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mili-mili2525d6のレビュー・評価・感想

Fukushima 50
10

福島原発で奮闘した人たちに感謝したい映画

東日本大震災は自身も体験した大きな地震でとても怖い思いをしたのを思い出します。
けれど、一番被害があった福島に比べたら、こちらの方がテレビで見ているよりも過酷で怖いものだったのだなと思い知らされた感じです。
10m以上の津波なんて、私もこないと思っていたのに、そんな津波に襲われたら建物や人なんて簡単に飲み込まれてしまうのだなと思いました。
自然の脅威に人類は抗えないということを学べました。
そんな津波と地震に襲われる中、もっとも危険な福島原発で命懸けで二次被害を阻止しようと戦ってくれた50人の現場作業員たち、またそれをサポートする緊急対策室にいる職員たちの辛さを感じていないかのような政府や本店からの無茶振りに腹が立ちました。
こんな事が実際に起きていたことを今まで知らなかった、呑気に震災後平和に暮らしていた自分を罰したくもなりました。
けれど、どんな無茶振りにも耐えた所長は本当に偉かったです。
そして、所長たちと現場作業員たちの奮闘にはとても感動しました。
何回も泣いてしまいました。
1番に泣いたのは二次被害を見事に阻止して見せた事、そして所長が最期に伊崎にあてた手紙のシーンでした。
本当にあの日に戦ってくれた作業員たちに東日本を助けてくれてありがとうと感謝したいし、その気持ちを込めて福島をまた訪れたいなと思いました。
最高の映画でした。

間違いで求婚された女は一年後離縁される
8

健気な主人公の幸せを願わずにはいられません

主人公のシェリル・ハルフウェートがとにかく健気で慎ましやか。
品がありおしとやかな淑女然としたところにも好感がもてます。

伯爵令嬢でありながら、使用人よりもひどい扱いを受け、長年虐げられてきたにもかかわらず前向きに暮らそうとする主人公の健気さに胸を打たれ、彼女の幸せを願わずにはいられません。

セノデール辺境伯の最初の態度には腹が立ちましたが、物語が進むにつれてシェリルとセノデール辺境伯には早く幸せになってほしいと思うようになり、ふたりがギクシャクしたり、ぎこちなかったりするたびにやきもきしてしまいます。
こんなに続きが気になる作品はなかなかありません。

原作は小説のようですが、漫画の絵に惹かれて読みました。
絵がきれいで登場人物の書き分けもしっかりされています。

主人公は健気でかわいらしく描かれ、悪役は悪役らしく憎らしく描かれているので、より主人公に感情移入しやすく読みやすかったです。
脇役である執事や使用人たちも魅力的に描かれているので、登場人物で混乱することはありませんでした。

ストーリーは家族の愛を知らず虐げられてきた主人公が周りの人の温かさを知り真実の愛を手に入れるという王道のストーリーです。
無理のないストーリー展開で分かりやすいので、王道のラブストーリーがお好きな方におススメです!