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iwamotorisa6664のレビュー・評価・感想

10

糸の良さ

私が初めて映像を見て涙したのがこの映画でした。糸は菅田将暉さん演じるれんと小松奈々さん演じるあおいがすれ違いながらも最終的に結ばれるお話です。お互い中学生の頃に出会い、子供ながらに惹かれあい、よく二人でいましたが、実はあおいの家庭環境はとても悪かったのです。母の愛人に暴力を振るわれていて、それを助けるためにれんはあおいと逃げるのですが、見つかってしまいそこから離れ離れになってしまいます。そして友人の結婚式で二人は再開します。あおいには彼氏がいました。一方れんも職場の先輩と付き合い始めます。しかし、あおいとれんは二人で行方の分からなくなったあおいの母を探しに行きます。わかったのは母が亡くなったということでした。あおいは一度でいいから抱きしめてほしかったと言って泣きます。それをみてれんが優しくあおいを抱きしめます。ここはとても感動します。その後二人は自分たちの恋人のもとに帰ります。れんは結婚し子供が生まれます。しかし、妻の乳がんが発覚し、亡くなってしまいます。亡くなる前に妻がれんにいった言葉は涙なしでは見られません。一方あおいも彼氏と別れることになります。お互い仕事がうまくいかなかったり失敗が続いたりしながらも、周りの人たちに背中を押され、再び二人は出会います。最後に出会うときの二人の歩んできた回想シーンは忘れられません。一番感動しました。是非いろいろな世代の方に見ていただきたいです。

賭博堕天録カイジ / Tobaku Datenroku Kaiji
8

まさに光と影の対決、カイジ VS 和也!「賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編」

普段はダメ人間、カイジがギャンブルになると持ち前の閃きと人情で勝ち進む姿を描き、大ヒットとなった漫画、「カイジ」。
本作「ワン・ポーカー編」は黙示録編、破戒録編と続いて第3シリーズ「堕天録編」における、第3章にあたる物語となります。第2章の「和也編」における「救出ゲーム」の参加者チャンとマリオを救ったカイジは、彼らを率いて遂に宿敵・兵頭和尊の息子「和也」と直接対決をします。

今回のギャンブル「ワン・ポーカー」はお互いが一枚のカードを使って勝負するというシンプルなもの。しかし、そのシンプルさ故の奥深さが際立つゲームです。ポーカーの要素があるギャンブルなのでレイズやコールができます。カイジと和也が「ワン・ポーカー」に使う机は「マザー・ソフィー」と呼び、様々な仕掛けがあります。つまり本作のギャンブル「ワン・ポーカー」はシリーズの中でもシンプルなルールのギャンブルであると同時に、一方でイカサマや命を懸けた勝負、億の金を賭けたライフといった、これまでのシリーズで描いてきたギャンブルの要素が全て詰まっている物語であるともいえます。そして「ワン・ポーカー編」の興味深いところが、対決相手である冷酷無比で残虐なキャラクター、「和也」がカイジとの心理戦を通じて成長していく過程が見られるという点です。そして、カイジと和也の戦いは思いも寄らぬ心理戦へと展開していくので目が離せません。

ポンペイ
6

映画『ポンペイ』のリアリティー評価

2014年に公開された映画だが、古代都市ポンペイを舞台にしていて、『バイオ・ハザード』シリーズの監督、ポール・W・S・アンダーソン氏が監督を務めていると聞いて、Netflixで視聴してみた。
感想を率直に表現するならば、「もう少しリアリティがあっても良かったんじゃないのかな?」というところだ。そもそもポンペイというのはかつて実在していたが、火山噴火によって一夜にして滅んだという伝説の古代都市だ。今もなお調査隊による発掘調査が進んでおり、年々歴史は鮮やかに蘇っている。にも関わらず、演出の一環でそうなってしまったのだろうが、例えば火山噴火した直後に出る毒ガスの影響が描かれていないとか、ポンペイの都市特有の性の街としての表現が全く削られていたりしている。少し残念だな、という印象だ。だがやはり腐ってもポール・W・S・アンダーソン氏。アクションシーンやCGでの火の手が迫り来る迫力なんかは見応えがあり、2時間あっという間に過ぎてしまった。自然界の迫力はよく表現されていたように感じる。また、作品の主軸が奴隷とお姫様の愛のようなものなのだが、その部分ももっと人間性を掘り下げて、「この時代の奴隷とは」のような部分から描いてほしかったなという印象だった。奴隷とお姫様がそんなにホイホイ付き合えるのか?と疑問に感じた。しかし全体的に勢いはすごくある作品なので、まあまあ・平均よりはいいかなという点数だ。