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go-1057691399687735358225のレビュー・評価・感想

米津玄師 / Kenshi Yonezu / ハチ
10

数々の作品の楽曲を手がける努力の人

米津玄師は、数々の映画や作品の楽曲を手がけているまさに天才のような存在です。
自分で作った楽曲を歌っている米津玄師がメジャーデビューする前、初音ミクなどを使ったニコニコ動画に、自分で作曲した曲を世に出していました。頭に残るだけではなく、時には切なく、あるときには笑ってしまうような数々の作品は、何度でもまた聴きたくなるすばらしい曲ばかりです。
米津玄師としてデビューする前、「ハチ」という名前で2枚ほど出しているCDを手に取って聴いても、「後悔は絶対ない」と自信を持って言える曲ばかりです。知らなかったことを後悔するほど、「聴いてよかった」と思うと同時に、好きなこと、ファンであることに誇りが持てるでしょう。
歌や作曲のほか、うまいことで知られている絵をCDのジャケットに描いたことがあるうえ、可愛らしいもの、物悲しさを感じるものまで、多くの絵がオフィシャルサイトにあります。
淡々と考えが書かれているブログを読むと、天才ではなく、いろいろなことに悩み、考え、時には立ち止まりながら生きていることがわかります。
米津玄師を知れば知るほど、作り出す音の深みを感じられるようになるでしょう。これからどんな曲が聴けるのか、楽しみで仕方ありません。

加藤ミリヤ / Miliyah Kato
9

Miliyahという人

皆さんは加藤ミリヤという人物をご存じでしょうか?
2004年頃にメジャーデビューし、その頃と現在では、全くの別人と言っていいほどの見た目の変化を果たしています。

デビュー1年後である2005年頃の「ディアロンリーガール」といういじめをテーマとしたシリアスなシングルをリリース。この曲で現役女子高校生の間では、浜崎あゆみや倖田來未など既に有名アーティストと並ぶ程に、知らない人はいないカリスマ的存在になっていきました。

その後恋愛をテーマとした歌でシングル曲を出せはカラオケで歌われるようになり、「Aitai」や「ByeBye」などは、彼女の歌が好きな人からするときっと定番ソングでしょう。
清水翔太との「Love Forever」は、カラオケのデュエットソングとして定番ソングになっています。

ミュージックビデオや曲調など、どんどん新しいものを取り入れて、いろんな方とコラボを果たしている彼女。
失恋ソング、恋愛ソングを数多く輩出し、女性の心をくすぐる何かを歌として発信し続けてきました。

女子高校生の共感の歌を歌っていた彼女も、現在は母になり、女子高生の心情から大人の女性の歌へと変化していきます。仕事にも彼女自身にも、加藤ミリヤはストイックに追い求める人です。今まで素直な歌詞で胸に刺さる言葉を紡ぎだしてきた彼女が、今後世の中に伝えたい事は何でしょうか?

そんな彼女の伝えたい事を想像しながら新しい作品を待ってみるのも楽しいのかもしれませんね。

ミステリと言う勿れ / Do not say mystery
7

『ミステリと言う勿れ』について

田村由美さんが描いたミステリーの漫画です。
主人公で大学生の九能整くん。基本的には1人ぼっちで大人しそうなのに、すごく細かい事に気がついて、気になってしまう。好奇心が旺盛といえばそうなのだが、少しお節介ですぐに首を突っ込んでしまい事件に巻き込まれていく。
ある日、自宅で大好きなカレーを煮込んでいたら、警察に容疑者として連れて行かれてしまう。天然パーマがよく似合い、とってもおしゃべりな男性。
彼が見ている世界はとても平等だ。普通は被害者の立場になりやすいのだが、彼は加害者の立場になっても物事を考える。彼にしか見えない、気づくことのできない些細な人々の行動や言動。毎回事件に巻き込まれてしまうのが残念だが、彼自身の魅力はとても良く伝わってくる。彼は人が好きなんだということも物語の端々から伝わってくる。
個人的には、彼の様な自分の固定観念に偏ってしまわない、そんな考え方ができるようになりたいと思ってしまう。
整くんに沢山の加害者たちが救われていく様は、新しく不思議であり面白い。彼の言葉がとても響いてくる作品だと思う。2021年1月には、フジテレビの月9でドラマ化されていて、主役は菅田将暉さんである。

ニュー・シネマ・パラダイス
9

30代から40代の人におススメです

今でも思い出すとウルウルしてしまいます。
トトとアルフレードの年齢を超えた友情と師弟関係、そしてエレナとの出会い。
初めて見たのは25年前、ちょうど自分が二十歳くらいの時でしたが、全てが人生の縮図のように見えて、嗚咽するほど泣きはらしてしまいました。
少年時代の興味とは死ぬまで忘れないのでしょう、映画館での出来事がなければトトの人生はまた違ったものになっていたかも。
特に終盤でアルフレードが青年トトに言った、「若いのだから外に出て道を探せ、村にいてはいけない、そして帰ってきてはいけない」、「人生とは困難なものだ」こんなとこにいて人生を終わらせてはいけない、実家で甘えるんじゃない、二度と帰ってこないつもりで家を出ろ!」と自分に言われたようでした。
こういう人物に幼少期から青年期まで育てて貰ったことはトトが羨ましくも思ったものです。
その後徴兵され、除隊後に故郷に戻った際のニューシネマパラダイスの閉館、エレナとの別離、アルフレードの進言によってそして上京(上ローマ?)映画監督としての成功。
「成功して良かったなあトト!」、とは思うもののアルフレードの訃報で故郷に戻るトト、どうぞご覧あれ。
この映画は仕事に行き詰った時、仕事辞めたいとか思っているときに見るとパワーを貰えると思います。

美少年探偵団
8

全てが美しいミステリー

■設定
舞台となるのは、指輪学園中等部。
その美術室を部室とする、「美少年探偵団」が本作の主人公たち。
語り手は、ある事件をきっかけに〝男装〟して、彼らと行動を共にすることとなった瞳島眉美。

美少年探偵団の規則は3つ
1.美しくあること
2.少年であること
3.探偵であること

■本作の魅力
○まずキャラが濃いです。
美「学」にこだわる双頭院学、美「声」の咲口長広、美「脚」の足利飆太などなど……とにかく何かしらの美が特徴的な人が沢山登場します。

○美しい謎と美しい答え
探偵団が遭遇する、数々の謎もまた美しいんです。例えば「少女がありし日に見た、星が何だったのか」だったり、「部室の屋根裏に隠されていた、奇妙な絵」だったりと、ドキドキする謎が目白押し。そして謎解きの答えも美しい。更に解決にまで到る、彼らの言葉の掛け合い。少し大袈裟な程で、さながらミュージカルのようです。

■最後に
原作者の西尾維新先生は、『化物語』『終物語』などラノベチックなキャラ・舞台で、人気を博した作家。
しかし、メフィスト賞を受賞したデビュー作『クビキリサイクル』は本格ミステリーであり、本作品の原点と言っていいでしょう。

美しいキャラ、謎、解決。正に「美」づくしの本作。かなりおすすめです^^