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yuh10024のレビュー・評価・感想

進撃の巨人 / Attack on Titan
10

壮大な伏線祭り

進撃の巨人といえば、名前すら聞いたことないという人は少ないだろう。超がつくほど有名な作品で、2023年1月末に漫画界のカンヌと呼ばれる「アングレーム国際漫画祭」において、特別賞を受賞した。そんな偉大な賞を手にした進撃の巨人はなぜあれほど人気であり、引き込まれるのだろうか。私は読み手を興奮させる技術である「伏線回収」に理由があると考える。
まず、タイトルすらも伏線だ。「進撃の巨人」と聞けば、「ああ、人間vs巨人の話かな」と思うだろう。しかし、「進撃の巨人」とは主人公のエレン・イェーガーが継承した巨人の名称である。では、普通の巨人はなんなのかというと、他の国に捕虜にされた同じ民族であり、巨人化する薬を打たれて「無垢の巨人」としてエレンらの領地を襲っていたのだ。つまり調査兵団は、自国の領地を広げるために同じ民族を殺していたということだ。巨人がどこからきたのか、正体は一体何なのか、といった伏線は第1話からずっと張られていたのである。
また超大型巨人が第1話で突如姿を消した理由も、元々人間だからである。無垢の巨人とは違い、特殊な巨人は意識的に人間に戻ることができた。消えたと思ったら、実は調査兵団の中にスパイとして紛れていたという、予想もしなかった展開だ。
これ以外にも伏線はさまざまな箇所に散りばめられている。まだ読んだことない人はもちろんのこと、1度読破した人ももう一度読み返してはいかがだろうか。2度目だから気付くことも山ほどあるだろう。

SLAM DUNK / スラムダンク / スラダン
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スラムダンクの感想

今回は不朽の名作スラムダンクについてレビューします。
スラムダンクは井上雄彦先生が描いた青春バスケ漫画です。主人公の桜木花道は、万年振られるヤンキー高校生ですが、ひょんな事からバスケをする事になります。そして、そこで出会う様々な仲間とのドラマがあり主人公とチームの成長が描かれています。この漫画を通じて、バスケットに興味を持った方も多いかと思います。
この漫画ではジャンプの代名詞ともいえる努力・友情・勝利がすべて書かれています。素人であった主人公が様々な努力をしてバスケを覚えていく。初めは仲が良くなかったメンバーとも次第に芽生える友情、そして、最終的に日本一のチームを倒すという勝利。主人公のチームである湘北高校が優勝しなかったのも逆に味があって良いかなと思います。
また、この漫画では数々の名言が生まれています。試合での名言・喧嘩での名言等さまざまです。
例えば、ライバル校のエースが言った「まだあせるような時間じゃない」は多くの人に愛され、多様されています。他にも主人公のチームの監督である安西先生が言った「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という言葉もあきらめそうな場面で何度も耳にします。
このような濃密な半年間につまったドラマを楽しみたい、バスケに興味がある人はもとより面白い漫画に興味がある人は必見です。

花より男子 / 花男
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漫画「花より男子」について

花より男子(はなよりだんご)は作者神尾葉子により1992年から集英社マーガレットで連載開始された大人気少女漫画である。単行本は全37巻で完結しており、アニメ・ドラマ・映画化もされ「花男」(はなだん)という愛称で男女問わず幅広い世代に愛されている漫画である。
超がつくほどのお金持ち学校名門「英徳学園」に、娘の玉の輿を夢見た母親の勧めで入学したごくごく一般庶民の主人公「牧野つくし」。つくしは平凡な学生生活を夢見るものの、学園を牛耳る御曹司4人組「F4」(Flour4 花の4人組の略)とのトラブルに巻き込まれていく。F4に少しでも歯向かうと学園全体での集団イジメの対象になってしまう。教師も生徒も誰もF4には歯向かうことができず、教師すら見て見ぬふりをし続けている。ある日F4のリーダー「道明寺司」に歯向かってしまい、学園全体のイジメのターゲットにされてしまったつくし。責任感の強いつくしは道明寺の性根を叩き直そうと、自分の名前でもある「つくし」の雑草魂で一人勇敢に立ち向かっていく。そんなつくしに恋心を抱き始めた道明寺。一般庶民×超大金持ちの二人には様々な障害が立ちはだかる。二人の関係はどうなっていくのかはもちろんだが、F4のメンバ-一人一人の魅力も見どころの一つでもある。