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yamakonaka41のレビュー・評価・感想

テルマエ・ロマエ / Thermae Romae / 続テルマエ・ロマエ
8

ローマ人にしか見えない。

阿部寛とか北村一輝とか、顔が濃すぎて日本人に見えないとか言われますが、そういう役者さんを古代ローマ人としてキャスティングしているのがとてもグッドだと思いました。彼らが日本人だと私は知っていますが、彼らはローマ人にしか見えません。お話に違和感なく入り込めました。役者さんたちものびのびと大げさな演技をしていて、非日常の役をするのも楽しそうだなと思いました。北村一輝とか結構好きなので嬉しかったです。私はお風呂が好きなので、本作の原作も楽しく読ませていただきました。でも、一応ストーリーがあるといっても1話完結の日本にはこういう風呂文化があるよねって漫画だし、長編映画にできるかなと思っていました。できてました。漫画家志望の女の子との出会いを入れ込むことで、ちゃんと長いストーリーとして繋がっていたと思います。あと、風呂描写もよかったです。温泉地で撮られていて、すごくあったかそうだし、銭湯とかだってみんな気持ちよさそうに入っていました。そうそう、日本の風呂ってこうなんだよと妙に納得しながら見ることができました。本作を観たあとは、温泉、銭湯に行きたくなること必須です。漫画もまた読み直したいなと思いました。

ランウェイで笑って / Smile Down the Runway
7

葛藤を抱え、それでも前に向かう青少年たちが、パリにたどり着くまでの物語

こちらは、講談社の週刊マガジンで2017年5月から2021年7月まで連載されたコミックスです。作者は猪ノ谷言葉先生で、可愛らしくも力強い絵柄で、作画には不思議な吸引力があります。
『ランウェイで笑って』は、少年漫画でありながらもファッションのジャンルに分類されます。ファッションデザイナーを志す少年とトップモデルを目指す低身長の少女が、共にパリコレに向かうまでの物語です。シリーズ累計は、2021年7月時点で320万部を突破しています。2020年の1月からアニメも放映されました。

ここから少し、内容にも踏み込んでいこうと思います。
主人公は、モデル事務所ミルネージュの社長令嬢である藤戸千雪と、その同級生の都村育人です。千雪が低身長でありながらモデルを目指し、オーディションに合格するために自分に合った服を探している時、二人は出会います。素人ながらも輝くものを持っていた育人が作った服を身に着け、審査員に「魅せる」ことでついに千雪はモデルとしてデビューすることになります。それと同時に育人もファッション業界に入っていきます。そんな二人が高みへ行くまでの物語です。

見どころは何といっても、実在のファッション業界が監修する作中のファッションではないでしょうか。どれも奇抜でかっこよくて、わくわくしてしまいます。
千雪が「魅せる」時の、雰囲気の描写もかっこよくて引き込まれてしまいます。
本作品は、ファッションという今まで少年漫画では取り上げてこられなかった部分の作品ではありますが、その内容は王道と言っていいでしょう。

Karin.
10

「Karin.」という女性シンガー

「Karin.」という女性シンガーを聞いたことあるでしょうか?
「青春脱衣所」で一躍有名となった、「Karin.」。まだ若いアーティストですがその歌詞は人間味あふれる深い世界観を醸し出します。
皆さん、日常生活で笑ったり、泣いたり、おこったり、喜んだりたくさんすると思います。
自分がもしこの歳だったらこんなことを思えたであろうか、という目線から切り込んでいくその世界観はとても興味深いです。このシンガーが歌うのは、よくある恋愛ソングやファイトソングではなく、人間の心の弱いところ、みんな心の隅ではおもってるであろう人間の弱いところを、正直に独特の表現をしている曲がおおいです。
歌のメロディーとしては耳に残るようなステキなメロディーが多いですが歌詞にフォーカスを当ててみるとすごく世界観に引き込まれるような歌詞です。
アップテンポではない曲が多いですが、その中でも暗すぎず一曲のなかにしっかりと起承転結が組み込まれており最後まで聞いていても飽きることなく内容に取り入ることができる作品です。
今、何か世の中にモヤモヤしていたり対人関係に悩んでる人にオススメのシンガーです。
ぜひ皆様もきいてみてはいかかでしょうか?「Karin.」の世界観をぜひ。