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kentoH3のレビュー・評価・感想

金田一少年の事件簿
8

笑いと涙と推理力満載と時々エロ

主人公の金田一一は高校2年生。周りのみんなから「勉強駄目」「運動も駄目」「頭の中は常にエロのことでいっぱい」と思われており、皆からは「ダメ金」と呼ばれている。
しかし、幼馴染の七瀬美雪だけは一の才能に気づいている。そう!何を隠そう金田一一は、金田一耕助の孫である。行く先々で難事件と出くわし刑事でも解決できない事件をいとも簡単に解いてしまう「IQ180」の男である。

一と美雪の他に、後々親友になる刑事の剣持勇と明智健吾、そして物語の後半で宿敵のライバルとなる高遠遥一で物語は繰り広げられていく。
20周年記念として発売された、「ファイル37 薔薇十字館殺人事件」はファンの中でも人気が高い作品と言える。

基本、殺人犯イコール悪と思いがちだが、この漫画は違う見方も見れる。どうして殺人を犯さなければならなかったのか?どうして復讐しようと思ったのか。人それぞれ思いはあるが、一貫して言えるのは「大切な人の為の復讐」という事である。兄弟(姉妹)や恋人を殺され、その怒りが殺人鬼を生んでしまった。もしかしたら自分が殺人鬼になってしまったかもしれないと考えさせられる場面もある。
それぞれの人間関係だったり、仲間の裏切りや大切さ、周りの人の支えなど、人間の暖かさや冷たさなどが垣間見れる作品である。

キングダム ハーツシリーズ / KHシリーズ / Kingdom Hearts series
10

キングダム ハーツ ~ディズニーの魔法と冒険の世界へ~

キングダム ハーツは、スクウェア・エニックスとディズニーがコラボレーションした人気のアクションRPGシリーズです。主人公のソラと仲間たちが、様々なディズニーの世界を冒険しながら、闇の力に立ち向かう物語です。シリーズは10作品以上が発売されており、ファンから高い評価を得ています。

私はキングダム ハーツシリーズのファンであり、キングダムハーツIIIもプレイしました。このゲームは、グラフィックやサウンド、ゲームプレイなど、さまざまな面で素晴らしいと感じました。特に、ディズニーの世界を再現した美しいグラフィックは圧巻でした。また、ディズニーのキャラクターや映画のシーンとの絡みも楽しく、感動的な場面もありました。ゲームプレイも快適で、アクションや魔法、召喚やアトラクションなど、多彩な攻撃方法がありました。ストーリーも複雑で深いものでしたが、最後にはすべてが繋がりました。

キングダムハーツIIIは、シリーズの集大成とも言える作品でした。ファンにとっては感慨深いものがありましたし、初めてプレイする人にとっても魅力的なゲームだと思います。ディズニーが好きな人やアクションRPGが好きな人にはぜひおすすめしたいゲームです。

アイドリッシュセブン / IDOLiSH7 / アイナナ
10

偶像〈アイドル〉とは何か―「推し」や「萌」を超えた人間群青劇

「アイドルとは何か?」という問いに真っ向から応えた作品。この作品はただのアイドル作品ではない。人間群青劇だ。

顔がいい、歌がうまい、スタイルがいい、目を引く。アイドルを形容する言葉はたくさんある。数多くのアイドルたちはそういった人々の希望や夢、好きという気持ちを全身に受けて輝くものだ。けれど彼らのいる世界は華々しいだけではない。

そこに目を向けたアイドル作品がこれまでいくつあっただろうか。
「アイドルを苦しめるのはいつだってすきという気持ちなんだよ」。これは作中のキャラ、百(モモ)のセリフだ。誰かが望むことは誰かの不本意かもしれない。彼は作中トップアイドルとして芸能界に君臨しており、その地位に至るまでの苦労と感動は計り知れない。そんな彼の発するその言葉は重みを感じる。

今や空前の推し活ブームだ。アイドル産業もきっとその一つであろう。大衆の「好き」という一言に凝縮された行き場のない愛を一身に受け止めるアイドルの姿を、『アイドリッシュセブン』は真摯に現実味のある重さで描き出している。
きっとキレイだけじゃない世界、ユーザー目線でみた『アイドリッシュセブン』の世界が現実を生きる私たちのリアルとリンクするとき、私たちはアイドルという虚構に暗に求めているもの、彼ら・彼女らの一瞬の輝きを渇望していることを自覚する。
魅力あふれる華々しくも泥臭い世界をぜひ体験してみてはいかがだろうか。

あいみょん / AIMYON
8

感動的な歌声と独特の世界観で魅せる、あいみょんの音楽

あいみょんは、西宮市で生まれ育ち、多くの人々にその才能を認められるシンガーソングライターです。2016年11月にデビューシングル「生きていたんだよな」で注目され、以降幅広い年代のリスナーに愛されるアーティストとなりました。
彼女の魅力は何と言っても、力強い歌声です。感性豊かな歌詞と独特のリズムで歌う姿は、誰もが心に刻むことでしょう。また、彼女の声質は他にはない個性があり、耳に残るインパクトがあります。

あいみょんの音楽には、独創的な雰囲気が漂っています。フォーキーで心地よいサウンドが特徴で、多くのリスナーがその世界に引き込まれています。
歌詞には、時折感じられる悲しみや、生き生きとした感情が描かれ、心に響くメッセージが込められています。
彼女の楽曲は多岐にわたり、様々な場面で楽しむことができます。「愛を伝えたいだとか」「君はロックを聴かない」「マリーゴールド」などの曲は、心に残るメロディと感動的な歌詞が特徴です。

これまでに多数の賞を受賞し、音楽業界で頭角を現してきたあいみょん。今後も彼女の才能と音楽への情熱は、ますます輝きを増すことでしょう。
新しい作品がリリースされるたびに、ファンやリスナーは驚かされること間違いありません。あいみょんの音楽は、これからも私たちの心に寄り添い、感動的な時間を届け続けるでしょう。彼女がこれからどのような音楽を生み出していくのか、待ち遠しい気持ちでいっぱいです。

名探偵コナン ハロウィンの花嫁
10

涙なしには見られない傑作

故人となった、警察学校組の活躍がスクリーンで見られるのがうれしい。アクションシーンが盛りだくさんで、阿吽の呼吸で犯人をあと一歩まで追い詰めたのは最高によかったし、松田が亡き萩原のことを思い出して爆弾解体していたのはしびれた。
作者が「松田は故人だから思い切りかっこいいキャラクターにした」と言っていたが、松田だけでなく警察学校組はそれぞれ違った魅力を持ちながらもみんなかっこいい。この映画を童話『おおきなかぶ』に例えていたひとがいたが、かなり的確で登場人物みんなに見せ場があり、団結して犯人を追い詰めていたのがよかった。
それから、正体がばれた後の犯人の豹変ぶりが凄まじくて驚いた。戦闘力もかなり高かったから落下するヘリの中での降谷零との死闘はハラハラした。
話のテンポはよく、シリアスな事件のシーンとコナンらしいラブコメのバランスもよかった。久しぶりに千葉刑事と交通部の三池のカップルも見ることができてうれしい。
ラストに降谷零が空をみあげて目を潤ませながら亡き旧友に思いを馳せるシーンは涙が止まらない。エンディングでも一人きりの家で同期の写真に乾杯していて悲しくなった。多くのコナンファンが絶賛し、シリーズ最高興行収入をたたき出した本作は間違いなくコナン映画の傑作のひとつだ。