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Pato_poti1212r3のレビュー・評価・感想

バーレスク / Burlesque
10

最高の歌とダンスを楽しむなら、映画「バーレスク」

バーレスク・ラウンジ そこはセクシーなダンサー達がゴージャスなショーを繰り広げる大人のためのクラブ。田舎から歌手を目指してロスに来た主人公アリ(クリスティーナアギレラ)は、ふと入ったバーレスクで自分の理想のショーに出会い、経営者でありバーレスクの唯一の歌手テス(シェール)に頼み込みアルバイトを始める。
ひとりのダンサーとして舞台に立つアリはやがて、歌唱力の才能が花開き突出したダンスのスキルも合わせてその名が広まりバーレスクも大盛況。しかし、もともと経営が困難であった事とアリを引き抜こうとする事業家が現れたことで、バーレスクは存続の危機に。そしてアリの恋の行方は。。
ストーリーは王道のサクセスストーリーですが、キャストのシェールとアギレラの歌唱力にまず圧倒されます。冒頭の田舎のパブでアギレラがひとり歌う場面から映画が始まるのですが、もうこのシーンで引き込まれます。そしてバーレスクでのショーの数々が素晴らしい!セクシーでキュート、それでいてかっこいいダンスが何曲も見られ、さらにアギレラやシェールの歌声がそれを何倍にも昇華させており見応えが抜群。
ダンスもセクシーですがストーリー展開にも大人向けの要素が詰まってます。アリと三角関係になるマーカスやジャックとの恋の駆け引きは見ててドキドキしますし、周りのキャストの恋模様も様々な形で楽しませてくれます。
女性が好きなサクセスストーリーに加え、素敵な歌とダンスを存分に堪能出来る映画です。もちろん男性も見て心躍ること間違いなし!ぜひ観て頂きたいオススメの映画です。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
6

ピエロ2

前作が本当におもしろく、その続編ということで期待していたのですが、イマイチでしたね。長いし…もうちょっと内容をギュッと詰めてほしかった。
前作の27年後の話になるので、ルーザーズも皆大人になっていて、そこが最初の見どころかな。一番変わったのはぽっちゃり系だったベン。イケメンになってるし。ガッカリだったのはリッチー。皆大人になっても子供のときのキャラというかイメージは残していたが、リッチーはそれが感じられなかったですね。
ペニーワイズ誕生の秘密がわかるとジャケットに書いてあったのですが、確かにわかりはしたんですが、イマイチわかりづらかった。わかってもそんなに「ヘ~、ナルホド」とはならなかったです。
ルーザーズとペニーワイズの絡みのシーンでも、一人一人の話をするので、長く感じ飽きてきますね。しかも皆大人になってる分、ピエロにそこまで驚くかなとちょっと滑稽に見えました。最後の方のでかくなったペニーワイズとの戦闘シーンなんかは特にそう感じました。
正直この映画は作らない方がよかったんじゃないかと思ったんですが、ただ同窓会みたいな感じでルーザーズがまた再会したり、過去の回想シーン(子供時代)なんかはこっちまで懐かしさを感じられてよかったと思います。

凶悪 / The Devil's Path
7

凶悪。人間の一番残酷な所業

人間の残酷な部分を「これでもか」とリアルに描いた映画です。

なんと、実際に起こった事件を題材にしています。観ていると吐き気を催すほどの嫌悪感を感じることがありますので、心の弱い方にはお勧めできませんが…。

人間の汚い部分をリアルに知りたいのであれば、絶対に観たほうが良いです。
終始汚いお金にまみれた、裏の世界を生きる人間たちのどす黒い欲望を如実に描いたある意味問題作だと思います。

保険金殺人事件は聞きなれた言葉だと思いますが、ここまで狡猾にかつ残酷なことを人間が行えるのか…。後味の悪さも癖になります。

ここから少し話の内容に触れます。

山田孝之演じる、冴えない雑誌記者のもとにとある死刑囚から手紙が届きます。
その内容は、
「自分は殺人事件で捕まったが事件の首謀者が他にもいる。そいつが捕まっていないのが納得できない。記事にして欲しい」
記者の上司は相手にするなと釘を刺すが…。

記者が会いにいくと、およそ人間の所業とは思えない、凄惨な事件を嬉々として語る麻薬中毒の死刑囚がそこに居ます。
その死刑囚の話から事件の全貌を探る取材が始まるのですが…。

事件の内容もさることながら、リリーフランキー演じる【先生】と言われる首謀者が本当にえげつないです。
会社の命令を無視して、家庭も顧みず、仕事もせずにそんな事件の取材にのめり込んでいく記者の姿にも言葉を失います。
ただの事件のノンフィクション映画というだけでなく、それを取り巻く人間模様や、事件とは無関係なはずの記者がどんどん引きずりこまれていく様は観ていてなんとも言えない気持ちになりました。

笑えないし、泣けない。けれど怖いもの見たさに観てしまう。そんなディープな映画です。