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sorakagem3のレビュー・評価・感想

ライフ (漫画)
8

マンガ

このマンガとの出会いは、ただただ流行っていたからということと、絵が好みだったということだけで手に取りました。なんとなくでパラパラっと読んでいたんですが、ページが進むにつれて真剣さが増していきました。

私も思い返せば、目の前でのけ者にされたり、嫌味なことを言われたりという悲しい体験がいくつかありました。このマンガを読んでいるとそれを思い出してしまうこともありました。嫌な思い出というのは消えないもので、良かった思い出よりも勝ってしまいがちです。
このマンガの主人公は、過激ないじめの中でも「負けたくない」「逃げたくない」といった、何にも負けない強い気持ちで突き進む姿が描かれています。
最初は、そんな主人公の苦しみや悲しみに自分の体験と共に入り込んでしまいました。しかし、次第に強い気持ちへと成長していく主人公のたくましい姿に、私も過去の体験が良き体験へと摩り替わっていきました。

良き体験とは、悲しい体験となっていたことが悔しかったという気持ちの体験と変わって、「私はあんな人たちみたいにはならない」「人の気持ちが分かる人に、優しい自分になろう」とその体験が私のバネになっていました。それもこのマンガと出会ったことで私をプラスに変えてくれたと思います。

このマンガの主人公のたくましい姿は、力になります。このマンガを読めば読むほど、「次はどうなるの」「早く次が見たい、知りたい」となってしまう、読者を虜にしてしまう作品です。

リコリス・リコイル / リコリコ / Lycoris Recoil
10

百合×ガンアクション【リコリス・リコイル】

治安が良く、綺麗で平和な国、日本。
人々が平穏な生活を過ごす裏で、テロを未然に防ぐ秘密組織「DA」。
そのエージェントである少女たち「リコリス」は女子高生の制服で身を隠し、テロリストを暗殺して治安を守っていた。

DAの支部という裏の顔を持つ「喫茶リコリコ」に、任務中の命令違反で左遷されたリコリス「井上たきな」がやってくる。
先輩であり歴代最強のリコリス「錦木千束(にしきぎ ちさと)」とバディを組むことになるたきな。
当初は早く実績を上げて本部に戻ろうとしていたたきなだったが、底抜けに明るく任務に「不殺」を掲げる千束と絆を深め、それまでの考えを変えていく。

しかし「平和すぎる日本」に違和感を覚えたテロリスト「真島」が暗躍をはじめ、DAやリコリスにその魔の手を伸ばしていく…。

アニメーション制作A-1 Pictures、原案は「ベン・トー」のアサウラ氏、キャラクターデザインに「この美術部には問題がある!」のいみぎむる氏の布陣で送る、オリジナルアニメ作品。
たきなと千束の百合描写に、本格的なガンアクション、伏線の張られたストーリーはアニメ好きにはぜひ見て欲しい!

人気すぎて小説は発売前に重版、放送終了後もTwitter上で「リコリコ14話(続き)をみた」という集団幻覚まで起きる始末。
出演声優陣によるアドリブも素晴らしく、OPにClariS、EDにさユりと楽曲にも妥協なしです。

大久保伸隆
10

【大久保伸隆】一時期の栄光と現在(いま)

大久保伸隆(おおくぼのぶたか)というシンガーソングライターを知っていますか?
一時期、某テレビ番組の企画で一世を風靡したSomething Else(サムシングエルス/略称:サムエル)というアコースティックバンドのGt.&Vo.を担当していた人物です。
Something ELseは、某番組企画の甲斐あって、知名度が日本中に爆発的にあがりました。しかし、番組企画終了後から徐々にその知名度が減少していき、とうとう2006年、奇しくも彼らがデビューシングルを発売した前日である10月22日に『LAST LIVE』というツアーを経て解散しました。
グループの解散から数か月経った2007年、大久保氏はソロ活動をスタートしました。サムエル時代から立っていた都内周辺のライブハウスで、定期的にライブを開催、今日までに4枚のアルバムをリリースし、公式HPと自身のファンクラブを設立しました。彼のソロ活動の噂を聞き付けたかつてのサムエルファンを中心に徐々に人気を獲得しています。
彼の魅力は、心地よい曲と共感できる歌詞、そして心を動かす歌声とパフォーマンスです。これはサムエル時代から変わらない部分であり、年月を経て深みが増しています。
現在はコロナ禍の関係で、オンラインライブを行っています。また、彼の公式HPでは一部アルバム曲の視聴ができるので、是非一度、彼の歌声を聴いてみてください。

ニッキー・ミナージュ / Nicki Minaj
9

感性を刺激するポップなラッパー

斬新な個性をもつHIP HOPアーティスト、ニッキー・ミナージュ。
彼女の登場は、新しいタイプの女性ラッパーの到来を予感させました。

従来の女性ラッパーにはなかった、ポップミュージックとの相性の良さが、彼女の魅力です。
ニッキー・ミナージュはHIP HOPのアンダーグラウンドなシーンには留まらず、ポップスター達と堂々と肩を並べられる存在です。
彼女をここまで押し上げたのは、楽曲がびっくりするほどポップに仕上げられていることによるのではないでしょうか?
このことは、特にアルバム『Pink Friday... Roman Reloaded』に顕著な傾向が。
時代的にHIP HOPがEDMと親密になっていった時期に発表されたこのアルバムには、派手でハイテンションなEDMの要素がふんだんに取り入れられているのです。
そして、そこからシングルカットされた曲はどれもメロディアスで、HIP HOPという領域を軽々と超えています。

ラッパーとはこういうものだという概念をも簡単に飛び越えたニッキー・ミナージュ。
インスピレーション豊かな彼女の発想はミュージックビデオの中にも表現されています。
彼女の世界に感性を刺激されること間違いなしです!

新米姉妹のふたりごはん
10

仲良し姉妹と美味しいご飯が堪能できる。新米姉妹のふたりごはん

親の再婚によって急に姉妹になったサチとあやり。最初こそ緊張しぎこちない関係だった二人ですが、料理を通してどんどんと仲良くなっていく姉妹の様子がとても楽しい作品です。また、話中に出てくる料理がどれもとても美味しそうで毎回読んでてヨダレが出そうになります。特に好きな話は、単行本3巻に出てくる鹿肉のロティのお話です。サチたちの家に急にやってきた、あやりの叔母のみのり。猟師であるみのりは、自分が狩ってきた鹿肉をお土産として持ってきてあやりに調理をお願いします。あやりはサチと一緒に鹿肉のロティを作ります。いつもあやりの料理を食べると急いで出かけてしまうみのりに対して、自分の料理が口に合わなかったのではないかと不安に思っていたあやりですが、みのりの口から美味しかったと言葉をいただき喜ぶ姿がとてもほっこりするお話です。ジビエ料理はこのお話を読むまであまり興味を持っていませんでしたが、ぜひ食べてみたいと思いました。また、各話ごとにお話の中に出てくる料理の調理方法や豆知識なども載っているため、気になった料理をすぐに挑戦できるのもおすすめする理由です。皆さんも是非この作品を通して様々な料理と仲のいい姉妹の様子を堪能していただければと思います。