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sugawara00793

sugawara00793のレビュー・評価・感想

オーバーロード / Overlord
9

この作品を一言で言うなら、魔王側のRPG。

別世界に飛ばされてみたら、最強の分類に自分がなっていたという感じです。
その世界では、主人公が神のような存在になります。
なので、みなが主人公のことを恐れ慄いてしまいます。
魔王が突然、自分の前に現れたら、想像するだけで怖いですよね。
でも、主人公からしたら未知の世界にいるという怖さを、内に持っています。なので、内心ビクビク状態です。
このお話は良くある異世界転移ものです。違うのは圧倒的な強さを最初から持つ、異形の支配者ということ。
主人公の見た目が人間以外って中々ないんじゃないかなと思います。
異形の支配者ってまさにRPGのラスボスですよね。
そんな主人公だからこそ、優越感を一緒に味わえるのではないかと思います。
でも、中身が普通のサラリーマンなので、そういう見た目と中身のギャップも面白さの一つでもあります。
部下のアルベドやデミウルゴスは、モモンガよりも頭が良く、常に何を考えているかわからない部下です。
支配者である以上、部下よりも知的でなくてはならないと思うモモンガは、どう答えればいいのか、不安やあせりを常に持ちます。
頭をフルに使うことで導き出した答えを否定されるのではないかと、内心ドキドキが止まらない状態です。
これが事あるごとにおこります。この悩みを見ているが面白いのですが、実際自分が同じ状態だったらモモンガと同じ気持ちになると思います。
現実でこうはなりたくないです。 本自体は、382ページのお話からできています。
黒いカバーで少し分厚く感じますが、読んでいくうちに、あっと言う間に終わってしまうと思います。
それだけ、引きこまれる内容です。

チェンソーマン / Chainsaw Man
8

祝アニメ化!話題のチェンソーマンとは!?

『チェンソーマン』とは2018年12月~2021年12月まで「週刊少年ジャンプ」にて連載していた藤本タツキ先生の作品です。

【あらすじ】
「悪魔」が日常にいる世界。父親が残した多額の借金を返済するため、主人公の「デンジ」は相棒であるチェーンソーの悪魔「ポチタ」と共に悪魔を狩るデビルハンターとして生計を立てていた。
ある日、主人公デンジは借金取りのヤクザとゾンビの悪魔に騙され殺されてしまう。相棒のポチタは自分の命と引き換えにデンジを「チェンソーの悪魔」として蘇らせる!ポチタと一体になったデンジは敵を倒し、その後現場に駆けつけた公安のデビルハンターである「マキマ」に保護され公安のデビルハンターとして働くが…。

【チェンソーマンの魅力】
①週刊少年ジャンプとは思えないほどのバトルシーン
とてもジャンプで連載していいレベルではない血の量!そして重要なキャラが容赦なく人が死にます!
②展開が読めない
主人公をはじめ、まともなキャラクターがいません!突拍子のない展開に驚かされること間違いなしです!
③実は伏線だらけ!
一見すると絵も雑で、序盤のストーリーも深みのない大雑把な物語に見えるかもしれません。
しかし!実は数々の伏線が物語の序盤からちりばめられており、読み進めていく内に驚くような伏線回収が多いです!

そんな『チェンソーマン』のアニメ化と、第二部が『少年ジャンプ+』で連載されることが決定しています!
ジャンプ公式サイトで試し読みが出来ますので、気になった方はぜひ読んでみてください!

ユー・ガット・メール / You've Got Mail
9

大人の、大人による、奥ゆかしき恋の物語

絵本ショップを経営するキャスリーンは夫の目を盗み、インターネットで知り合ったNY152とのEメールのやりとりを楽しむ。顔も、どこの誰なのかも知らないNY152に少しずつ惹かれていくキャスリーン。ある日、彼女の店の近くに全米チェーンの大型ディスカウント書店がオープンし、キャスリーンの絵本ショップは経営難を強いられていく。商売敵である大型書店の責任者・ジョーは、何とNY152だった。二人は書店の経営者としていがみ合い、"文通相手"として支えあい、そして惹かれあう。
インターネット創成期の時代を舞台に、キャスリーンとジョーがそれぞれに責任ある立場として表舞台で見せる顔と、1人の人間としての素直な表情が折り重なるように描かれた名作。「人間は、目に見える側面だけがすべてじゃないんだよ。」と教えてくれるような、心温まる作品です!そして当時37歳のメグ・ライアンが醸し出す大人のキュートさに、思わず引き込まれてしまいます!
そして、本屋を閉店すると決意したキャスリーンに投げかけられた、キャスリーンの母によるセリフは、困難に立ち向かう多くの人に勇気を与えることでしょう!ぜひご覧ください!