蝶々夫人

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蝶々夫人
9

オペラシネマは迫力満点

最近、オペラに関心が出てきたことがきっかけでこの作品を見ました。
大画面・大音量でみて迫力満点な点に強く惹かれています。
クラシックに関心が出てきたのは十年以上前なのですが、オペラだけはちょっと苦手意識がありました。ですが、その朗々とした歌いっぷりがよく思えてきて、年を取るとともにオペラに惹かれています。
オペラシネマは、オペラを出演者の表情もくっきりと大画面で観ることができ、高音質大音量で堪能できます。
その中でも、今回紹介するのは、オペラの世界で代表作の一つ、「蝶々夫人」です。

時は幕末頃で、舞台は長崎。まだうら若い芸子、蝶々という子がいました。アメリカからの商船の船長に見初められ結婚の祝宴があげられますが、船長は一時のお遊びのつもりでした。蝶々夫人は船長との約束をしっかりと信じています。
二人は結ばれますが、それからすぐに船長はアメリカに帰っていきます。蝶々夫人は子供を身ごもり息子が生まれます。
息子と二人で船長が帰ってくることを信じて待ち続けます。
やがて年月が立ち船長は長崎に戻ってきますが、彼はアメリカで正式にふさわしい令嬢と結婚していました。自分が去った後に息子が生まれていたことを知った船長は息子を引き取ろうとします。
蝶々夫人は迷い考えた挙句、息子を引き渡すことを決意します。
しかし、そのあと蝶々夫人のとった行動とは…。
ストーリー展開は劇的です。演出の良さもあってグイグイと惹きつけられます。劇的なストーリー展開を出演者たちが朗々と劇的に謳いあげます。
オペラのよさ、感動的な部分を体感できる素晴らしい作品です。