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Rei-Sho11185

Rei-Sho11185のレビュー・評価・感想

Half time Old / ハーフ・タイム・オールド
8

感情の爆発。心の代弁者。

auのCMソングをやり一躍注目を集めた名古屋出身の4Pバンド。
half time oldの一番の魅力は日々ストレスを感じ、鬱憤のたまった私たちの気持ちを代弁する歌詞。
ボーカル鬼頭大晴が綴る歌詞は今のままでいい・誰も悪くないといわんばかりの甘やかしと、変化を求めない恥ずかしさや自分の弱さを感じる厳しさを同時に感じることができる。
鬼頭大晴が自分に向けたその歌詞に多くの人が背中を押されるだろう。
また誰もが、共感をし鍵をかけてしまった感情を癒す力がある。
歌詞から感じられるのはそれだけではなく4人のロックに対する愛。
half time old の曲の一つに『愛してる』という曲がある。一見ラブソングかと思うこの曲は彼らが大好きなロックミュージックに向けて歌っている。
愛込めて作られた楽曲ひとつひとつはまさに四人の彼女のようだ。

また4人の魅力はこれだけじゃない。歌詞を心に刺しにいくメロディーライン。
一度聴いたら口ずさめるほど耳に残るのに、実際に歌おうとするとできないhalf time oldらしい抑揚は一度聞くと離れられない。
ボーカルの鼻にかかった力強くも儚いあの声や、重たさがあるのに自然に体が動いてしまうサウンドに皆が魅了されるだろう。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン / Violet Evergarden
8

愛してる。その意味をあなたは答えられますか?

2018年1月〜4月にアニメで放送され、2019年9月にスピンオフ映画、更に2020年9月に映画が公開されている。
元軍人で幼い頃から戦場で"武器"同然として過ごしていた主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンが終戦後、軍人時代の知り合いから「自動手記人形」と呼ばれる手紙の代筆屋で働くことになる。彼女は、戦場で大切な人を失ってしまった過去がある。それは上司である、ギルベルト少佐。

死に際に彼が自身へ向けて"愛してる"と、最期に残した。

彼女はその意味が分からずに、彼を看取った。

このアニメは作品の序盤の方で物語の主題である、「愛してるの意味が知りたい」という主人公のヴァイオレットのある意味ゴールが決まっており、その感情、意味を知っていく過程を楽しむことに主機を置いている。

基本的に1話から2話で完結し、依頼主の元へ手紙の代筆の為に出張し、リクエストに応じて手紙を書いていく。ヴァイオレットの周りの人との関係の変化や彼女自身が人の感情に触れ、変化していくことはあるが、依頼主の元へ行き手紙を書くという流れは同じである。

「自動手記人形」自身が依頼主の思いを聞き、それを自分の感情として落とし込み手紙を書くことで感情がダイレクトに伝わってくるため、少なからず視聴している側の心も動かされる描写が多い。また人の感情、時代背景の設定とて主人公が元軍人で両腕共に義腕、戦争というワードで重い、痛々しいなと感じる描写が出てくるので苦手な人はいるかもしれない。
本腰を入れてストーリーを楽しみたい人向けの作品であると感じた。

ただ、涙脆い私は物語中盤以降は毎話のように涙で画面が見えなくなることが多々ありました。

鬼滅の刃 / Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba
10

大正明治の時代背景好きな方には必見!女子の心をつかむ登場キャラクターも多数登場します!

主人公は山奥に家族と暮らす男の子。
ある日を境に家族を失い、唯一残された妹を守りながら戦いに身を投じていくストーリーです。
妹の身に起きてしまった怪異を治すため、また、家族を奪った仇を打つため、主人公の一途でまっすぐな性格がうまく表現されています。
また、マジメなパートとクスっと笑えるような表現や掛け合いもあるため、次から次へと変化するストーリに、見ていてとても楽しいです。
早いストーリー展開ですが主人公が出会う人、倒さなければいけない相手のバックボーンもきちんと描かれており、それを理解して見ていくことでさらに主人公を応援したくなる気持ちにさせられます。
個人的に好きなとこですが、時代背景も大正時代の描写になっていて、来ている衣服や場所など、現代とは違った世界観です。
この作品に影響を受けて、若者がコスプレや髪の色を真似をする人が急増しているとのことですが、それくらいキャラクターに愛着が沸いてしまう作品だと思います。
自分の推しキャラを見つけるのもいいかもしれません。
悲しさ、笑い、バトル、マジメ、ほのぼの、それらが詰まっているので一話一話があっという間に過ぎてしまいます。
何度見返しても楽しめる作品です!

ジェニーハイ
10

【異色バンド】ゲスの極み川谷絵音率いる新ユニット「ジェニーハイ」一度聞くと必ずはまる実力派バンド!

一時期世間を騒がせた「ゲスの極み乙女」「indigo la End」の2つのグループのプロデュース兼ボーカルを務める川谷絵音が3つ目のバンドが始動。

プロデュース兼ギターを務める川谷絵音。世界で活躍する「tricot」のボーカル中嶋イッキュウ。作曲家、ピアニストの新垣隆。
ベースを務めるのはお笑い芸人「野性爆弾」のくっきー。そして「コヤブソニック」などお笑い以外でも活躍しているこのバンドの発足者小藪千豊。

一見異色に思われるメンバーだが、なんといっても川谷絵音がつくりだす一度聴いたら忘れない楽曲。
メンバーの自己紹介を曲にした「ジェニーハイ」。ピアニスト新垣隆が世間に知られることとなったゴーストライター問題を曲に織り交ぜた「ゴーストライター」
など、聞く前から興味をそそられるタイトル、独特の曲調や歌詞。
またミュージックビデオでもメンバー全員でダンスをしたり、曲と曲とで実は物語が繋がっていたりなど、魅力がとても多い。

そしてジェニーハイの曲を聴いていて1番衝撃を受けたのがピアニスト新垣隆の存在感が凄い。
全体の音楽を壊すことなく、しかし存在感のある演奏。新垣隆のソロのピアノを聞いてみたいと思わせるほどの演奏に、心を打たれます。

異色に見えるメンバーだが、演奏が始まれば誰かが変に目立つことなくバランスのとれたグループ「ジェニーハイ」。
騙されたと思ってぜひ一度聞いてみていただきたい。

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
10

スライムなのに主人公

転生したらスライムだった件という作品ですが、主人公三上悟が日本で通り魔に刺されて亡くなり異世界に転生してスライムになり、そのスライムが色々な魔物などから知識を学びスキルを手にして成長していく物語です。

そもそもスライムというのは基本的に異世界ファンタジーの話では最弱のモンスターとしてどの作品でも書かれることが多く、今まで異世界ものの作品であまり描かれることのないスライムを題材とした作品がどのようにストーリーを展開していくのかを楽しむ作品になっているといます。

この物語は人族、ゴブリン、オーガ、ドワーフ、エルフ、ドラゴン、オークなど多種多様な種族が登場してきてストーリーを盛り上げてくれます。特に衝撃的だったのがアニメの一期9話から14話までの物語でこの間だけでストーリーが大きく変化します。9話で里を滅ぼされたと勘違いしたオーガ達がスライムのいる村に攻め込んできて、10話でその勘違いに築き、実はオークの仕業、さらにその後ろにも黒幕がいることが分かりそのオーク達を倒すために手を組んで、14話でオークを倒しさらにそのオークも仲間となる。という物語の進み方で、話の展開が早いにもかかわらず中身が濃くわかりやすい内容になっています。本のシリーズ累計2700万部を超える大ヒット作品なのでとてもお勧めの作品です。