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asapon11106のレビュー・評価・感想

L'Arc~en~Ciel / L'Arc〜en〜Ciel / ラルク アン シエル / L'Arc-en-Ciel
10

虹のような変化を楽しむモンスターバンド、ラルクアンシエル!

ラルクアンシエルは、ご存知hyde,ken,tetsu,yukihiroの4人で構成されるロックバンドです。今年で30周年を迎え、安定の人気を誇るバンドです。その30年の間、ラルクは変わり続けました。その名の「虹」に相応しく、様々な色を持ち、いい意味でファンを裏切り続けるラルク。メジャーデビューの1994年から、その歴史を振り返ります。
94年、「眠りによせて」でデビューしますが、ここから型破りは始まっていました。なんとビデオクリップを発売したのです。CDでのデビューはBlurry Eyesで、そこからシングルはVivid Colors、夏の憂鬱、風にきえないでと続き、今でもこの4曲は爽快感のある美しい曲なのにどこか儚げ、とファンの間でも人気です。特にその後96年にリリースされたflowerは、今でもライブで演奏されると盛り上がり、そしてしっとり聴ける曲。切ない恋を花に例えて歌う、愛らしいハーモニカの旋律が魅力です。
その後98年に新しいドラマーyukihiroを迎え新体制になってから、一皮むけたラルクの変化をファンは目の当たりにします。自分たちのバンド名である「虹」というシングルで完全復活。その翌年98年、1日に3枚の「HONEY」「花葬」「浸食〜lose control〜」のシングルをリリース。秋には2週連続でシングルをリリース。翌年にはアルバム2枚同日リリース、と勢いは止まりません。特に98年のHONEYや99年のHEAVEN'S DRIVEは、hyde作詞作曲で未だに人気の高いロックチューン。わかりやすくサビで大盛り上がりするこの2曲は、ライブでも暴れられる人気曲です。
ラルクの魅力と言えば、曲もさることながら、全員が作詞作曲できるというところにもあります。基本的にはhydeが作詞しますが、その繊細で煌びやか、時には攻撃的でエロティックな世界観を存分に歌詞に織り込んでくれます。作曲で言うと、98年のsnow dropはまさにtetsuのポップな世界観が凝縮されています。浸食や花葬はまさにダークでディープなken節といったところ。yukihiroは後述しますが、実に独創性の高い音楽を聴かせてくれます。
さて、2000年を迎えた頃から、ラルクの人気はいよいようなぎ登りとなり、2000年の「NEO UNIVERSE」のような美しく繊細な曲も、04年の「瞳の住人」のような切ないバラードも、05年の「Killing Me」のような十八番のロックチューンも、とにかく雑食!なんでもござれ!なんでも得意!と言わんばかりにファンに提供し、飽きさせないバンドとしてその魅力を存分に伝え続けてきました。そして08年、yukihiro作曲の「DRINK IT DOWN」が発売。音程が激しく上下するこの曲は、hydeしか歌えないのでは、と思う人気曲です。職人と呼ばれるyukihiroが緻密な計算で作ったこの曲も、名曲として名高いです。その後、2010年にはまるでディズニーのような煌びやかで華やかなクリスマスを歌う「Hurry Xmas」をリリース。今でもクリスマスの時期にはよく流れ、また冬のライブで必ず歌われる曲でもあります。
この20年だけでも、ラルクはじつに多彩な色を音楽で見せてくれました。残りの10年から今現在にかけては、ぜひあなたの目と耳でその色を味わってください。きっと、1色や2色や3色ではおさまらない、カラフルな魅力の虜になるでしょう。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け / Star Wars: The Rise of Skywalker / SW9
8

前作までの伏線が回収されてスッキリ

スターウォーズの最新の3部作の完結編です。前作までに主人公のレイはスカイウォーカー家などのジェダイの血筋を引いていないのになんでこんなに強いフォースを操れるのが疑問が残っていましたが、皇帝パルパティーンの孫だったという衝撃の事実が明らかになったのでストンと腑に落ちました。
レイのライトセーバーの扱い方も、怒りに身を任せた突きメインで、ライトサイドのジェダイの系統の洗練された扱い方ではなかったので、やはりダークサイドすれすれの能力を秘めていたのだと考えればいろいろ納得がいきました。
カイロ・レンがライトサイドに戻るであろうことは公開前から想像できていましたが、レイアが命と引き換えにメッセージを送りそれが最終的にカイロ・レンの改心に繋がったのは感動的でした。
レイアもまたルークと同様にジェダイの修行をしていて、息子をライトサイドに戻すためにそのフォースを全て使い果たして息絶えるというのは衝撃でしたがやっぱりいろいろと伏線があったので納得できました。
レイア役の女優キャリー・フィッシャーが既に亡くなっているのにアーカイブ映像でここまで違和感なくできるんだというのも驚きだし、ルーク、レイア、ハン・ソロといったオリジナルキャラの存在なくしてやっぱりスターウォーズは終われないよなと妙に納得しました。
最終的に皇帝を倒すシーンもすかっとするしスターウォーズ好きなら必見でしょう。