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tatsuki-mori_ver8のレビュー・評価・感想

僕のヒーローアカデミア / ヒロアカ / My Hero Academia
10

ヴィラン連合のひとり、荼毘の本当の目的は?

ヴィラン連合に加入している荼毘。今回は彼の真の目的についてまとめます。個性は「蒼炎」。普段から怪しい行動をしている荼毘ですが、全身火傷の跡があります。これは、幼い時に山火事で負ったものです。実は、荼毘はヒーローのエンデヴァーの長男、息子なのです。つまり、轟焦凍の兄。本名、轟燈矢。しかし、荼毘は山火事で亡くなったと家族は思っていました。幼い頃、彼は炎で父、エンデヴァーと特訓をしていました。ある時、山でひとり特訓をしていたら自分で炎を操れなくなり、火事になってしまいます。火傷はこの時のものです。ヴィランになったきっかけは、父エンデヴァーに復讐するため。その理由は、幼い時に荼毘は特訓していた時から体に火傷を負っていたため、父に個性を使わないように言われていました。しかし、荼毘は密かに特訓をしていました。エンデヴァーにヒーロー以外の道を選べと言われ、暴走し始めていたのです。そして山火事の事件が発生。それから数年が経過し、家に様子を見に行った際、エンデヴァーが焦凍に特訓をしている様子を見ます。何も変わっていないことを知った時、荼毘は自分が失敗作ということを再認識。ここから、荼毘の復讐が始まるのです。荼毘は目的を果たすのでしょうか、それともエンデヴァーたちに心を許すのでしょうか。

沈黙 -サイレンス-
9

神は敬虔なる信徒を見捨てたもうたか?マーチン・スコセッシの『沈黙』が信仰の本質を問う…

『沈黙』は、2016年に公開された叙事詩的歴史劇映画で、監督はマーチン・スコセッシ、脚本はジェイ・コックスとスコセッシ自身。原作は作家・遠藤周作の1966年の同名の小説作品です。長崎に設定された場面は、実際には台北と台中のスタジオを使って台湾で撮影されました。映画の出だしから、アンドリュー・ガリフィールド、アダム・ドライバー、リアム・ニーソン、浅野忠信、チアラン・ヒンドゥが登場します。筋書きは、17世紀に2人のイエズス会の聖職者がポルトガルからマカオ経由で江戸時代の日本に赴くところから始まります。彼らに与えられた任務とは行方不明になった師を探し出し、かつ日本にカトリック・キリスト教を布教することでした。ストーリーの背景にあるのは、徳川幕府に対する島原の乱(1637-1638年)中に日本のキリスト教徒に加えられた弾圧と迫害です。日本人の信徒たちは弾圧から逃れるために「隠れキリシタン」になりました。スコセッシによるこの作品は、遠藤周作の同名に小説を映画化したものとしては第2回目となります(最初は1971年でした)。
スコセッシがプリプロダクションに25年以上にわたって情熱を注ぎ込んだこの作品は、2016年11月末にローマで世界初公開、翌月末には米国で公開されて批評家から絶賛されました。米国のアカデミー賞では最優秀衣装賞にノミネートされました。収益は2200万ドル。それに対して製作費は5000万ドルでした。