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moyashi-1204k6のレビュー・評価・感想

ハイキュー!! / Haikyu!!
9

情熱、青春、感動。絶対面白い!!

高校バレーを舞台にしたアニメ「ハイキュー!!烏野高校VS白鳥沢学園高校」総集編。バレーボールファンなら必見のアニメである。原作アニメの作品名は「ハイキュー!!」。文字通り、排球=バレーボールのことだが、作品名にそのままバレーボールをつけるのだから一体どんなスポ魂アニメなのか、まず気になった。

見始めたらびっくり。テンポも良いし、とにかく面白い!バレーボールの醍醐味や技術的なポイントも分かりやすく解説されているので、バレーボールを知らない人にもおススメできるし、キャラクター一人ひとりの設定がとても丁寧で、作者のキャラクターと作品への愛情を感じるほどだ。

アニメ「ハイキュー!!」は、登場人物、日向翔陽と影山飛雄が中学校のバレーボール県予選大会で敵同士たたかい、「コート上の王様」影山飛雄率いる強豪校北川第一に日向がボロ負けするところから始まるが、日向と影山は、烏野高校バレーボール部で再会する。烏野高校はかつて「小さな巨人」を擁し全国大会に出場するなど、地元の人たちにとっては強豪校のイメージが強い。しかし、名監督が去ってからは、「落ちた強豪、飛べない烏」と揶揄されていた。

烏野高校で、日向や影山、月島、山口という1年生や、悔しい思いをしてきた2、3年生が出会い、化学反応を起こしていくのは、青春そのものである。烏野高校バレー部の出会いとバレーボールへの情熱は、彼らを県大会決勝まで連れていく。「目の前に立ちはだかる高い高い壁、その向こうはどんな眺めだろうか どんな風に見えるだろうか 俺一人では決して見ることのできない頂の景色」日向のことばは、本作品でどのような結末を迎えるのだろうか。その思いの行方は。

PK shampoo
10

詩的パンク

歌詞がいいアーティストは多くいる。歌詞がいいと言ってもその「よさ」は様々で、誰もが共感できるようなものもあれば抽象的で詩的なものもある。
PK shampooの良さを語るときに、歌詞の良さは語らずにはいられない。PK shampooの歌詞は前述した「よさ」のどちらかというと、どちらも兼ね備えているのである。
例えば、「夜間通用口」の歌詞。
「何故か夜空は今日も眩しすぎて 空の夜間通用口の向こう、光が見える」
夜空は今日も眩しすぎてという情景描写に加えて空の夜間通用口という言葉。PK shampooの歌詞にはこういった特別な言葉が多く使われる。感情自体を歌詞にのせることはほとんどないが、景色や言動などから感情を想像することができるのだ。
また、星の歌詞。
「遠ざかる街並みの中に 薄くかかったソーダ色の歌が 第二宇宙速度で光る頃に 君とさようなら」
「いつか僕が星になって 地上照らす日が来たら アンドロメダの向こうには きっとこの歌が響いて 玄関先の水たまり飛び越えるみたいに君のこと 探しにいくから待っててよ」
美しい歌詞ですよね。PK shampooのボーカルであるヤマトパンクスは、歌詞の中や曲の中の対比を意識して曲作りをするらしい。その規模の違いや現実と空想の違いがたまらなく美しい。
ライブのMC中にビールを飲んでだべって、出番の時間が押すようなおもしろ関西人な部分も魅力だと思います。
そんな美しい歌詞を歌うPK shampoo、曲調はめちゃくちゃパンク。文字だけでは魅力を伝え切ることができませんが、かっこいいメロディー、曲調に美しい歌詞がのると好きにならざるをえません。

サガ フロンティア / サガフロ / SaGa Frontier
7

RPGソフト感想

1997年にプレイステーション用ソフトとしてスクウェアから発売されたRPGゲームソフトで、同社の看板タイトルの1つ、サガシリーズの7作目にあたります。
プレイヤーが7人の主人公の中から1人を選んで冒険するといったくだりは、前シリーズ「ロマンシング サ・ガ」と共通してはいるもの、選択した主人公ごとに各シナリオが大きく異なり(進め方によっては開始から数分足らずでラスボス戦に向かうことができたり、特撮ヒーローものを意識したものがあったり等)主人公ごとに(ラスボスもそれぞれ異なる)7通りのストーリーが体験できる、当時スクウェアとしてはいい意味でのごった煮と称した作風が印象的でした。
世界観も「リージョン」と称した人間以外に、モンスター・妖魔・メカなど様々な種族が混在する舞台を用いたことにより、更に何でもありな世界観に輪をかけた印象があり(この多種族混成はゲームボーイ版サガシリーズに近い)、中世を意識したロマサガシリーズと異なり、科学文明が発達していたりと差別化もはかられています。
ゲーム中、説明されていない箇所や謎のままな部分もあったりと、当時の開発状況の切羽詰まった状況が少し伺えてしまう面もありますが、7人の主人公それぞれのメインストーリーや多種族混合のパーティーや世界観など、プレイヤーの好きに冒険させることを主眼においているサガシリーズの懐の深さを感じさせる作品でした。