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s191622290のレビュー・評価・感想

ワールドトリガー / ワートリ / World Trigger
10

唯一無二の「遅効性SF」

ワールドトリガーは2013年に週刊少年ジャンプで連載されたSFアクション漫画です。
ストーリーは、異世界の住人、「ネイバー」が日本を狙って度々侵略してくるのですが、それを防衛組織「ボーダー」と呼ばれる団体が阻止し、しのぎを削り戦っていく漫画です。
主人公は、人間でありながらネイバーが住んでいる異世界の住人の空閑遊真。ボーダーに所属している凡人隊員の三雲修。「トリオン」と呼ばれる、異世界の住人が求めているエネルギーを大量に保有している、トリオンモンスター雨取千佳の三人です。
この作品のどこが面白いのかというとたくさんあるのですが、どれかを絞って挙げるとするならば、「集団戦闘が秀逸である」とという一点です。
まず前者ですが、この作品は基本的に敵も味方もチームを組んで戦闘をします。他のバトル漫画であれば、一対一で殴り合うのが普通なのですが、この作品は味方の長所、武器、地形を駆使して戦います。
BLEACHやワンピース、NARUTOなどは、味方の長所を生かすような戦い方はしないですし、ましてや地形や戦略も用いずに力と力のぶつかりあいばかりですが、この漫画は違います。
敵も味方も、知恵を絞って敵に勝とうとしますので、見ていて緊張感がありますし、どちらのチームが勝つのかが最後まで予測できません。
バトル展開においては、かなり面白いですし、私も自信を持っておすすめできます。

SPY×FAMILY / スパイファミリー
10

スパイ×暗殺者×超能力者の家族日常コメディ

東国(オスタニア)から西国(ウェルスタリア)に送られた凄腕スパイ黄昏(本名ロイド)は、西の政治家ドノバン・デイモンドに接触するべく、デイモンドの子供が通っている名門イーデン校に養子を入学させる任務「オペレーション梟」を命じられます。
養子を探し訪れた孤児院で人の心を読める少女アーニャと出会います。
その場でアーニャが難しいクロスワードパズルを解いた(実際には、ロイドの心を読んでカンニングした)ため、難関イーデン校に合格できると考えたロイドは彼女を養子にします。
実はそれほど賢くないアーニャを合格させるためロイドは四苦八苦させられますが、なんとか筆記試験を通過しました。
しかし、次の面接試験には「両親」が揃って面接に赴かないといけない連絡がありました。
もちろん妻のいないロイドは急いで妻となる女性を探します。
その矢先、2人はヨル・ブライアという女性に会います。ヨルは公務員をする傍らいばら姫というコードネームで密かに殺し屋をしていましたが、婚期の遅れを親に指摘され形の上での恋人を探していました。
心を読めるアーニャは殺し屋であるヨルを好奇心から母親になってくれるように仕向けます。
妻役を探していたロイド、恋人を求めるヨル、ワクワクを求めるアーニャの3人の利害が一致し、互いの素性を隠しながら、即席の家族として生活をスタートさせます。アーニャの入学に向けて3人で奮闘していく姿、お互いの素性を隠しつつ暮らしていく中で芽生える家族愛や絆、スパイや殺し屋の任務の緊迫したシーンの中にある笑い、様々な要素が混ざり合いつい読み進めてしまいます。
アーニャは無事入学できるのか、その後家族はどうなっていくのか。
出始めてまもない作品のためぜひ手にとってお読みください。