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tofucoldw4

tofucoldw4のレビュー・評価・感想

YOASOBI
9

Ayase+ikura=YOASOBI

作曲を手掛けるAyaseの世界観に透明感がありなが伸びのある声を持つikuraが化学反応を遂げたユニットといえる。
Ayaseの作る曲には爽快なスピード感のあるアップテンポの曲からボリューム感のあるミドルテンポの曲までと手も幅広く、ノートパソコン1台あれば曲の制作はできると話すAyaseはやはり作曲の天才と言っても過言ではないだろう。
Ayaseの才能は作曲だけではなく、ライブでもみることができるがキーボードのテクニックも目を見張るものがあると思える。
さて、Ayaseの魅力を話してきましたがやはりikuraの凄さがあってこそのYOASOBIだと言えるのではないでしょうか。
元々、魅力的な声を持っていたikuraがまじめにボーカルレッスンを積み重ね、ソロライブを繰り返したことでテクニックが加わりより素敵な歌い手になったのは言うまでもありません。
Ayaseが作る曲はボーカリストの僕から見ても歌うのは難しいと感じますが、簡単に歌っているように見せるのはとても素晴らしいですね。
早いリズムに対し、ボーカルの命ともいえるブレスの取り方から微妙なリズムの打ち方を良く練って繰り返し練習しているのでしょう。
また、ikuraは書き物が好きで本なども書いており、洗練された歌詞の魅力も曲と相成って素晴らしい作品が出来ていると思います。
「夜に駆ける」から始まり様々な色を持った曲をリリースし続けるYOASOBIはこれからも止まることなく沢山の世界を魅せてくれるでしょう。
これからもAyaseとikuraの化学反応を起こしていくのか期待が膨らみます。

まちカドまぞく
9

アニメ【まちカドまぞく】よくある量産型の日常アニメか、と思いきや!?

友人からオススメされた為、視聴したアニメでした。
最初の入りからOPまでを見て「ああ、よくある量産型日常アニメかな」と思いながら「これ最後まで観れるかなぁ、飽きないかなぁ」と心配しつつも視聴をしていると……
巧妙に隠されながらも「今結構とんでもない事ギャグに合わせて言わなかった?」となる設定、キャラクターの心理描写を伺わせるような表情の使い方、見直すと分かる所々の伏線、早すぎず遅すぎずの丁度いいテンポで所々に挟まれる心地のいいギャグ等々……
原作が日常系の萌え系キャラクターなどの多く、ファンタジーや伏線とは無縁な作品が多い「マンガタイムきらら」系の四コマ漫画にも関わらず、その世界観の奥深さに思わず「なるほど…」と呟いてしまい、気付けば全十二話を十周し、原作漫画を全巻揃える位どハマりしてしまっていました。
あらすじを簡単に説明すると、「普通の十五歳だった少女・吉田優子が、ある日突然角と尻尾が生えて『魔族』として覚醒したが、彼女の一族は元々『闇の一族の家系』であり、一族の宿敵である魔法少女を倒しその生き血を一族に伝わる邪心像に捧げる使命を得た」という普通にファンタジーものの入りです。その後が曲者で例えば、住んでいる街の住人自体が『魔族』とか『魔法少女』と言った本来あり得ない存在に『あーいるよねぇ』等と色んな意味で寛容だったり、そもそも主人公の敵である『魔法少女』が魔族である主人公を鍛えたり等、普通の魔法少女 対 魔族では終わらない所が素敵。
これまで様々なアニメが製作され、中には似たり寄ったりな設定だったり、明らかに作っている側が「俺達は今つまらないアニメを作っている」と実感していそうなアニメが多い昨今、この「まちカドまぞく」という作品は非常によくできた作品だと思う。このアニメを見て原作を購入したが、よりアニメの完成度が高かったと実感できる内容でした。
ただ、アニメを見る基準が「激しいバトルや鬱展開とかが好き」みたいな人にはオススメできません。
バトルも無ければ基本は明るいストーリーで展開して鬱展開とかは別にないので、そういった作品をお求めの方は別のアニメを見ましょうという事で、万人全てにオススメなわけでは無かった為、十点満点中九点です。

STEINS;GATE / シュタインズ・ゲート / シュタゲ
10

最高のアニメ

主人公の岡部倫太郎が持つタイムリープにより世界線が変わってしまっても記憶を持ち続ける能力により様々なキャラの理想とする現実と絶望の瞬間を見ることになる。1話からたくさんの伏線があり後半に連れてどんどん回収されていくのは最もこの作品にのめりこんだ要因である。ぜひタイムトラベルものが好きな方は見ていただきたい。洋画バタフライエフェクトを彷彿とさせる設定。過去を変えることで世界線が変わってしまい、その変更が原因で町が丸々変わってしまうなど衝撃を受けることもたくさんある。牧瀬クリスは天才の物理学少女。知的で堅物だが岡部倫太郎との恋愛模様がまた作品を際立たせる。幼馴染の椎名まゆりと牧瀬クリスの死を選択しなければならないジレンマ、どうにか二人がいる世界線を見つけようと何度も何度もトライするが失敗に終わってしまう。身近な人の死を繰り返し見ることで精神的に落ちこむ倫太郎をなぐさめるクリスが自身の存在しなかった世界線を選べと倫太郎に話をする。その世界線を選んだ倫太郎のみクリスとの思い出が残り、ほかの登場人物にはその記憶がない。その現実が非常に切なくなる。シュタインズゲートゼロも映画もマストで見るべきアニメです。