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FRTT023のレビュー・評価・感想

妖怪ウォッチ / Yo-kai Watch
10

日常に隠された不思議を解き明かす妖怪たちの物語

『妖怪ウォッチ』は、レベルファイブによって開発されたビデオゲームを始点に、漫画、アニメ、玩具など幅広いメディア展開を見せています。特に子供たちを中心に絶大な人気を誇っているのです。『妖怪ウォッチ』の魅力は、親しみやすいキャラクターデザインと、日常に潜む小さな不思議やトラブルを妖怪の仕業として描いたユーモラスなストーリーにあります。

物語の中心は、ある日、特別な時計「妖怪ウォッチ」を手に入れた普通の小学生。この時計を通じて、彼は人間の目には通常見えない妖怪たちを見ることができるようになります。妖怪ウォッチには、妖怪たちと友達になるための機能があり、主人公は多くの妖怪たちと出会い、友情を育んでいくのです。これらの妖怪たちは、人間界でさまざまないたずらや問題を引き起こしていることが多いですが、主人公と妖怪たちが協力することで、それらの問題を解決していくのが物語の基本的な流れです。

『妖怪ウォッチ』の妖怪たちは、日本の伝統的な妖怪を現代風にアレンジしたキャラクターから、作品オリジナルのものまで幅広いバリエーションを持っています。それぞれの妖怪にはユニークな性格や特技があり、子供たちにはそれを元にしたおもちゃやゲームが特に人気。漫画やアニメでは、これらの妖怪たちが織り成すエピソードごとのストーリーが、コミカルかつ心温まるメッセージを含んで描かれています。

『妖怪ウォッチ』は、ただのエンターテイメント作品としてではなく、友情や家族愛、コミュニケーションの大切さといったテーマを軽妙に、そして時には感動的に描くことで、多くのファンを魅了して止まない作品です。その世界観は、日常に隠された小さな「不思議」に気づかせ、視聴者に夢と想像の素晴らしさを教えてくれます。

オッドタクシー / ODDTAXI
10

こんなに先が気になる可愛い見た目のアニメはない

このアニメはテレビ東京の深夜に放送しているアニメで色々な伏線が張り巡らされています。ミステリーが大好きだという人は絶対にはまるアニメだと思います。
小戸川というトドの主人公がタクシードライバーをしているのですが、女子高生失踪事件が起きてその犯人かもしれないということで警察に目をつけられてしまいます。そこからこの物語が展開していくのですが最初のうちはわからないことばかりです。ですが物語が進んでいくうちに話がつながっていきます。キャラクターが全員揃った時にすごくいい知らない高揚感を感じることができるのは間違いありません。
この世界の特徴として一番気になる点といえば、町のみんなが動物の姿をしているということだと思います。ですがこのことについても何か謎が隠されているのではないかという話が出てくるので、見ていてどういう真実が隠されているのかとても楽しめる内容になっていると思います。主人公の小戸川を中心にたくさんの人々が絡み合っていくので考察しながら見ていくととても楽しめると感じます。話し中で落語家の人物が何度も入ってくるのですが、この人物が何か隠しているのではないかと思うのでその点についても注目しながら見ると面白いです。

aiko / アイコ
10

aikoって女の子らしい女の子のものだと思ってた…

aikoの曲を聞き出したのは高校の時。少し拗ねた高校生なので、可愛い恋をする女の子のものだと思っていました。大学生になり、友達に誘われたライブでaikoの魅力はここにあるなと感じました。
まずaikoはパブリックイメージというか、大勢の人が考えるように、恋する女の子の歌が多いです。「ボーイフレンド」や「カブトムシ」に代表される高音と切ない歌詞は多くの女性、男性の心を掴み、切なくさせます。しかし、ライブの時のaikoはそこに留まらず、平気で下ネタをぽろっと言ってしまったり、自分の近況をユーモアたっぷりに話したり、とても人間臭い人物像を感じることができます。冗談や内輪ネタも大好きで、ライブでは曲の合間にaikoに「なあ aiko 聞いて〜!」と話しかける人が後を絶たないほど。MCどころではありませんが、aikoはそれに毎回返事をしたり、進行を無視して話を聞いてくれるのです。まるでたまにしか会えない親戚のおねえちゃんのような気安さをもったアーティストはaiko 以外にいないのではないでしょうか。
もちろん、ライブの時に感じる魅力は人間性だけではありません。小柄なaiko のどこからそんなにパワーが生まれるのかと思うほど、歌って、跳ねて、弾いて、ステージの中を駆け回る姿は圧巻です。長くアーティスト人生を歩んでいるaiko だからこそ、ステージでのパフォーマンスは安定していて、それでいていつも迫力を感じます。
間違いなく周りを誘いたい、布教したいと思うライブのひとつです。