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給食が懐かしい！もう一度食べたい。
今回紹介するのは、市原隼人主演でTOKYOMXTVの深夜帯でやっていた『美味しい給食』です。このドラマは、給食が何よりも好きで、給食を食べるために教師になった市原隼人演じる甘利田幸男。1話ごとにメニューがあり、それを楽しみに食べる物語。
これだけ聞くと「？？？」かもしれないが、1回見るとハマってしまう。給食好きな生徒が、給食をリノベーションしては、様変わりのメニューを作り出してしまう。それを見るたびに肩を落として敗北感を味わう。その姿がいたたまれない。
給食までの時間の甘利田先生の楽しみ方、浮かれ方が見てて愛くるしい。「給食でこんなに楽しめるのか？」と感心してしまう。私も「学生時代、こーやって楽しめたら」と、見るたびに唇を噛み締めてしまう。
たまに出る甘利田先生の名言も心に染みる。人間の本質をついた真っ当な事を、ズバッと言いのける。これがまた気持ち良い。給食を食べる姿がテンポよくリズミカルで、軽やか。そして笑顔に癒やされる。
市原隼人の演技が一所懸命で生真面目さを出して、なんだか哀愁も感じてくる。給食版の『男はつらいよ』みたいな感じがする。
シーズン毎にマドンナも入れ替わり、そのへんもワタシ的には好きである。