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ezohuri35のレビュー・評価・感想

プリパラ
9

プリパラを知る者、すべからくアイドルの資格あり!

女の子なら一度は憧れるアイドル。
どこからか送られる、プリチケと呼ばれる入場チケットを使ってプリズムストーンショップの入場口からプリパラチェンジした女の子たちは自分の理想のアイドルに変身し夢の場所・プリパラタウンで素敵なコーデを試したり、美味しいスイーツを食べたり、そしてアイドルとしてライブを行いたくさんのいいね!を貰う事でアイドルランクを上げてプリパラアイドルの最高位、「神アイドル」を目指します。
普段は引っ込み思案な小学五年生、真中らぁらの元に届いたプリチケが引き合わせた、みれぃ&そふぃ。
そして同じプリパラアイドルのシオン、ドロシー、レオナのライバルチームとの切磋琢磨と日常のドタバタ。
果たしてらぁらは神アイドルになれるのでしょうか?
毎回繰り広げられるプリパラライブは美麗なCGによって描かれモーションキャプチャーを用いたダンスは新曲ごとに進化。
ソロ、デュオを経て三人チームのそれぞれ異なる動きをきちんと描いており、また曲の途中に入る衣装カラーの変化(コーデチェンジ)は年々派手やかに変わり視聴者の目を奪います。
また複数のチームがいいねを競い合いグランプリを取る事で得られる特別なコーデには秘めた力があり、物語終盤で大きな鍵として使われることも。
第二シーズンではらぁらたちは進級して新たなプリパラアイドルを迎えます。
悪魔と天使のコンビアイドル・アロマゲドン、南欧パルプスの少女ふわり、そしてアイドルの本場プリパリでトップアイドルとして君臨し俳優としても活躍するひびき。
強烈な個性の美術教師・あじみ。
らぁらたちのグループであるソラミスマイルとシオン・ドロシー・レオナのドレッシング=パフェはこの新たなライバルとの対決に打ち勝つことが出来るのでしょうか。
更に第三シーズンでは突然らぁらの元に空から降ってきた謎の赤ん坊・ジュルルのお世話とプリパラアイドルの二足のわらじで大忙し。
ライブではいいねが最高潮に達するとステージが上昇し女神のステージへ。
そこでもらえる特別なコーデとは?はたして女神ジュリィとジュルルの関係とは?
生活の全て、ケンカや仲直りから学校生活までプリパラライブへのきっかけであり問題の解決だったりするプリパラ。見たくなりませんか?

ミッドナイトスワン
9

マイノリティやあらゆる世界を深く考えさせられました

予告を拝見し、決して明るくコミカルな作品ではないけれど、なぜか心ひきつけるものがあり、その正体は何なのか確かめたくて鑑賞しました。もともとバレエを習っていたこともあり、バレエに関連している映画は好きでよく見ています。一果役の服部さんがもともとバレリーナであるため、踊りのシーンは期待して観ました。草彅剛が演じるトランスジェンダーで社会や家族、すべての孤独と生きる凪沙と母親から育児放棄をされ、親戚の凪沙のもとに来る服部樹咲演じる一果。最初はお互いが疎ましく、心を閉ざしている二人ですが、一果が学校帰り、小さなバレエ教室を見つけ、少女としても一人の人間としても成長し才能を開花させていく。そんな一果を見てお互いの孤独を共有しつつも母親としての愛情が目覚めていく凪沙の物語。二人がかわす言葉は少ないけれど、少しづつ信頼を深めていく様はなぜか切なく清らかで胸が熱くなりました。随所で見られる一果の踊りのシーンは繊細で美しく期待していた通り素晴らしかったです。最後の結末は優しさの中に寂しさが温かさがありいろんな気持ちが乱れあう不思議な感覚になりました。たくさんのシーンとともに音楽がずっと頭から離れない余韻が悲しく残る映画だなと思いました。劇中の音楽も映画の内容を邪魔せず、ノスタルジックな雰囲気を作り出していてとても印象深かったです。どちらに感情移入するかで映画の中の二人の心の変化に考えさせられたり、あの時こうだったら最後は変わったんじゃないかと思い巡らせたり、何度も見たくなるそんな映画でした。

シカゴ / CHICAGO
10

「ミュージカル映画は流行らない」というジンクスを覆した名作

「ミュージカル映画は流行らない」というジンクスが映画界には存在していました。
しかし、そのジンクスを覆したのが、2002年に公開された映画「シカゴ」。
なんと、この映画ゴールデングローブ賞、アカデミー賞作品賞を含む数々の賞を受賞した大ヒット作となりました。
殺人を犯した女性が極刑を免れ、殺人者という立場を逆手にとって有名人にのし上がっていく作品。
監督の「吹き替えを使用したくない」という意向から、メインキャストであるキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、レニー・ゼルヴィガー、リチャード・ギアに、数カ月前からダンスや歌のトレーニングを受けさせました。演者自らがパフォーマンスをするミュージカルシーンもこの映画の魅力の一つです。
また、急に歌いだすからミュージカル映画は苦手という人にもぜひおすすめしたい。
その理由は、この映画では、ミュージカルシーンと本筋に、明確な線引きがされているからです。
その方法は、レネー・ゼルヴィガー演じる主人公ロキシー・ハートの目のアップが映るとミュージカルシーンに移行するというもの。
この映画、ロキシー・ハートの妄想がミュージカルシーンとして描かれています。目のアップから妄想に映るという手法で、いきなり歌いだすという部分を無くしてあります。なので苦手意識のある人にもぜひ見て欲しいです。
さらに、演者本人が踊っているダンスも豪華で迫力があり、見ていて高揚感に包まれます。
人を殺したのに極刑にはなりたくない、さらには有名になりたいという女性たちの、華麗でずる賢い裁判シーンもまた面白いです。
でも、個人的にこの映画の魅力は、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの美しさとセクシーさだと思います。
容姿について言葉で説明するのは難しいのでぜひ一度見て欲しい。
私はこの映画のキャサリン・ゼタ・ジョーンズは世界で一番美しいと思っています。
黒髪ボブで真っ赤な口紅が本当に似合う。あんな女性を妻にしているのに、浮気をした男性は殺されても仕方がないんじゃないかな。