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YoshimuTi-mas4のレビュー・評価・感想

映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!
9

昔話とファンタジー、拡張現実の融合

『ヒーリングっど♥プリキュア』待望の単体映画ですが、やはりコロナウイルスの影響は避けられず、公開日が秋から初春にずれ込み一部の描写に違和感があります。例えば背景の紅葉の景色などが顕著です。
が、しかしストーリーは非常に練られた内容で、今作のゲストであるかぐやと義理の母親サレナの関係性とキュアグレース・のどかとその母やすことの対比や、現実の東京を舞台に最先端のARを更に拡張したような「ゆめアール」に、「高度な科学は魔法と見分けがつかない」を思わせる不思議な世界を見せられます。
また、今作ではそれまでプリキュアの応援に使われていた「ミラクルライト」の代わりに配られた「ゆめペンダント」に願いを込める方法で声を出さずに応援する形を取っています。これもコロナウイルス対策であり、新しい応援スタイルの模索での答えの一つかと思います。
また、新しい試みとしてスマホアプリによる副音声ドラマの同時再生を行い、本編で若干説明不足に感じたプリキュア5の客演の経緯とヒーリングっど♥プリキュアとの関わり、後半でプリキュア5が敵に捕まっていた理由などが独立したストーリーとしてスマホのイヤホン越しに流れるという画期的な構成を見せました。
ただし、これはあくまで一度本編を観た上で使用すべき内容であり、初見の状態では情報が渋滞してしまい却って混乱してしまう恐れがあります。
Blu-ray等で初めて見る際はまず本編を通常通り再生し、その後副音声を再生して鑑賞する事をお薦めします。

進撃の巨人 / Attack on Titan
9

「進撃の巨人」

『進撃の巨人』とは諫山創先生のデビュー作で人間対巨人の戦いを描いた作品です。
この作品の中の人々は高さ50mを超える壁に四方を囲まれる街で暮らしています。
その人々が壁の中で暮らしている理由は壁の外にいる巨人に殺されない(喰われないため)です。
しかしこの作品の主人公であるエレンは幼い頃から、俺は調査兵団に入りたいと言い壁の中だけで一生を過ごすことを否定しました。
調査兵団とは壁外に遠征し壁外の情報を得るという役割を果たす集団です。壁外に出るということは人を襲う巨人に遭遇する可能性が高くとても危ない職業です。
そのエレンの思いを知った幼馴染のミカサはエレンの両親にエレンが調査兵団に入りたいと伝えます。
そうすると母のカルラは猛反対します。カルラは壁の外でどれだけの人類が死んだと思っているの!? とエレンに言いました。
一方父のグリシャは人の探究心は言われて抑えられるものではないとエレンを肯定しました。
そう言いグリシャは「内地」に診療に行きました。グリシャは医者をしています。
「内地」と書きましたがこの作品では身分が高いほど壁の内側に行けるというようになっていて壁は何重にもなっています。エレン達が住むのは1番外側のウォールマリアのシガンシナ区というところです。
両親とのやり取りが終わった後エレンとミカサは近所の子供達にいじめられていたアルミンを助けます。
アルミンもエレンと同様壁の外に興味があり壁内だけで過ごすことを否定していました。
3人で話しているといきなり50mを超える壁の上から巨人が現れます。
その巨人に壁は破壊されシガンシナ区は巨人に蹂躙されます。
エレンとミカサは急いで母のカルラのいる家に向かいました。しかし壁の岩が家に落ちカルラは下敷きになり動けませんでした。
エレンとミカサは懸命に岩をどかそうとしますが動きません。
そうしていると巨人がカルラを掴みエレン達の目の前で喰いました。エレンとミカサは駐屯兵のハンネスに抱えられなんとか逃げ切りました。
エレンは絶望しました。
シガンシナの人々は船に乗り内地に逃げ込みました。船に乗り落ち着いたところでエレンは決心します。
「巨人を1匹残らず駆逐する」と、ここまでが初めに描かれる内容です。
『進撃の巨人』は伏線がとても多い作品です。前文にある内容にもいくつか伏線があります。
壁の中にしか人類は存在しないの? とか巨人の正体って何? とか色々疑問が当時読んでいた自分には湧き上がりました。
考察しながら見るのも面白いと思います。
この作品は話が進んでいけばいくほど面白くなっていくと私は思います。
最後の回にかけては衝撃のラッシュでした。読む人によって感じることや思うことが違ってくるのもこの作品の良さだとおもいます。
ある考察者さんが「この物語において、正しい人間などいません。正しくあろうとした人間がいただけです。」と言っていました。この一文が『進撃の巨人』』を簡潔に表していると納得しました。
本当に素晴らしい作品です
この作品に出会えてよかったと思います。

