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tennensui_of_ozed6のレビュー・評価・感想

弱虫ペダル / 弱ペダ / Yowamushi Pedal
10

ロードレースでの高校スポーツ漫画!

この漫画は、渡辺航先生が描いている作品だ。
主人公、小野田 坂道が自転車競技部で仲間やライバルと切磋琢磨して、成長していく物語を描いているのだ。
小野田 坂道が総北高校に入学するところから始まるのだが、
入学当初は休止中のアニメ研究会を復活させて、少人数での部員のもと穏やかな高校3年間を過ごす予定だったのだ。
しかし、ひょんなことから自転車競技部に入部することになるのだ。
そこで、総北高校入学以前から秋葉原までの道のりをママチャリで45kmを往復していたこともあり、ロードレースの才能を開花し始めるのである。
そこから、ロードレースの魅力に取りつかれるというよりも、尊敬する先輩や仲間のために「思いを繋ぐこと一心」で高みに上り詰めていく作品だ。
高校での部活を描いたスポーツマンガは、世の中にあふれるほど存在しており、
1年生での一年間のみを描いている作品や2年生になって以降はあまり面白くなくなってしまう作品が多いのが印象である。
しかし、この「弱虫ペダル」という作品は、2年生での一年間は1年生での一年間とは違った面白さが、3年生での一年間は2年生の一年間とは違った面白さがあり、
常に読者を飽きさせない作品を描いている作品である。予想外の展開からは、目が離せずのめり込むこと間違いなしだ!
ぜひ、読んでほしい作品である。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
7

偽装家族は本物の家族より本物らしく

『SPY×FAMILY』は集英社が配信する少年ジャンプ+のアプリにて配信されている漫画である。
作者は遠藤達哉。
1話だけでコメントが2000、5話までの閲覧数が300万達成、Twitterでトレンド入りなど、
ジャンプ+史上初めての快挙をいくつも達成している大作である。

東国オスタニアと西国ウェスタリスは現在かりそめの平和が保たれていた。
西国から東国にスパイとして送られた黄昏(ロイド・フォージャー)は、東国の政治家であるドノバン・デズモンドと接触するために任務を命じられていた。
その内容とは、偽装家族を作り子供をデズモンドの息子が通う学校に入学させること。
養子を探している途中、心を読める孤児院の少女アーニャと出会う。
アーニャは黄昏の心を読み賢いふりをして養子に迎えてもらう。

入学のための筆記試験はうまくいったが、なんと面接には両親がそろっている必要があるとのこと。
そこで黄昏は恋人役の女性を探すことになる。
ちょうどその時、公務員であるヨル・ブライアと出会う。
実は彼女は殺し屋で他人の目を避けるために恋人を探していた。
お互いの利害が一致したため2人はお互いを恋人役に選ぶ。
3人は素性を隠しつつ偽装家族を演じていくことになる。

この作品は3人の視点があり、それぞれの思惑や任務を隠しつつ偽りの家族をコメディチックに描いていく作品である。
どのキャラクターも天然だったりポンコツだったりするにもかかわらず、なんだかんだで上手くいってしまうのが面白い。
話の本筋自体はゆっくり進んでいくが、各話ごとのテンポが良く読みやすい構成になっている。
日常パートもキャラクターの魅力が出ていて面白いが、メインのストーリーも気になってしまう。
早く続きが読みたくなってくる、そんな作品です。

バットマン ビギンズ / Batman Begins
10

バットマンとキャットウーマンが出会う話

バットマンがゴッサム・シティを守っていく中、ペンギンの怪物が誕生し、それを恐れた両親によって捨てられたかわいそうな男と対決する話です。
ペンギンの怪物のその過去は可哀想だと思います。ただ手がおかしくなってしまっただけで恐れられてしまって、両親の愛情を感じることなく、地下の下水道の中で暮らして行かなくてはいけないのはあまりにも酷な話だと思います。それでも成長していくにつれてか、仲間のペンギンとサーカス団のような人物達と一緒にいたから少しは救われたような気がしますが、彼はそれだけでは満足できなかったのです。
ついには地下を流れる水を汚染している原因となった人物と共謀して、地上へと舞い上がるのです。でも、そこでも幸せが長く続かなかったのはバットマンとの対決で晒してしまった自分の本性のせいなので、自業自得なのです。
バットマンがペンギンの怪物によって悪者となってしまうのは悲しかったですが、自らの力でまたヒーローに返り咲いたのは凄く嬉しかったです。
それに社長秘書だったセリーナが、社長に窓から突き落とされた時からキャットウーマンに生まれ変わり、苦悩しながらも活躍する姿は格好良かったです。
そんなキャットウーマンがバットマンと出会い、セリーナとブルースが出会い、お互いの正体を知っておきながらも対決するのは凄く良かったです。
でも、それでもなお、似た者同士の2人が惹かれあっていくのは感動しました。この映画はバットマンとキャットウーマン、ブルースとセリーナが出会う物語を描いた映画なのだと私は思います。