スクウェア(現スクウェア・エニックス)初のミリオン作品。これがいきもののサガか
今年で30周年になるSa・Gaシリーズの原点にして頂点のゲームボーイの作品です。
後に登場するロマンシングサガ3作があまりにも有名になってしまってる為に「ロマンシングサガシリーズ」と勘違いされやすい程ですがこちらが原点です。
今までのRPGの概念からいい意味で逸脱したシステムをふんだんに盛り込まれています。
アイテムを使ってステータスを上げる“にんげん”。
概念が無く、戦闘終了後にステータスがあがったり、能力を覚えたりするエスパー。
モンスターからお肉を食べることでが様々なキャラに変身しながら強くなるモンスター。
これらの3つの種族から最大4人まで選んで冒険するのですが、一度クリアしてもまた違う種族でやってみよう等の遊びも出来るので中々に楽しめます。
このゲームは基本セリフにエッジが効いててそれも楽しめる要素です。
例え女の子でも「オレ」、店主ですら「なんの ようだ!」といった具合です。
あと、このゲームは裏技やバグが多いのですがその中の一つ、チェーンソーでラスボスが一撃で倒せるのはあまりにも有名。後に公式にしてしまう所も好感持てます(真面目に戦うと本当に強いです)。
このゲームは神の作った世界なのですが、要所に考えさせるシーンも結構あり、特にシェルターの所で子供に食料を与えて先に親が死んだという手紙の内容は本当に悲しくなります。
塔の脱落者が記載されている所もあったりしますが、それすらも神の手の上で転がされていると衝撃を最後の最後にプレイヤーが知ることになります。
それは「自分たちが楽園目指して必死に登って来たのは神の遊びにつき合わされただけ」という…戦闘システムだけでなく、ストーリーも考えさせられる内容なのでそういう意味でも1回だけでは遊びつくせないんじゃないかなって思います。
そういえばこのゲームに登場する武器は一般的なものから近代兵器、はたまた核爆弾や波動砲等の物騒なものまでバラエティに富んでます。