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syunnkannsettyakuzai9のレビュー・評価・感想

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
9

とても考えさせられるアニメである。

見始めた時は、施設での子ども達が主要人物であり、マザーと呼ばれるお母さん的な存在の下で楽しく過ごしている描写だった為そこまで深く考えずに見ていた。
だが、3話あたりから実在しないモンスターが出始める。
子どもたちはある程度の年齢になると里親に出されることになっているが、実はモンスターの為の食用人間として出荷されていたという事実が見え隠れしてくる。
そして、母親的存在のマザーと呼ばれる女性たちは、子どもたちの前では良い母親だが、
実は頭の良い食用人間を育て、年齢、知識、学力などいい頃合になると出荷を手引きするという裏の顔があった。
その事実が分かればわかるほどミステリアスなファンタジー要素が強くなり一気に引き込まれる内容になっている。
子どもたちの中でも年上である3人が、ある日を境にその事実に気づき始める。
兄弟姉妹同様である下の子どもたちも含め、みんなを守るために施設からの全員での逃亡作戦を企て始める。
このアニメはここからがとても面白くなる。
マザーは子どもたちにバレないよう出荷を手引きする一方、子どもたちはマザーにバレないように逃亡を企てるという、互いの駆け引きのようなやり取りがとても面白い。
そして、2ndシーズンになると逃亡成功した後のストーリーになるのだが、その際モンスターの中でも人間を食さない良い種族が現れる。
そこからモンスターと人間の命の重さの違い、人間と同じように彼らにも家族が存在することなど、人種差別に繋がるような深い内容が盛り込まれている。
物語自体は子どもが主人公であり、その子どもらをモンスターが食べるという、一見グロ系のファンタジーアニメのようであるが、
1話1話とても考えさせられる素晴らしいアニメである。

エース・ベンチュラ / Ace Ventura
10

ご存知ジムキャリーの面白コメディー!

ジムキャリー扮する名探偵(自称)エースベンチュラが主人公のコメディー映画。
物語はスーパーボウルの人気アメフトチームの【マイアミ・ドルフィンズ】の人気マスコットのイルカ【スノーフレーク】が何者かに誘拐されたところから始まる。
マイアミ・ドルフィンズのメンバーはスノーフレークが居なくなるとアメフトの練習にも気が入らず士気も下がると考えたオーナーは一刻も早くスノーフレークを見つけるようにとエースベンチュラに依頼を頼む。
エースはイルカ【スノーフレーク】を見つけるため調査を続けていく過程がまた見ごたえ有り!
名探偵と言うだけあって推理、潜入、アクション、見ているうちにのめり込むこと間違い無し!
もちろんコメディ映画なので笑い有り感動有り恋愛有りエロスもちょっと有りとジムキャリーらしさが出てます。
日本語吹き替え版もあるので観賞するなら是非日本語吹き替え版で!
エースベンチュラ役の山寺宏一さんの声がもうピッタリ!
見事にマッチしてます、ジムキャリー以外の役者さんも一人一人その役になりきっていて完璧だと思います。
ジムキャリーの出演する映画が好きな方、笑いたい方は是非!マスクのように面白い映画です!
これを見たら二作目のエースベンチュラ2エースにおまかせも見たくなるはず!

ガヴリールドロップアウト / Gabriel DropOut / ガヴドロ
10

5回はみました

ガヴリールドロップアウトは、天使学校を首席で卒業したガヴリールが人間のことを学ぶために人間界の高校へ通う物語です。ガヴリールは人間界に行き、すべての人を幸せに導く立派な天使になるはずだったのですが、人間の娯楽に触れることで、ネトゲ廃人になってしまいます。この作品では天使学校次席卒業のラフィエルと魔界からのサターニャ、ヴィーネとの日常的な物語となっています。天使学校にいたころとは想像もつかないガヴリールの堕落っぷりや、サターニャの馬鹿な行動が非常にかわいらしくてハマりました。さらにこの作品はラブコメのようなシーンが全くなく、純粋な心で楽しむことができたので非常に良かったです。嫌なことがあった時はこのアニメをみると嫌なことが浄化されるような気持ちになれます。何も考えずにみることができるので何か作業をしているときのBGMとしても何度もお世話になりました。絵も非常にかわいくて、そこもこの作品の見どころだと思いました。声優には有名な方が多く出演しています。例えば、ガヴリール役には富田美憂さん、ラフィエル役には花澤香菜さん、脇役ではありますが、水瀬いのりさんも出演しておられて、声優にあまり詳しくない私でも興奮してしまいました。

BADON / バードン
8

オノ・ナツメの個性が詰まった「BADON」

「BADON」はビッグガンガンより出されているオノ・ナツメさんの作品です。
ヤッカラの刑務所にいた4人の男が首都バードンで高級路線のタバコ屋を開業する再生の物語なのですが、一つの大まかなストーリーが終わっても次々と悩みや事件が出てくるので読者を飽きさせません。
オノ・ナツメさんらしい、個性的でありながらどこか洒落たタッチの絵や漫画の構成は、とてもストーリーにあっていてかっこいいです。またキャラクター一人ひとりの性格や行動も魅力の一つです。主要キャラ4人でも、同じ出身・同じ刑務所だからといって性格も趣味も行動も犯罪歴も全然違います。でも、なぜだか気が合い一緒に行動するとうまくいくという感じを、上手く漫画で表現しています。他のキャラクター、特に女性陣も個性的で、タバコ屋唯一の女の子で無表情ながらも可愛く癒やし系なリリーが主役たちと関わっていくうちにどう成長するかが気になります。
タイトルになっている首都バードンのイメージから主要キャラ4人と他のキャラでもスーツの人がよく出てくるのですが、ビジネスマンや富豪やマフィア等さまざまなタイプのスーツの着こなしが出てくるので、オノ・ナツメさんのマニアっぷりを感じます。