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chiroru2のレビュー・評価・感想

今日から俺は!!
9

笑えるヤンキー漫画ってご存知ですか?

「今日から俺は!!」という名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
それもそのはず2018年に賀来賢人さん、伊藤健太郎さん主演で実写ドラマ化されたからです。

舞台は千葉県のとある高校で、昔からのつっぱりではなく、いわゆる高校デビューつっぱりです。
ただ賀来さん演じる三橋や伊藤さん演じる伊藤は持ち前の運動神経で次々と名を馳せていきます。
と、ここまではいわゆるよくあるヤンキー漫画です。ただ今日から俺は!!が他のヤンキー漫画と一線を画すのは、何といっても思わず笑えてしまうポイントが多いところです!

「えっそこで!?」
「そんな返しあり!?」
と読者の予想をいい意味で裏切り続けてくれる漫画です。
そしてそこにヤンキー漫画王道の喧嘩のシーンもあり、正しかったり正しくなかったりする理由で喧嘩する2人には思わず応援したくなる魅力があります!
面白さやかっこよさを兼ね備えた2人をつい目で追って虜になってしまいます!(私もその一人です…)
また漫画の中で下ネタも少ないので、下ネタが苦手な方でも安心して読み進めることができます!
きっと1巻を読み終わるころには2巻を手に取り読み始めていること間違いなしです!

笑いあり(笑いすぎて)涙あり、そしてかっこよさもありな2人が見られる「今日から俺は!!」を一度読んでみませんか?

蝶々夫人
9

オペラシネマは迫力満点

最近、オペラに関心が出てきたことがきっかけでこの作品を見ました。
大画面・大音量でみて迫力満点な点に強く惹かれています。
クラシックに関心が出てきたのは十年以上前なのですが、オペラだけはちょっと苦手意識がありました。ですが、その朗々とした歌いっぷりがよく思えてきて、年を取るとともにオペラに惹かれています。
オペラシネマは、オペラを出演者の表情もくっきりと大画面で観ることができ、高音質大音量で堪能できます。
その中でも、今回紹介するのは、オペラの世界で代表作の一つ、「蝶々夫人」です。

時は幕末頃で、舞台は長崎。まだうら若い芸子、蝶々という子がいました。アメリカからの商船の船長に見初められ結婚の祝宴があげられますが、船長は一時のお遊びのつもりでした。蝶々夫人は船長との約束をしっかりと信じています。
二人は結ばれますが、それからすぐに船長はアメリカに帰っていきます。蝶々夫人は子供を身ごもり息子が生まれます。
息子と二人で船長が帰ってくることを信じて待ち続けます。
やがて年月が立ち船長は長崎に戻ってきますが、彼はアメリカで正式にふさわしい令嬢と結婚していました。自分が去った後に息子が生まれていたことを知った船長は息子を引き取ろうとします。
蝶々夫人は迷い考えた挙句、息子を引き渡すことを決意します。
しかし、そのあと蝶々夫人のとった行動とは…。
ストーリー展開は劇的です。演出の良さもあってグイグイと惹きつけられます。劇的なストーリー展開を出演者たちが朗々と劇的に謳いあげます。
オペラのよさ、感動的な部分を体感できる素晴らしい作品です。

スカート(バンド) / Skirt(バンド)
9

懐かしくて新しい音楽

スカートというバンドは、澤部渡さんのソロプロジェクトです。インディーズ時代から高い音楽性で評価を得ていましたが、箱根駅伝での缶ビールのCMに起用されてから、かなり話題になり始めました。CDのジャケットもデザイン性が高く、ノスタルジックで、30代以上の人たちには直撃するのではないでしょうか。澤部さんはお世辞にもルックスが良いとは言えず、ずんぐりむっくりとしているのですが、その体格のお陰もあってか、非常に透明感のある声質をしています。メロディも穏やかで優しく、どことなくスピッツの雰囲気と、いくつかの渋谷系をミックスした感じの聞きやすさを持っています。ポップソングを徹底的に研究したという音楽性は、3分程度の曲が多く、聞きやすい構成をしている点にも表れています。「遠い春」などの代表曲は、アレンジも非常に凝っていて、ソロプロジェクトとは思えません。文学性の高い歌詞も魅力的で、青春の寂しさを描かせて謳わせたら今のシーンで右に出る歌手はいないと思います。近年では国民的アニメ「ドラえもん」の音楽制作にも携わっていて、今後の日本のミュージックシーンを支えていくであろうことが分かります。これからの音楽を知るうえで欠かせないアーティストです。