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kaworu0315のレビュー・評価・感想

こどものおもちゃ / こどちゃ / Kodocha
10

繊細な心理描写が魅力的

小学生時代から中学生時代が主に描かれています。
読んでいて印象に残るのは、作者の小花美穂氏による繊細な心理描写です。こどもから大人になりかけの時期ならではの葛藤等を非常にリアルに表現しているため、忘れられない作品になりました。
中でも、最終巻辺りで主人公の表情がなくなる「人形病」といった表現をされる話が強烈です。こどもが読むにはある意味ショッキングとも取れる話でしたが、知らぬ間に似たような体験をしたことがあるこどももいるのかもしれない、と思うと「人間ってこうもなるのだな」と感心もしました。
作者の小花氏はきっと、主人公のようにからっとしていて明るいのだろうというのが伝わってきます。所々に挿まれるギャグがそれを物語っています。その一方であそこまで深く細やかな人間の心理を描けるのは、非常にセンシティブな方なのかもしれない、とも取れます。
こどものおもちゃを読まれる方にはそういった描写がかなり印象的だという事は伝えておきたいです。そして、これを当時のりぼんで連載していたのかと思うと、勇気ある話を描いて下さったなあと小花氏の心意気に感激します。
心の傷はどんな子供も負うもので、不思議な事ではないと思って読んでほしいなと思います。

クローズZERO
7

クローズZERO

少し昔のビーバップハイスクールを思わせる不良達の映画です。主演である小栗旬さんがとてもかっこ良く相手の不良達をバッタバタと倒していくのです。そして、遂にはひとりで相手の大群の不良達と戦うわけなのですが、なんとそこに小栗旬さんと同じ学校の不良達が集まり、そして共に戦ってくれるのです。また、その同じく仲間として戦ってくれる仲間に山田孝之や桐谷健太など他にもたくさんイケメンがいるのであります。勿論、敵である不良達にも有名な三浦春馬などたくさんいるのです。私は男性ですが女性にはとても人気な俳優さん達が出揃っているのです。映画内容だけではなく、またその出演メンバーにも注目がいく映画だとも思います。
そして、映画と言えばやはり気になるのがテーマソングなんですけれど、これもまたとても印象深い曲なのです。『I WAMMA CHANGE』と言うTHE STREET BEATSが歌う曲なのですが、これもまた非常に映画にリンクしていて非常に聞き応えのあるテーマソングなのです。1度聞いたら耳から離れない曲なのです。映画は然りテーマソングまでもが非常に素晴らしい作品だと思います。是非、また機会があれば見たくなる映画です。