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go-1099450417251216022686のレビュー・評価・感想

TELL ME hideと見た景色
8

映画『TELL ME ~hideと見た景色~』

2022年公開の映画。実の弟で"キング・オブ・素人"と呼ぶマネージャーから見たhideの映画です。
X JAPANのギタリストで解散後hide with Spread Beaverとして大活躍し絶大な人気を誇る中突然の訃報。自殺説も流れたが不慮の事故で収束された。
弟だけあって、幼少期からの生活やhideの基礎を作ったであろう周りの環境が垣間見られる。僕らが知るhideの活躍から訃報までと訃報からの周囲の反応。
生前hideがやりたかったCDを出す。ライブツアーを行う。たったこれだけの事を実現するために命懸けで挑む弟や仲間やスタッフの苦悩が描かれている。
流れが出来だすと今度は中傷誹謗の嵐で総ての作業が出来なくなる。「亡くなった人をそっとしといて欲しい。亡くなった人を食い物にするのか。」そういった壁をいくつも乗り越えてCDの発売やライブツアーができる様になっていくまでのストーリーは見ていて感動的です。
そうして最後は圧巻のライブパフォーマンス。受け入れてもらえるか分からない主役のいないライブ。過去映像と現在演奏との融合で実現したライブ会場で最初は黙ってみていた観客も徐々に盛り上がりを見せる。亡くなった息子のライブへの観戦を頑なに拒んでいた両親も訪れた頃にはライブ会場はヒートアップ。そしてライブ最後に代表曲「TELL ME」で締めくくった。

センセイ君主
8

ポップで元気をもらえる学園ラブコメディ(実写映画レビュー)

原作は「別冊マーガレット」で連載されていた、幸田もも子の人気コミックである。
恋に恋している主人公あゆはは、彼氏をゲットするべく日々奮闘するが、どれもこれも空回り。
そんな中、赴任してきた冷静沈着なイケメン教師を好きになり猛アタックするが…あゆはの恋の行方はどうなる!?という内容だ。
主人公あゆはを演じた浜辺美波さんの演技が、とてもチャーミングで振り切ったバカさ加減もあり、ラブコメならではで面白い。
一方イケメン教師を演じた竹内涼真さんはめちゃくちゃクールで、まっすぐ気持ちを伝えてくる主人公を全く相手にしていない感じがまたカッコいい。
主人公の友達(川栄李奈さん)もキャラが濃かったり、主人公に思いを寄せる幼馴染、恋のライバルも出現と、
少女コミックには欠かせない人物も登場してくる。
話のテンポもよくて、王道な少女コミックの内容を楽しみたい方には、とてもおすすめの作品だ。
そしてイケメン教師の仕草に、主人公と一緒にキュンキュンしながら楽しむことが出来る映画だろう。
原作を読んでいなくても十分楽しめるので、是非この映画を見て、主人公と一緒に笑ってキュンキュンして頂きたい。
そして見た後には、きっと元気をもらえることだろう。

藤井風
10

藤井風の魅力

「きらり」がロングヒットした藤井風さん。
ピアノもノールックで弾き語り。
長身イケメン、ダンスもできて英語も話せる。
一見クールな人かと思いきや、一人称は「わし」
しゃべると岡山弁でかわいらしい。

「いったいこの人何モノ!?」と思った人も多いはず。
そんな藤井風さんにいついてご紹介します。

藤井風さんは岡山出身。
3歳のころからピアノを始めました。
喫茶店の2階にある電子ピアノで、父親が教えてくれたそうです。
英語を教えてくれたのも父。偉大な存在ですね。

藤井風さんが有名になったのはYouTube動画がきっかけです。
初めてあげた動画は2010年1月1日、小6の冬。
父親が撮影したピアノを弾く姿でした。
昭和歌謡、J-pop、アニソン、洋楽など
あらゆるジャンルをピアノ1本でアレンジしカバーしています。
動画の本数は100本以上!
どの動画もクオリティーが高い作品です。

藤井風さんにとって大きな出会いはマイケルジャクソンの音楽です。
「無駄な曲は一切作りたくない」というのが藤井風さんのポリシー。
自分が自信を持って誇れるものだけを世に出しています。
だから、どの曲もカッコよくて心に刺さる曲ばかりなのすね。

2021年8月15日、日産スタジアム。
藤井風さんは、7万人を収容する会場で一人で弾き語りライブを行いました。
しかもこのライブはYouTubeで無料生配信されたのです。
誰もやったことのない試みを、藤井風さんは成功させました。
その動画はYouTubeで無料で配信されています。

これからどんな作品を届けてくれるのか楽しみです。

ボクたちはみんな大人になれなかった
9

20年前に想像した大人になれているだろうか

作家・燃え殻のデビュー作の映画化です。

2020年、46歳。さえない大人になった主人公がFacebookで大好きだった元カノを発見。
彼女の投稿記事を眺め「普通じゃん」と呟く主人公。

時系列が少しずつ過去に遡って行く構成のため、最初は少し戸惑いました。
このシーンの意味はなに?
今のセリフってどういう意味?
自分が何か見逃したのかな?
と疑問ばかりで、ちょっとついていけない映画かも…という思いも頭をよぎりました。
ところが、時代を遡っていくうちに平成の世界観に引き込まれて行きます。
新宿のゲイバー、渋谷のWAVEやタワレコ、原宿のラフォーレ。
景色が当時のままで懐かしさと同時に映像のリアルさに驚きがありました。
連絡手段も、スマホからガラケー、ポケベル、公衆電話と時の流れを感じます。
人間関係も多様で、仕事仲間との絆、婚約者との別れ、ミステリアスな女の子との恋、そして初めて付き合った大好きな彼女。
主人公の人生が紐解かれて伏線を回収するように、先に出てきたシーンやセリフの意味も繋がって行きます。
純情で多感な青年時代があり、様々な経験をしながら社会や現実と折り合いをつけ、大人に…なれなかった主人公。
いつの時代も、なんだか現状に納得できない主人公のもどかしさを感じます。

森山未來の演技力が素晴らしかったです。
46歳の疲れた中年から、働き盛りの30代、そして素朴な20歳の男の子へ、全く違和感なく演じ分けられています。
大好きだった彼女を演じた伊藤沙莉も魅力的でした。
カルチャー通で個性的、普通を嫌った彼女とラブホテルの星空の部屋で過ごした時間は、それは刺激的で20年以上経っても忘れられないだろう…と思えます。
最後の森山未來の全力疾走に切なさを感じ涙が止まりませんでした。