SHOAH ショア
9

凄惨な欧州現代史を長尺のドキュメンタリーで淡々と語った大作『SHOAH ショア』

『SHOAH ショア』は1985年に公開された、ホロコースト(ヘブライ語で「ショア」)に関するフランスのドキュメンタリー映画で、監督はクロード・ランズマン。
映画の本編は9時間を超す長尺で、また製作には11年間も費やしました。
ランズマンは絶滅収容所を含めたポーランド各地の大虐殺の現場を訪問しつつ、生存者、傍観者、迫害者にインタビューを行なっています。
1985年4月にパリで公開されるや、批評家から賛否の評価を受け、また複数の優れた映画賞を受賞しました。
たとえば、ニューヨーク市批評家賞( 最優秀ノンフィクション映画)やBAFTA賞(最優秀ドキュメンタリー)がそれらに含まれます。
シモーヌ・ド・ボーヴォワールは「恐るべき傑作」と本作を絶賛し、ドキュメンタリー製作者マルセル・オフュールス(数年後に『ホテルテルミュニス』でアカデミー賞を受賞する)は、「かつて製作刺された中で最も偉大な、現代史に関するドキュメンタリーである」と呼びました。
『SHOAH ショア』は1985年10月にニューヨークで特別公開され、1987年には4夜にわたってPBSによって米国内でテレビ放映されました。
映画は4部構成で、ヘウムノ絶滅収容所(ここではドイツ側によってユダヤ人を殺害するために移動ガス自動車が初使用された)、トレブレンカとアウシュビッツ-ビルケナウの死の収容所、ワルシャワゲットー、生存者、傍観者、迫害者の証言が取り上げられました。

第八ジェット戦闘機隊
8

朝鮮戦争時の感動的な航空戦秘話を明かす戦争映画!

『第8ジェット戦闘機隊』は1954年に公開された朝鮮戦争に関わる劇映画で、出演はヴァン・ジョンソン、ウォルター・ピジョン、キーナン・ウィン、監督はアンドリュー・マートンが務めました。脚本は米国海軍大佐ハリー・A・バーンズが執筆しました。バーンズ大佐は雑誌『サタデー・イヴニング・ポスト』に記事「盲目パイロットの事例」を執筆したことがあります。『サタデー』誌の記事は朝鮮戦争下での米海軍パイロットの話題を扱っており、戦闘で負傷して一時的に盲目になった海軍パイロットを無線で誘導して無事に空母に着艦させた、あるパイロットの物語が展開されています。また、『第8ジェット戦闘機隊』は『サタデー』誌に掲載されたジェームズ・A・ミチェナーの「朝鮮の忘れられた英雄たち」にも触発されています。映画音楽はミクロス・ロッツァによって作曲されました。
朝鮮戦争終結直後に公開されたせいで、『第8ジェット戦闘機隊』は一般大衆と批評家の両方に航空戦の実写ものとして受け止められました。『ニューヨークタイムズ』紙の映画評は「昨日全世界で公開された『第8ジェット戦闘機隊』は第二次大戦時のカッコいい実写映画のようなタイトルで、空母の英雄譚の後継の物語であることが明らかになった。朝鮮戦争下での空母艦載機と軍人の感動的なストーリーである」という高い評価を掲げています。