェガが1980年にリリースした曲のカバーである。

Drunk Girls

LCDサウンドシステムが2010年にリリースしたサードアルバム「This Is Happening」収録のセカンドシングルである。
ジェームス・マーフィーはこの曲について「くだらないて好きだ」と述べている。
7インチシングルにはサンフランシスコのバンド、ウッドン・シュジップスがこの曲をカバーしたバージョンが収録されている。
フランスのシングルチャートで47位を獲得。

Christmas Will Break Your Heart

2015年12月24日にデジタルリリースと7インチが限定でリリースされたLCDサウンドシステムのシングル曲である。
サードアルバムをリリースした後、グループは活動休止中にあり、この曲によって再結成の噂が広まった。
ジェームス・マーフィーはこの曲を「落ち込むクリスマス・ソング」であると述べている。
ミュージックビデオにメンバーは登場しない。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents