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sana1224のレビュー・評価・感想

ハニーレモンソーダ / ハニレモ / Honey Lemon Soda
8

『ハニーレモンソーダ』レビュー

『ハニーレモンソーダ』は村田真優さんの少女漫画作品です。主人公である石森羽花ちゃん。ずっと学校でイジメられていて、あだ名は石。泣いたり笑ったりもできずにいたそんな羽花ちゃんが街で偶然出会った男の子は三浦界くん。彼と同じ高校に行くことを決心しましたが、その高校はとても派手な人たちばかりで自分は浮いてしまっていました。一方、界くんはだれもが憧れてしまう様なイケメンでいつも沢山の仲間と女の子の注目の的。そんな全然タイプの違う2人が再会を果たし距離が少しずつ縮まっていく。学校生活がキラキラしていて、瑞々しさがあります。
最初は1人ぼっちだった羽花ちゃんも、界くんやその友達などと少しずつ打ち解けていきます。羽花ちゃんがとにかく純粋で可愛い。界くんに恋をしてどんどん可愛く綺麗になっていきます。界くんも羽花ちゃんに少しずつ心を開いていきます。界くんの言葉は羽花ちゃんに寄り添い変わるきっかけを与えていきます。
羽花ちゃんと界くんのやりとりを読んでいるとほっこりしつつも、しっかり界くんが言葉も行動もイケメンなので読み手をきゅんきゅんさせてくれます。界くんのハニーレモンソーダっぷりは女子なら楽しめると思います。2021年の11月には実写版の映画も公開されました。

L'Arc~en~Ciel / L'Arc〜en〜Ciel / ラルク アン シエル / L'Arc-en-Ciel
10

人生に刺激をくれるバンドは彼らです!

ラルクアンシエルというバンドで活動しているアーティストをご存じでしょうか?
私がこのバンドをお勧めしたいのには理由があります。
それは、「ジャンルにとらわれず、個々の個性を常に大事にしているから」です。
まず言っておきたいのが、このバンドの素晴らしいところは「ベース」です。
普通バンドといえばギターが激しくてベースは大人しいイメージだと思いますが、このバンドはベースがギターに負けないほど色々な音を出して動き回るのです。
これはほかのバンドでは中々ない個性で、このカッコよさに私は惚れました。
ちなみに、このバンドはメンバー個々の好きな曲調がバラバラなのもお勧め理由の1つです。
ヴォーカルは激しいロック好き、ベースは楽しいポップ好き、ギターは綺麗系の切ないバラード好き、ドラムはゴリゴリのヴィジュアル好き。
まあ見事にバラバラですが、解散することなく定期的に全国ライブもしているので順調で、尚且50歳を過ぎていると思えないカッコよさ。
普通人間は年を取ったら老けていきますが、このバンドは逆です。若返っていきます。
不死身で逆に怖いくらいです。
これからも活動していきファンを魅了するのは間違いないバンドです。
常に新しい音楽を個性を交えて表現していく、それがラルクアンシエルです。
私が今、趣味でベースが出来ているのはこのバンドに出会えたからです。命の恩人です。
好きを通り越して、今では尊敬しています。

億男 / MILLION DOLLAR MAN
9

お金とは何なのか…

佐藤健さん主演の映画です。
最初から最後まで引き込まれるようなとても面白い作品でした。
お金とは何なのか…という事について考えさせられる作品でした。
お金も含め、物の価値は人それぞれの価値観やその時の状況などによって変わってくるということを、この映画を見て改めて実感しました。
ただ物語のメリハリがそんなにあるような作品ではないので、映画を見慣れていない方は最初の方は少し退屈に思うかもしれません。
佐藤健さん、高橋一成さん、黒木華さんなどの出演者の演技もとても良かったです。
佐藤健さんと高橋一成さんは物語の中で大学時代の友人でした。大人になってからずっと何年も連絡をとっていなかったのに、3億円を手に入れてこのお金をどうしよう。という簡単に周りには言えないことを相談する相手として1番に頭に浮かびました。そして、そのお金を全て持ち去られて行方が分からなくなってしまっても、何か理由があってお金を持って行方をくらましてしまったんだ。と、そう信じられるほどの信頼関係。
長く顔を合わせていない友人なのに2人の間には本当に深い絆があったのだなあ。ということを物語の終盤ではすごく感じました。
借金の問題が解決しても家族3人で仲良く暮らすという元の生活に戻ることはできませんでしたが、手に入れた3億円もの大金で、最初に娘の欲しがる自転車をプレゼントして、こっそり家の前に置いていくという最後の場面には、少しほっこりとしました。

