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harutamagoj0のレビュー・評価・感想

ファイナルファンタジーXV / FINAL FANTASY XV / FFXV / FF15
8

細かい部分(主に開発側)が気になる作品

「世界観が過去ナンバリングから離れすぎ」「説明不足すぎ」「ホスト4人旅」などなど、発売されてから袋叩きに遭っている印象の強い作品ですが、『FF』シリーズを久しぶりにプレイする私は非常に楽しめました。
確かに全体を通しての説明不足感は否めない部分がありますが、「自分も4人と一緒に先の見えない旅をしている」ような感覚になるためのエッセンスになっています。もちろんストーリー的になにも気にならなかったといえば嘘になりますが、ゲームを楽しくする要素にしっかりとなっていたと思います。

しかし作品として「すべて丸く解決!」という風には至らず、DLCが開発中止となり、「真のエンディングは小説版で…」という展開には大変驚きました。『FF』シリーズほどのビッグタイトルでもそんなことが起きてしまうのかと。

私は小説版まで楽しませていただきましたが、「最初からこのエンディングに持っていけばよかったのに…」と思ってしまう出来でした。
そういったゲーム本編ではなく開発側の締りのなさというか、情けない部分が発売後に浮き彫りになっていて、もちろん100点満点の作品というのは存在しないと思いますが、そういう部分が更に今作の評価や『FF』シリーズそのものの格を下げてしまっているのではなかろうかと考えてしまいました。

ゲームとしては非常に楽しめる作品ですので、そこが非常に残念でした。

藤井風
10

この風は、爽やかで優しい

1997年生まれ、岡山出身。2020年のメジャーデビュー以降、あっという間に音楽シーンの中心に立つ存在となったのが藤井風だ。
幼少期から様々な音楽に触れてきた彼は、中学時代にピアノ弾き語りによるカバー動画を多数YouTubeにアップしていた。その頃から覗かせていた才能の片鱗が、2020年に発表した「何なんw」で爆発。心地よいビート感と岡山弁の入り混じった独特な歌詞、そして20代とは思えないほどハスキーな歌声で、多くの音楽ファンを驚愕させた。
NHKのドキュメンタリーによると、本来ならデビュー以降は海外での活動を予定していたという藤井風。しかしコロナ禍によりそれは叶わず。それでも本人は特に悲観的にはならなかったそうだ。
そして同年5月にリリースされたファーストアルバム『HELP EVER HURT NEVER』は、彼の評価を決定づける一作となる。「常に助け、決して傷つけない」という彼のフィロソフィーが、未曾有の事態に巻き込まれ、混乱と欺瞞に満ちた私たちの心を、風のように優しく撫でてくれたのだ。
2021年は3作の配信シングルをリリースし、9月には日産スタジアムで無観客ライブを行った藤井風。彼の歌は、この時代に鳴るべくして鳴っている。