アホガール

アホガールのレビュー・評価・感想

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アホガール
9

アホガールのレビュー

この作品はギャグコメディでとにかく面白い。主な登場人物は花畑よしこ、阿久津あくるである。さらに彼らの家族、同級生なども出てくる。タイトルにもあるように、花畑よしこはかなりアホである。アホすぎて阿久津にいつも殴られているが、アホなので全く通じない。そのせいで阿久津は勉強に集中できず、とても困っている。この作品の魅力は、読んでいて元気が出るというか気持ちが楽になるという点である。花畑よしこは勉強などは全くできないのだが、とても明るくポジティブに生きていく。その様子を見ていると、自分が悩んでいることが馬鹿らしくなってくる。なので、嫌なことがあった時に読むと良いと思う。もう一つの魅力は、キャラクターがかなり個性であることだ。花畑よしこの同級生である隅野は、あまり目立つような生徒ではないが優しくよしこのムチャ振りにもついつい答えてしまいます。よしこに甘いため、阿久津に呆れられることもあるほどです。よしこの母もかなり個性的です。自分の娘がアホであることが分かっているので、阿久津の嫁にするためにいろいろな手段を使います。時にはかなり強引な方法も使います。その必死さが少し悲しいのですが、たくましすぎる姿に思わず笑ってしまいます。