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ikiterubouzu5のレビュー・評価・感想

VALORANT / ヴァロラント
7

人気FPSゲーム"valorant"は初心者でも楽しめるのか

結論から言うと楽しめます。
valorantはriot gamesによって運営されているFPSゲームでwindowsで動作します。
同ジャンルの他作品に比べると比較的要求スペックの水準が低いので、ノートパソコンなどでも気軽に遊ぶことができます。
そもそもFPSというものが何かわからない方のために簡単に説明しておくと、”一人称視点で操作するガンシューティングゲーム”のことになります。
端的に言えば銃の撃ち合いで、やったことがない人にとってはなんだか物騒なものとして認識してしまうかもしれません。
しかし実際valorantはグロい描写等がなく(作品によってはある)、アニメチックに描かれたキャラクターを操作して勝敗を競うゲームです。
オンラインゲームなのでpvp(player 対 player)の5人vs5人がメインコンテンツとなるゲームです。
いわゆるサーチアンドデストロイと呼ばれるゲーム形式になっていて、チームごとに攻守で分かれ、前半12ラウンド後半12ラウンドで行い、先に13本先取すればマッチの勝利となります。攻め側のチームは1:40以内に予め用意された時限式爆弾を指定された場所に設置し爆発するまで守りきればラウンド取得となり、守り側は設置するために攻めてくる場所を守り敵を殲滅することが目標です。設置されてしまっても、時間内であれば攻め側の敵を殲滅すれば爆弾を解除できラウンド取得となります。
少し文字で書くとわかりにくいですが、実際にプレイしてみればすぐに理解できることでしょう。
valorantは非常に競技性が高く、ゲーム内でランクポイントを争って楽しむことができ、主にその上位層のメンバーで構成されたプロリーグも存在しています。
定期的にプロリーグでは世界大会が行われていますが、2022年度における大会賞金総額は1.4億円とかなり大規模なステージになっています。
しかし競技性が高いがゆえに戦術面で覚えないといけないことが少し多く、ゲームを理解するには少し時間がかかってしまいます。
プレイヤーの何人かはここでやめてしまう人もいますが、最初のハードルを超えてしまえば辞める人は少ない印象です。
もし、やってみたいけどうまくプレイできるか不安だということであれば、一度大会やプロの配信などを見て事前知識をつけるとなおいいでしょう。

酔拳2
9

ジャッキーアクションの集大成!

言わずと知れたジャッキーチェンをスターダムに押し上げた『ドランクモンキー酔拳』の第二弾である。
「続編」と言わなかったのは、前作との繋がりがないためだ。
赤鼻の師匠こと『蘇化子』も出てこなければ、殺し屋『鉄心』の話も出てこないので、前作を見ていない人も何の問題もなく楽しめる。
カンフー映画全般に言える事だろうが、ストーリーなんかあってないようなものである。
純粋にアクションの出来を楽しむものだ。
変にこねくり回したストーリーより、ボーっと見ていてもわかる単純明快なストーリーの方が良い。
そういう意味で『酔拳2』は名作である。
端から悪役は悪役として登場し、それをジャッキーが流麗なアクションでバッタバッタとなぎ倒す。(時にはやられるけど…)
『ドランクモンキー酔拳』の頃とは違い、本作のジャッキーの酔拳は円熟味を増している。
酔拳のような柔らかい動きで戦うと嘘くさくなるものだが、ワイヤーアクションの使いどころの見事さも相まって、
2のジャッキーの殺陣は舞のような流麗さを持ちながら力強く、嘘くささを感じさせないものとなっている。
アクションの時に魅せる長袍(チャンパオ)と呼ばれる裾の長い中国服の裾捌きや扇子などの小道具の使い方は、音楽を奏でているように戦闘シーンを盛り上げる。
『プロジェクトA』の時計台落ちのようなド派手なシーンこそないものの、ジャッキー映画の集大成ともいえるおススメの一本である。

失格紋の最強賢者
6

面白かった冬アニメ

このアニメはよくある転生物としては珍しく、自分の意思で主人公が転生する所から始まります。
この世界では手に紋章が現れ、その中でも最強の紋章を手にいれたくて主人公は転生したのに、転生後、時が経っていた事もあり、最強の紋章が最弱の紋章とされています。
それはかつて主人公が倒したはずの魔族のせい。
面白いのは、主人公は勇者になって自分が敵を倒そうとするのではなく、あくまで賢者として、若者に戦い方など知識を与え、魔法を教え戦えるように育てながら自分も戦う所。無論
他の作品の同じく主人公は強いのですが、周りをただ守る者ではなく、共に戦う者にしていく辺りが、他にない面白い所だと思います。
また、転生前に自分が作った物や場所が、今の力になるところも面白いです。
まぁ主人公以外の仲間が女の子ばかりなので、男性向けなんでしょうが、たまに男性キャラの仲間も出ますし、物語としても面白いので、ファンタジー好きな女の子なら楽しめると思います。
戦闘シーンはカッコ良く、迫力もあります。私はOPをアーティストも好きなのですが、どのアニメにもその世界観を壊さない曲を歌われてまして、このアニメのOPもワクワクとさせる曲が歌われてますので、そこもオススメです。

明日、君がいない
9

学校で一番悩んでいる子とは

オーストラリアの映画で、当時19歳だったムラーリ・K・タルリ監督の衝撃作です。
ある学校で数人の生徒を取り上げ、インタビューで思春期の悩みや将来の夢等を語ってもらうシーンを時々挟みながら、その生徒達の一日の生活にズームアップし、彼らが学校でどの様なカースト位置にいるか、等を明らかにしていきます。
そして一日の授業が終わる時、一人の生徒が学内で死を遂げます。観客は冒頭でそれを知ります。果たして一番悩み苦しみ学校生活を送っていた生徒は誰なのか、観客はそれを推理しながら、彼らのインタビューや学校生活を観ながらその生徒を当てるような、非常に変わった作りの作品となっています。
彼らは非常に個性的です。兄と差別された教育を受ける妹、秘密を抱えた優等生のその兄、勉強嫌いだけど慕われるスポーツマン、その彼と結婚したい美女、男が好きで薬に溺れる少年、障害者でいじめを受ける転校生、誰にでも優しく皆を心配する少女、が主な登場人物です。
彼らの誰もが物語が進む内に悩みを深め、救いようの無い所まで追い詰められます。正直誰が亡くなってもおかしくないのです。この見せ方が凄い監督は上手いのです。
結局死を選んだ生徒の死ぬ理由に私達は深く考えさせられると思います。私はその子を予測出来ませんでした。
日本の学校でも生徒の自殺が多いですが、本当に人間が苦しむ原因は世界共通なんだな、と感じました。
とにかく凄い、一度観た方が良い作品です。