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mikimelo3のレビュー・評価・感想

薬屋のひとりごと
10

迷ってるなら読んだ方がいい!

この「薬屋のひとりごと」という作品は、月刊ビッグガンガンで連載されているミステリー漫画です。

■あらすじ
主人公は薬屋で働いていた少女、猫猫(まおまお)。
人攫いに誘拐され、宮廷で働くことになります。
ある日、後宮(宮廷の中に区分された場所の1つ)で『妃が産んだ子供が連続して死んでしまう呪い』というものが噂されました。
そんな中、猫猫はその呪いの正体に気づいてしまいそこから猫猫が謎を解いていく物語が始まっていくお話です。
私は特に、猫猫の表裏無い性格と表情がとても好きです。
他に登場する人物と猫猫との会話や想いなどにも心揺らぎます。
1コマ1コマがとても繊細で綺麗なイラストで描かれているため、こちらまでドキドキワクワクしてきます!
なので読んでいてとても面白いです。迷っているなら1度試し読みでもしてみてください。
続きが気になって仕方なくなります。読むならハマる覚悟で読んだ方がいいとまで言います。(笑)
1巻から結構衝撃的な展開が待っているのでそこも見所ですね。
この作品は元々小説から始まっています。原作は「日向夏」さんでキャラクター原案を描かれたのは「しのとうこ」さんです。
今私が紹介したのは「ねこクラゲ」さんが作画した漫画です。気になっている方は是非読んでみてください!

ミリキタニの猫 / The Cats of Mirikitani
10

NYの路上の奇跡、ビバ・ミリキタニパワー!

NYのソーホーで路上生活をしていた、とある日系人画家の生活と秘められた過去や思いにせまる作品。 ジミー・ツトム・ミリキタニ(三力谷)、米国サクラメント生まれ広島育ち。2001年の初頭にリンダ監督が猫を描く彼に話しかけたのが事の発端。あの911の直後、淀んだ空気の中でも咳き込みながら絵を描いていた爺ちゃんを思わず家へ招き入れた事により、リンダさんはジミー爺ちゃんの摩訶不思議な人生に否応もなく巻き込まれる事となる。幼少期に両親と広島に渡り日本の教育を受けたものの、海兵隊学校へ行きたくない為にアメリカへ戻り、そこで第2次世界大戦勃発。日系人強制収容所生活を余儀なくされる。戦後、漸く自由の身になった後にNYへ向かう。長年料理人をしながら絵を描き続けたものの、最後の雇い主が亡くなった事で路上生活者となる。日本と米国、2つの国の歴史の闇と法の狭間に落ちてしまったジミー爺ちゃんの半生が解き明かされてゆく。荒れ狂う激しいタッチで原爆ドームを描くかと思えば、優しいほのぼのタッチの猫や柿を描き、道行く人を時に惹きつけていた晩年の日々。リンダ監督や福祉事務所の尽力により、市民権回復が確認されてケア付アパートに住めるようになり、数年前に天に召されるまで愛猫ミコと暮らしていた、というドキュメンタリー作品。そこに至るまでの彼の生活の変化や日本人にも知られていない歴史的な事だけでなく、長年閉ざしていた心の扉が徐々に開かれてゆくにつれ、爺ちゃんの性格や表情、画風までが穏やかに変わっていく様が映し出されている。人間とはいくつになってもこんなにも変われるのだなと強い感銘を受けた。エンドロール時の画面では、撮影中に偶然親戚と判明した日系3世である詩人ジャニス・ミリキタニさんと「ミリキタニ・パワー!」と叫びながらピースサイン。中々この映画を観られるチャンスは無いのだが、東京でも年に2回は開催されるジミー・ミリキタニ絵画展には、以来足を運ぶ事にしている。ビバ、ミリキタニ・パワー!