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30代から40代の人におススメです
今でも思い出すとウルウルしてしまいます。
トトとアルフレードの年齢を超えた友情と師弟関係、そしてエレナとの出会い。
初めて見たのは25年前、ちょうど自分が二十歳くらいの時でしたが、全てが人生の縮図のように見えて、嗚咽するほど泣きはらしてしまいました。
少年時代の興味とは死ぬまで忘れないのでしょう、映画館での出来事がなければトトの人生はまた違ったものになっていたかも。
特に終盤でアルフレードが青年トトに言った、「若いのだから外に出て道を探せ、村にいてはいけない、そして帰ってきてはいけない」、「人生とは困難なものだ」こんなとこにいて人生を終わらせてはいけない、実家で甘えるんじゃない、二度と帰ってこないつもりで家を出ろ!」と自分に言われたようでした。
こういう人物に幼少期から青年期まで育てて貰ったことはトトが羨ましくも思ったものです。
その後徴兵され、除隊後に故郷に戻った際のニューシネマパラダイスの閉館、エレナとの別離、アルフレードの進言によってそして上京(上ローマ?)映画監督としての成功。
「成功して良かったなあトト!」、とは思うもののアルフレードの訃報で故郷に戻るトト、どうぞご覧あれ。
この映画は仕事に行き詰った時、仕事辞めたいとか思っているときに見るとパワーを貰えると思います。