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bubuduke10775のレビュー・評価・感想

Chinozo / チノゾー
9

【引き籠り絶対ジャスティス】時代が産んだ天才ボカロP【Chinozo】

引きこもり!狂い咲け!となんとも時代に合ったフレーズで大ブレイクしているボカロP、Chinozoを皆さんはご存知でしょうか?
「グッバイ宣言」で今や破竹の勢いで突き進むChinozoさん。
Chinozoさんは関西出身でボカロP、音楽プロデューサーとして活動しておられます。2018年にボカロPとして活動を開始し、翌年2019年にはボカロ音楽プロジェクトにて優勝。2020年に「グッバイ宣言」を発表しYouTubeでは自身初となる1000万回再生を達成しております。つまり!活動開始からわずか2年という短い年月で大ブレイク曲を世にはなっております。
元ギタリスト、バンドマンであったという事もあり疾走感あふれる素晴らしいロックサウンドの楽曲が多いと感じます。
最近の流行に敏感な若者たちに向けたメッセージ性の強い歌詞、振り付け付きのMVなど流行る要素しか見当たりません。
分かりやすい振り付けが付いていることでTikTokでの楽曲ランキングも常に首位をキープされております。
セルフカバー動画も上げておられ素敵な歌声も披露されております。なんと多才な事か…。
これからのVOCALOID界をChinozoさんはどのように動かしていくのか、これからの活動に期待が高まります。

ワルキューレ(マクロスΔ) / Walküre
10

アニソンの枠も突破した「ワルキューレ」の魅力。

アニメ『マクロスΔ』に登場する、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」。アニメやアニソンの枠のみではなく、アーティストとしても中毒性の高い曲が多い彼女達の魅力について紹介していきます!

まず「ワルキューレ」の概要ですが、歌手と声優ら合計5名のユニットです。メンバーは「JUNNA」「鈴木みのり」「安野希世乃」「西田望見」「東山奈央」の豪華メンバー5人で編成されています。
メンバーがそれぞれソロで歌手活動も行っているため、全員歌唱レベルは高く、特にメインボーカルJUNNAさんの特徴のある声量と歌唱力が曲に迫力を持たせています。
しかし、JUNNAさんだけでなく、共にメインボーカルを務める鈴木みのりさん、安野希世乃さんのハモリや西田、東山さんの可愛い声、5人それぞれで役割があり曲を盛り上げるのがワルキューレの特徴です!

そして彼女たちの曲ですが、アニソン・挿入歌とは思えないレベルで1曲1曲がカッコイイ、中毒性が高い事が大きな魅力です。
代表曲をいくつか挙げると
扇情的な曲調、歌詞のある「いけないボーダーライン」
OP曲かつ刺激的なサウンドの多い「1度だけの恋なら」
難易度の高い5人のハーモニーがくせになる「絶対零度θノヴァティック」
等が有名ですが、どの曲もサビの激しさやカッコよさが凄いし、最後のサビでもう1段階盛り上げてくれるので中毒性が高い。

この中毒性ですが、彼女たちの歌唱力だけでなく、携わっている作詞・作曲者が豪華な事も1つの要因です。
SMAPの「ダイナマイト」や「SHAKE」を作曲したコモリタミノルさん、Kinki Kidsの「Misty」や「カナシミブルー」を作曲した堂島孝平さん。J-POPに有名な曲を提供した方々が作曲した曲なので、アニソンだけでなくJ-POPも好きな方々に刺さりやすい曲になっています!

アニメ放送終了後もライブや新曲をリリースし、アニメの枠から飛び出て活動するワルキューレ。5人の息の合った歌唱とカッコイイ曲調にハマれると思うので、是非皆様も聴いてみてはいかがでしょうか?

ワンダーウーマン 1984 / Wonder Woman 1984 / WW84
9

女性目線でできたスーパーヒーロー像が新しい

マーベルスタジオの成功以来、ハリウッド映画はヒーローたちに「征服」されてしまった感がありますが、日本人にとって「男の子向き」のものである同ジャンルも、海外の方が作ると多様性のフィールドになりえることが窺えます。本作もそんな作品の一つです。通常悪者を倒すシーンは、剣やビーム砲、必殺技のオンパレードで、最後は大爆発…なんてオチが日本の戦隊モノなんかだと定番(古い?)でしょうが、本作では主人公であるダイアナプリンスは一度も剣を振るいません(ちなみに前作では剣を振るって悪者をボコボコにしてましたので、今作はあえて武器を使うシーンを排除した気がします)。代わって戦いの場面で使うのは、相手を物理的に傷つけず、捕縛する機能しかもたない(原作や前作だとその他機能をもっていることが分かるんですが)光る縄だけ。ラスボスとの最終決戦でも相手の心に訴え、人々の善意を呼び起こし、悪に陥るしか選択のなかったヴィランを救済して世界は救われる…そんな内容でした。作品全体を通して、恋人を想う心や、弱者への優しさ、大切なものを喪失した人を慈しむ気持ち、世相を憂う心情などが溢れていて、見終わった後は気持ちがとても暖かくなりました。監督であるパティ・ジェンキンスさんは「女性」監督のジャンルにカテゴライズされ、男性と同じステージで評価されない配給会社の姿勢に一時抗議を示していたそうなのですが、母性を源泉とする優しさはやはり女性ならではで、男性が持ちにくいものですから、そういった個性は平等の概念とは別の次元で残って欲しいなと思いました。