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acgbentendo5のレビュー・評価・感想

魔界塔士 Sa・Ga / The Final Fantasy Legend
10

スクウェア(現スクウェア・エニックス)初のミリオン作品。これがいきもののサガか

今年で30周年になるSa・Gaシリーズの原点にして頂点のゲームボーイの作品です。
後に登場するロマンシングサガ3作があまりにも有名になってしまってる為に「ロマンシングサガシリーズ」と勘違いされやすい程ですがこちらが原点です。
今までのRPGの概念からいい意味で逸脱したシステムをふんだんに盛り込まれています。
アイテムを使ってステータスを上げる“にんげん”。
概念が無く、戦闘終了後にステータスがあがったり、能力を覚えたりするエスパー。
モンスターからお肉を食べることでが様々なキャラに変身しながら強くなるモンスター。
これらの3つの種族から最大4人まで選んで冒険するのですが、一度クリアしてもまた違う種族でやってみよう等の遊びも出来るので中々に楽しめます。
このゲームは基本セリフにエッジが効いててそれも楽しめる要素です。
例え女の子でも「オレ」、店主ですら「なんの ようだ!」といった具合です。
あと、このゲームは裏技やバグが多いのですがその中の一つ、チェーンソーでラスボスが一撃で倒せるのはあまりにも有名。後に公式にしてしまう所も好感持てます(真面目に戦うと本当に強いです)。
このゲームは神の作った世界なのですが、要所に考えさせるシーンも結構あり、特にシェルターの所で子供に食料を与えて先に親が死んだという手紙の内容は本当に悲しくなります。
塔の脱落者が記載されている所もあったりしますが、それすらも神の手の上で転がされていると衝撃を最後の最後にプレイヤーが知ることになります。
それは「自分たちが楽園目指して必死に登って来たのは神の遊びにつき合わされただけ」という…戦闘システムだけでなく、ストーリーも考えさせられる内容なのでそういう意味でも1回だけでは遊びつくせないんじゃないかなって思います。
そういえばこのゲームに登場する武器は一般的なものから近代兵器、はたまた核爆弾や波動砲等の物騒なものまでバラエティに富んでます。

アホガール
9

アホガールのレビュー

この作品はギャグコメディでとにかく面白い。主な登場人物は花畑よしこ、阿久津あくるである。さらに彼らの家族、同級生なども出てくる。タイトルにもあるように、花畑よしこはかなりアホである。アホすぎて阿久津にいつも殴られているが、アホなので全く通じない。そのせいで阿久津は勉強に集中できず、とても困っている。この作品の魅力は、読んでいて元気が出るというか気持ちが楽になるという点である。花畑よしこは勉強などは全くできないのだが、とても明るくポジティブに生きていく。その様子を見ていると、自分が悩んでいることが馬鹿らしくなってくる。なので、嫌なことがあった時に読むと良いと思う。もう一つの魅力は、キャラクターがかなり個性であることだ。花畑よしこの同級生である隅野は、あまり目立つような生徒ではないが優しくよしこのムチャ振りにもついつい答えてしまいます。よしこに甘いため、阿久津に呆れられることもあるほどです。よしこの母もかなり個性的です。自分の娘がアホであることが分かっているので、阿久津の嫁にするためにいろいろな手段を使います。時にはかなり強引な方法も使います。その必死さが少し悲しいのですが、たくましすぎる姿に思わず笑ってしまいます。