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a-take5のレビュー・評価・感想

28日後...
7

走るゾンビの元祖。でも従来のゾンビ映画とは決定的な違いが。

ゾンビのイメージと言えば、ゲーム『BIO HAZARD』などにも見られるように基本的にはノロノロフラフラと歩いている姿を想像すると思います。
そして体中の肉が腐り、生きた人間の肉を求めて彷徨う姿が一般的です。

映画『28日後…』では、そんなゾンビの常識を覆した走るゾンビの姿を拝むことができます。
今でこそ『ゾンビランド』や『ワールドウォーZ』、アジアでも『新感染』や『アイアムアヒーロー』などゾンビパニック映画では走ったり跳んだりアグレッシヴな姿は珍しくありません。
しかし本映画ではゾンビと言うよりもむしろ「自我を失い凶暴化するウイルスにかかった人たち」なので一口にゾンビと言ってしまってよいのか悩んでしまうほど斬新で新鮮な設定です。

従来のゾンビの様にすでに死んでいて彷徨い続けるのではなく、ただ自我を失っているだけなので何日も人肉にありつけていない感染者はもちろん餓死してしまいます。
つまり感染が爆発しても感染者たちが勝手に餓死してくれるまで持ちこたえることができれば、感染から逃げ切ることができます。
大抵のゾンビ映画はなんとか生存者が脱出して安全圏まで行けば、ワクチンなどが開発されて終焉…ということが多いのですが、感染者たちの餓死を待って徐々に人々が生活を取り戻していくという設定が続編『28週後…』に繋がるので次回作まで見越した素晴らしい脚本と言えるでしょう。

バイオハザード ダムネーション / Resident Evil: Damnation
10

クォリティの高いアクションシーン

今作の舞台となる東スラブ共和国。貧民層の市民と富裕層の政府軍の対立が続き、紛争中の中、化け物を見たという奇妙な噂が広まりアメリカ合衆国エージェントであるレオン・S・ケネディはもしかしたら生物兵器が使われている可能性があると確信し、休暇を返上して任務のため現地に向かうがお取り込み中に突然、アメリカ政府から任務中止の命令が出た。それでもなにかと理由をつけて続けようとするレオンは本当の真実を探りに奥へ深く進んでいくのであります。
見所としては特にガンマニアには嬉しいガンハンドリング技術で独自に改良したAKアサルトライフルの弾倉交換をする姿はまさに主人公レオンならではのかっこよさでした。
咄嗟にサイトで照準を合わせながら化け物が潜んでいる空間は立ち向かう姿、大統領との格闘戦、タイラントとの決闘、定番ではあるとは言え、歳になってもかっこよく戦うレオンの姿に乾杯です!
バディがリッカーを操り婚約者を死に至らせた大統領とその軍隊に復讐する際の葛藤とそれに向き合うレオンとのやりとりは感動しました。
レオンは化け物と戦うだけでなく、心まで化け物になりかけていたバディを説得し、新たな道へ切り拓かせようとする会話が名シーンだと思います!

銀魂 / Gintama
9

最高に笑えて感動する作品。

基本的には江戸を舞台に"元祖目の死んでいる主人公"の銀時、絶滅危機にある戦闘部族の星から来た女の子の神楽、地味だけど好青年の新八によって繰り広げられるドタバタコメディです。ガンダムやマリオなどをはじめとした様々なパロディ、勝手なコラボがあり(笑)下ネタもちょいちょいありのどこまでも自由なアニメだと思います。ギャグセンスが非常に高く何度も何度も腹筋が死にそうになりました(笑)。しかし、銀魂の見どころはシリアス回での主人公たちのかっこよさです。普段のギャグ回でヘラヘラしている主人公たちがシリアス回になった途端、仲間を救うために敵と戦う姿は惚れ惚れします。

ちなみに原作はマンガですが、以前には小栗旬、菅田将暉、橋本環奈をはじめとした豪華なキャスト陣によって映画実写化もされました。基本的にアニメの実写化は低評価で終わることが多いですが、この実写化はキャラクターの再現度も高く成功しているという声が多いのでそちらもぜひチェックしてほしいです。

このアニメは何度も何度も終わる終わる詐欺をしてきましたが、ついに原作の方も終わりを迎え2021年のアニメ映画化によって最後を飾ろうとしているので、この際にぜひ見てほしいアニメです。

社畜と少女の1800日
9

ラスト感動します。

当初は暇つぶしにと思い、おすすめで出てきた電子書籍で見始めました。
初めはエッチな内容ばかりではないのかと思っていたのですが、ストーリー構成がしっかりしており、ドラマチックでハートフルな内容になっておりました。社畜中年と少女のエッチな物語ではありません。
内容としては、毎日仕事ばかりしている中年男性のもとに、学生時代の同級生の女の子が突然現れ、しばらく一緒に暮らすことになるという物語です。
当初は一緒に暮らすことに困っていた社畜中年男性ですが、少女を「俺がきちんと育てて嫁に出してあげる」という思いにまで変わります。
ところが、血の通っていない男と女の子のため、通報され警察沙汰にまで発展してしまうという場面もあります。しかし、社畜中年と少女の周りの人たちによって、また一緒に暮らすことができるようになります。
少女が成長するにつれ、少女は社畜中年に好意をもちますが、「それは困る」と断る社畜中年。
ようやく少女が自立できるような年ごろになった時、社畜の中年男性が命にかかわる病気を患ってしまいます。
ラストシーンには涙が止まりませんでした。
読んで損はないと思います。2020年に最終回となり、今年2021年1月よりスピンオフとしてその後の生活を現在掲載中です。

SUPER BEAVER / スーパービーバー
10

ライブハウスが原点のバンド

以前から好きだったバンドのメンバーと仲良しなバンド、ということで興味を持った『SUPER BEAVER』。
見た目はめちゃめちゃかっこいいわけでもなく、独特な雰囲気の4人。
行く予定のフェスに彼らが出るから、予習するためになんとなくアルバムを借りてみたのが好きになったきっかけです。
どの曲もまっすぐな歌詞で、すっと入ってきて、グッとくる忘れられないフレーズがあったりして、生で聴くのがとっても楽しみでした。
そして、フェス当日。
間近で見て、聴いて、衝撃を受けました。
今までたくさんライブに行ってきたけど、CDとライブがこんなに印象の違うアーティストは初めてで、勝手に涙が出ました。
最後に歌った『ありがとう』という曲が忘れられません。
MCも死ぬほど心に響くし、綺麗事じゃない真っ直ぐな言葉が心臓に刺さって震えました。
人気が出てきてもライブハウスでのライブを大切にしてくれるところがまた素敵で、なんとも言えない距離感が大好きです。
どんどんメディアに進出してきて、知名度も上がってきてるけど、いつまでもライブハウスに会いに来てくれる彼らでいてほしいなと思います。
ホントは人気が出過ぎることが寂しいなと思ってしまいますが、愛に溢れた曲達をぜひたくさんの人に聴いてもらいたいです。