satoko0@satoko0

satoko0
satoko0
@satoko0
4 Articles
2 Reviews
0 Contributions
0 Likes
satoko0

satoko0のレビュー・評価・感想

チェンソーマン / Chainsaw Man
9

話題の漫画 チェンソーマン

話題の漫画、チェンソーマンをご紹介します。

本作品は、宝島社が発表する、「このマンガがすごい!」2021年オトコ編第一位を獲得しました。

アニメ化も発表され、制作会社は「進撃の巨人」や「呪術廻戦」を手掛けるMAPPAです。

これらの情報からも本作品の人気が分かると思います。

ネタバレ無しで簡単にあらすじをご紹介します。

-----------------
舞台は現代の日本。
ソ連が出てくる事から、90年代以前と思われます。

悪魔がはびこり、悪魔を倒すデビルハンターが活躍しています。

主人公デンジは父親が残した借金を背負い、チェンソーの悪魔ポチタと共にデビルハンターとしてギリギリの生活をしていました。

ある日、借金取りのヤクザと契約したゾンビの悪魔にデンジは殺されてしまいます。

ポチタは自分の心臓をデンジに捧げる代わりに、デンジの夢を自分に見せてほしいと言い、デンジはチェンソーマンとして生き返ります。

デンジは、ゾンビの悪魔を殺しに来た公安の女性デビルハンターのマキマに、悪魔として死ぬか人として飼われるか問われ、公安のデビルハンターとなります。

公安では個性的な先輩後輩、魔人達と出会い、悪魔を倒して行きます。
------------------

この作品の魅力は、
・スピード感のある話の展開
・個性的な登場人物と悪魔
・作者の画力とセンス
だと思います。

話の展開は序盤はやや下品な内容が多く、ジャンプに掲載していいのか微妙なレベルですが、途中から緊迫する急展開でかなり面白くなってきます。
伏線が回収されていくので、何度読んでも発見があります。

公安のデビルハンターとその契約している悪魔、雇われている魔人(人間の死体を乗っ取った悪魔)達が、見た目も性格も能力もかなり個性が強いです。
推しキャラクターが見つかるとより一層作品が好きになりますよね。

作者は美大を卒業しており、画力は高いです。
状況を説明する文章やセリフが少ない分、アーティスティックな絵が際立ちます。
映画のポスターやシーンをオマージュした場面も多く、作者のセンスの良さを感じます。

以上、チェンソーマンのご紹介でした。

冒頭数巻分は漫画アプリで読めますので、是非読んでみて下さい。

水曜日が消えた
9

圧巻の演技力・タイトルの謎・数々の伏線

「水曜日が消えた」この聞きなれない言葉の意味とは。主演は俳優の中村倫也さん。登場人物は少なくてとても見やすい映画となっています。幼いころの事故がきっかけで多重人格になってしまう主人公。その多重人格というのが7人で曜日ごとに別の人格が一人の人の中に存在しているという今までになかった設定ではあるが、それがうまく日常に溶け込み、見ている人の心をひきつける演技力も相まって不思議な世界観を生み出している。曜日ごとの人格がどれも特徴的で個性があり見ていてとても楽しい。細かな伏線や描写も多く、見るたびに新たな発見があり、何回でも見ることができる作品となっている。曜日ごとに存在した人格が突然消える。それが水曜日なのだ。ある日突然水曜日の人格が消えることで、これまで水曜日を経験したことがなかった別の人格が初めて水曜日を経験する。そこから、多重人格の謎や、どんどん消えていく人格。果たして最終的に複数の人格はどうなっていしまうのか。一人になるのか、はたまた、七人のままでいるのか。その決断の結果とは。
また、恋愛映画の要素も含まれている。曜日ごとに人格が違う彼を支え続けた女性。その女性との恋愛模様もうまく描いておりそこもまた見どころの一つである。