go-1116208342257938364289@go-1116208342257938364289

go-1116208342257938364289
go-1116208342257938364289
@go-1116208342257938364289
4 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
go-1116208342257938364289

go-1116208342257938364289のレビュー・評価・感想

オズの魔法使い
10

スーパー前向きな女の子の物語

家で10回は観ました。
ルビーの靴、黄色いレンガの道、エメラルドの建物といった綺麗な色合い、明るく愉快な曲、キャラクターたちの表情の豊かさ、もう何度観ても飽きないです。
特に主人公のドロシーはとってもキュートですね。見惚れてしまいます。
西の魔女の、どこからどうみても意地悪そうな顔もなんだか憎めなくて好きです。

カカシ、ブリキ、ライオンも愛すべきキャラクターたちで観ていて癒されます。
特に臆病すぎるライオンは何度観ても笑ってしまいます。

何度も観てしまう一番大きな理由は、ドロシーがとっても前向きな女の子で応援してあげたくなるからだと思います。
「ダメで元々だもの」と明るくケロッと清々しく話す姿はずっと私の頭に残っています。
弱い男子3人を連れているのが可愛い女の子、という構図も笑ってしまうのですが、リーダーってこうあるべきだよなと思います。
どんな困難があろうとも最後までネガティブにならず諦めない姿は観る人に大きな感動を与えます。

子ども向けの映画なのかもしれませんが、しっかり大人にも響くものがあります。
何かにトライする時「ダメで元々だもの」という言葉を毎回思い出します。

名曲ばかりでもあるのでまだ観ていない人はぜひご覧ください。

GODZILLA 星を喰う者
3

SFアニメ映画感想。

2017年からスタートした特撮映画の金字塔「ゴジラ」のアニメ映画化3部作の最終作を飾る作品で、2018年に公開されました。

主なあらすじは前作「決戦!起動増殖都市」におけるゴジラ・アースとの決戦でゴジラ・アースを倒す唯一の手段を失ったハルオ達だったが、その一方でハルオの理解者だったメトフィエスは秘めたるある計画を実行に移そうとして…というもので、前作のエンドロール後でも煽っていた「ギドラ」(所謂キングギドラではなく無印のギドラと呼ばれる)の登場が最大のウリとなっています。
が、前回のメカゴジラシティ同様、これが特に賛否両論の多い部分になるのですが、本作のギドラは別の次元から呼び寄せられた実態のない半神的存在として描かれ、特徴的な胴体や巨大な翼をなく、長い首が3本蛇のように出現するのみに留まっているため、またしても「コレジャナイ」感しか感じられない印象になってしまい、私自身も「ギドラはもっと品がある感じなのになぁ…」っと肩透かしになりました。

また、全編通しても台詞量がやたら多く、最大のアピールポイントになりそうなゴジラVSギドラの戦いもさほど盛り上がらず、ハルオとメトフィエスの問答の方が多い印象があり、声優さんのファンならまだいいかもしれませんが、個人的にもあまり感情移入しづらい主人公像なのであまり共感しにくく、最後までゴジラでやる必然性をあまり感じさせない内容になったのは残念でした。

BEASTARS / ビースターズ
8

生まれながらの差異をどのように受け止めるのか

動物を擬人化した物語。草食獣と肉食獣の対立が、高校という舞台で繰り広げられる。常に死と隣り合わせだが、堂々と肉食獣を非難できる草食獣。一方で、強い力を持つが、肉食という本能を押さえ込まれ、肩身の狭い生活を強いられる肉食獣。生まれながらの個性に振り回されなければならない世界。そんな理不尽な世界の中で、自分の生きる意味をなんとか見つけようともがく高校生たちの心の描写に引き込まれる。ハイイロオオカミである主人公のレゴシは、肉食獣の力を否定しようともがく。しかし、本能をそう簡単に捨てられるはずもない。矛盾を抱え苦しむうちに、自分の考えが本能から来るものなのか、それとも理性から来るものなのか、区別できなくなっていってしまう。それでも、自分のやりたいこと、出来ることをなんとか見つけ出して前に進み続けるその姿に、勇気を貰う人も多いのではないだろうか。誰もが一度は経験した、自分に対するコンプレックスや、自分が何者かわからないという葛藤を、上手く表現した作品になっている。生まれながらの差異による差別や生きづらさをどのように受け止め、乗り越えていくべきなのか。多種多様な動物を用いることで、この問いに対する様々な答えを示してくれる作品である。