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tomo098

tomo098のレビュー・評価・感想

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 / あの花 / Anohana: The Flower We Saw That Day
9

最後のラストシーンは感動します。友情の大切さを教えられた作品です。

この作品は、学校へ行かず、家に引きこもっている主人公「じんたん」が、昔一緒に遊んでいた時に不慮の事故で死んでしまったヒロイン「メンマ」が霊として出てきてしまいます。その「メンマ」が、願い事を叶えてほしいと主人公にお願いします。その願い事を叶える過程で、昔遊んでいた友人、進学校に通い勉強漬けの「ゆきあつ」と「つるこ」、高校に進学せず旅を続ける「ぽっぽ」、ギャル友達に流されてしまっている「あなる」達と出会って、一緒に「メンマ」の願い事を叶えるために、願い事が何なのか探っていくといったあらすじです。
この作品の見どころは何といってもラストです。ラストに打ち上げる花火のために、主人公「じんたん」は一生懸命にバイトをします。その努力している姿に胸打たれます。
そしてラストは「メンマ」が成仏して消えて行ってしまうのですが、その時流れるシークレットベース「君がくれたもの」という曲がとても良いです。良い曲と映像の組み合わせは必見です。主人公がバイトを通してどんどん成長していくのがとても良いです。
また主人公やヒロイン、主人公の友人の心理描写が綿密に描かれているのも、この作品の見どころです。
ラストのシーンは何度見ても感動するので自信をもってお勧めできる作品です。

ギャラクシー街道
1

三谷さんは映画は下手

三谷幸喜のスペースコメディです。宇宙の売れないハンバーガーショップのオーナー達と客の話でしたが、意味がわかりませんでした。まず、面白くないし、何やか不快な人だらけです。主人公はあまり性格が良くないという映画もあるとは思いますが、普通、こういうコメディ系だと、そのせいで主人公が酷い目に遭い、人に助けられて、考えを改めるのではないでしょうか。ライアー・ライアーとかはそうでした。しかし、この映画の主人公香取慎吾は、最初もハンバーガーしか好きではない嫌なやつで、最後まで何の成長もしないやなやつでした。潰れかけのハンバーガー屋でいろんな騒動があり、なんか立て直す話が書きたかったのではないの?と不思議な気持ちになりました。香取慎吾が成長するでもなく、何かハンバーガー愛を周りに伝えるのでもなく、閉店騒動は解決していました。香取慎吾だけでなく、他の人も浮気がしたい人とか、ストーカーとか嫌なやつばかりだし、見ていて不快でした。三谷幸喜さんはドラマとかすごいおもしろいと思いますが、映画はあまりよくありません。何故でしょうか。予算があるとダメなのでしょうか。もっとこじんまりしたところでの演出がうまいのかもしれません。映画はもういいですという感じです。

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
7

最高の違和感が最高

そのタイトル通りに転生したらプニプニ水色、雑魚敵代表にスライムに転生してしまう主人公の話。とはいえ、何でも吸収できるスキルはもはやチート級で、現世での知識とそのスキルで、モブキャラ達もメガ進化でどんどん伝説級に。モブなのに最強!
ファンタジーの世界に江戸を思わせる日本の町並みと、横にならぶ洋館。統一されていない違和感が突っ込みどころが満載。
ただ、ただ主人公が強すぎる…。天災とも言える危機を結構簡単に解決、敵も倒していってしまいます。
主人公達の村が教われて、数多くの仲間を失い、大きな悲しみを力に復讐を果たします。そんな最高の感動シーンも、主人公のチート的魔王覚醒で、あっけなく全員復活します。全然挫折しないんです。だって最強だから。
なんといってもキャラクターデザインが最高。ゴブリンは進化してムキムキに、リザードマンの女の子は最早人間に。
ついつい、「なんでやねーーーーん!!」突っ込んでしまう、違和感が最高に面白い作品です。
この苦労知らずなトントン拍子に好き嫌いは別れるかも知れません。それでも、最大の敵の登場があるんではないかと、期待が止まらずに止められない。完全に策にはまってしまっています。