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福島原発で奮闘した人たちに感謝したい映画
東日本大震災は自身も体験した大きな地震でとても怖い思いをしたのを思い出します。
けれど、一番被害があった福島に比べたら、こちらの方がテレビで見ているよりも過酷で怖いものだったのだなと思い知らされた感じです。
10m以上の津波なんて、私もこないと思っていたのに、そんな津波に襲われたら建物や人なんて簡単に飲み込まれてしまうのだなと思いました。
自然の脅威に人類は抗えないということを学べました。
そんな津波と地震に襲われる中、もっとも危険な福島原発で命懸けで二次被害を阻止しようと戦ってくれた50人の現場作業員たち、またそれをサポートする緊急対策室にいる職員たちの辛さを感じていないかのような政府や本店からの無茶振りに腹が立ちました。
こんな事が実際に起きていたことを今まで知らなかった、呑気に震災後平和に暮らしていた自分を罰したくもなりました。
けれど、どんな無茶振りにも耐えた所長は本当に偉かったです。
そして、所長たちと現場作業員たちの奮闘にはとても感動しました。
何回も泣いてしまいました。
1番に泣いたのは二次被害を見事に阻止して見せた事、そして所長が最期に伊崎にあてた手紙のシーンでした。
本当にあの日に戦ってくれた作業員たちに東日本を助けてくれてありがとうと感謝したいし、その気持ちを込めて福島をまた訪れたいなと思いました。
最高の映画でした。