ウィザードリィ #1 / Wizardry #1 / 狂王の試練場 / Proving Grounds of the Mad Overlord
4

レベル上げ、アイテム収集を繰り返すのが好きな人へ

このゲームは魔術師ワードナに盗まれた護符をトレボー王の命令によって奪還しに行くストーリーです。ダンジョンに入った直後から特定のポイントにワープするとラスボスであるワードナのダンジョンまではほとんど道なりです。そのワープはレベル上げによって習得可能な魔法であり、それなりのレベル上げがあれば全く謎解きは必要ありません。つまりこのゲームは間違っても探索型RPGなどとは呼べません。
このゲームの楽しみ方は、村正と呼ばれるレアアイテムをひたすら集めることです。村正はダンジョン最深部の宝箱を調べると超低確率で入手可能であり、ゲーマーの中ではこの村正を何個集めることができたかがステータスとなります。
それとこのゲームにはロストと呼ばれる概念があります。死亡したキャラクターを蘇生する際に生命力と呼ばれるステータスとの関係でロストと呼ばれる状態になることがありますが、ロストになるとキャラクターが消滅します。これがあるからこそ多くのプレイヤーの心が折れるのです。
個人的には、敵をひたすら倒して無限にレベルを上げてアイテムをひたすら集め、ロストの恐怖と戦うだけのゲームというのは時間の無駄だと思っています。勿論それを極めたプレイヤーの努力は認めますし、すごいことだとも純粋に思いますが、少なくとも私はやりたくありません。

RADWIMPS / ラッドウィンプス
10

地上波への露出は少ない!?それでもRADWIMPSが人気なワケ

RADWIMPS(ラッドウィンプス)は2001年から活動している4人組のロックバンドである。
ボーカル、キーボード、ギターを担当し幅広く活躍する野田洋次郎、ドラム・コーラス担当の山口智史、ベース・コーラス担当の武田祐介、ギター・コーラス担当の桑原彰で結成されている。
ドラム・コーラス担当の山口智史は、2015年に持病であるフォーカル・ジストニアという神経症が悪化した為、現在無期限の休養となっている。それからは、ツインドラム森瑞希と畑利樹を迎え活動をしている。
なんといっても、RADWIMPSの1番の魅力はボーカルの野田洋次郎の声とバンド全体で作り上げる圧倒的な演奏のクオリティの高さだ。
野田洋次郎の声は透き通り、包み込むような優しい歌声、時には激しい表現や独特の世界観の歌詞と合わさって幅広い世代から支持を集めている。
RADWIMPSの曲は独特の世界観を通して様々なメッセージを込めた曲が多い。
早口で複雑だがメッセージを込められた歌詞、しんみりとした曲、ノリの良い曲、恋愛ソング、友達に向けた歌など種類も様々である。
その中でも恋愛系の曲も特に魅力的だ。
「ふたりごと」は多くの人に知られている曲かもしれないが、好きな人に愛を叫びたくなるような曲である。言葉選びが特徴的な歌詞にも注目である。
タイトルも面白く、「ひとりごと」というワードをもじった表現と言われている。
「me me she」という失恋曲も、別れた恋人の嫌いになる方法が分からない、忘れたいけど忘れたくないという曲だが、タイトルも女々しいと読めるようになっている。
また、これぞRADWIMPSというような独特の世界観を放つ曲「DADA」や「実況中継」は最初はよく分からないのだが聴いているうちにどんどん沼にハマっていく。中毒性のある曲である。
そんなユーモアさを感じるセンスの良さが、地上波への露出を断り少なくても口コミでファンが増えていく秘密なのかもしれない。
ハマると沼のように、野田洋次郎の世界観に引き込まれていく。それがRADWIMPSである。