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ks8285

ks8285のレビュー・評価・感想

M3GAN/ミーガン
7

近未来を舞台にしたSF映画

「M3GAN」は、近未来を舞台にしたSF映画で、人間の感情や行動を学び成長していくAIロボットが中心となるストーリーです。
ストーリーとしてはありがちですが、CGIやビジュアル効果を駆使しており、特にAIキャラクターであるミーガンのデザインや表現が印象的で、映画の世界観をよりリアルに鮮明に表現しています。彼女のAIとしての複雑な感情や欲求が見事に表現され、キャラクターに深みを与えています。ミーガンの美しさとその演技力は高く評価されています。

ホラーサスペンスの要素もあり、予測不能な展開や彼女が人間を追い詰め、恐怖心を誘う緊張感のあるシーンが多くありますが、そんな中にもどこかツッコミどころがあり、笑わせてくれて飽きることなく鑑賞できるのです。

AIと人間の複雑な関係や、登場人物それぞれの成長が描かれていて共感できる所も多くあります。映画では、AIであるメーガンが人間のように感情を持ち、欲求を抱き、社会に適応しようとする過程が描かれています。これにより、AIが人間の一部としての存在を果たすことで生じる影響や、倫理的なジレンマが浮き彫りに。ロボットが人間の感情や欲求を持つことがあるのだろうか、と考えさせられます。
境界線があいまいになりつつあるAIと人間の関係について、また技術の進化がもたらす倫理的な問題や道徳的な葛藤について、意識させられる映画です。

死役所
10

人は死んだ後何を思うのでしょう

この作品は死者が死後手続きを行う死役所が舞台になっています。自殺、他殺、事故死、病死など様々な死因で部署がありそれらの部署に来る人の死に行くまでの人生を描いたものです。幸せに死んでいった人虐待されて亡くなった子供好きな人の目の前で事故死した少女様々な人の人生が描かれているのですが中でも一番印象に残っているのは働きたくないというタイトルの話です。死役所には事件を起こして死刑囚となり死刑執行された人もやってくるのですが彼がいかにして死刑囚になったのかなぜ事件を起こしたのかを描いています。彼は働いてお金を稼ぎ生きていくということに嫌気がさす人間でいかに楽をして生きていくかそれだけを考えて生きているような人物でした。ある時ネットで働かずに生活する方法と調べると刑事事件を起こし捕まった場合刑務所に入り働かずして三食ご飯を食べられて寝る場所もあるという事を知ります。すぐに出てきてしまってはまた事件を起こさなければならずそれではめんどくさいとどうせなら永遠に刑務所で生活できるように死刑となるほどの事件を起こそうと考え児童の通学路に車で突っ込み沢山の子供を殺しました。結局彼の思惑通り死刑囚となり死刑執行された事で彼は永遠に働かずに生きていけるようになった訳ですが死役所では成仏するか地獄に行くか自分で決定することが出来るのですが、彼は成仏すると永遠に生きられないと地獄に行き永遠にさまよう事を選択します。きっと彼は今も地獄を彷徨い歩いていることだろうと思いますが本当の永遠を手に入れた時彼は何を思うのでしょうか。