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5weiji-0123のレビュー・評価・感想

キングスマン / Kingsman: The Secret Service
10

アクションシーンが迫力満点!

主人公はスタイリッシュで紳士的なインテリ系のイギリス人。アクションだけでなくユーモア抜群のスパイ映画です。
物語は人類再生を目論む米国IT長者VS英国テーラー秘密結社(キングスマン)の攻防。そこに主人公である若手新人スパイ「エグジー」の発掘と成長がメインとなる物語。映画ラストでのミッシヨンコンプリート時は一見残酷ではあるが、音楽とともに作り出されるド派手の演出がどこかポップでもあり美しいとも思える。
今回紹介した作品は2015年公開の1作目で、2作目は2018年公開、3作目は今年公開される予定。
アクションシーンはカメラが縦横無尽に動き回って撮影しているため、まるでワンカットのように見えるアクルバティックさが迫力満点。さらに紳士的なスパイ組織であるキングスマンの戦闘服はスーツ。戦闘アイテムもビジネスバッグが盾になったり、傘が銃になったりとまさに英国紳士。アクションシーンはハラハラドキドキ。ユーモアも含まれているためクスッと笑える。アクション映画が苦手な方でも見やすい作品であると感じた。
シーン展開、アクション、師弟愛と家族愛、脚本センス、全てにおいて満足できる作品となっているため多くの皆さんに楽しんで頂けると思う。

東京喰種トーキョーグール / Tokyo Ghoul
8

東京喰種の3つの魅力とは?

映画化もされ話題となったマンガ「東京喰種(トーキョーグール)」
どういった話なのでしょうか?「東京喰種(トーキョーグール)」の魅力を紹介したいと思います!

1、今の世の中にも通じる世界観

作品のタイトルにもなっている「喰種(グール)とは見た目が人間とは同じなのに人間を食べることでしか生きていけない種族のことです。

人間は自分たちを食べようとするグールの存在を恐れており、「CCG(喰種特別対策局)」と呼ばれるグールを殺す組織を作っています。

そのためグールは人々に紛れてほそぼそと生活しており、グールであることがバレると殺されるという理不尽な世の中になっています。

そんな世界観がどこか儚さを感じさせ、「生」や「死」について深く考えさせられる作品となっています。

今の世の中にも通じるものがあるのではないでしょうか?

2.人とグールの間の複雑な人間関係

グールは人を喰らう怪物です。
けれども人間と同じように心があり、家族がいて、人間と同じように生きています。

人間のことが好きで人間と共存することを望むグールがいる一方、人間に家族を殺されて、人間に恨みを持ち復讐を望むグールもいます。

この作品の主人公である「金木研(かねきけん)」は普通の人間なのですが、突然事故に会い、グールに変えられてしまいます。

金木研は人間の立場、グールの立場の両方に立てる人間として、グールと人間が共存できるように奮闘していきます。

一人ひとりに正義があり、思いがあり、考えがあります。
様々な葛藤が渦巻く中で戦う姿が、とても悲しくとても美しいです。

3.個性的な登場人物

鈴谷什造
幼少期をグールに育てられた人間です。
実力は申し分ないが、人を殺すことにためらいがなく、精神的に問題を抱えた中性的な少年です。
彼の上司である篠原から人間らしくあることを教えられ、変わっていく姿は、とても魅力的です。

永近英良(ヒデ)
主人公金木研の親友。
人の機微に気づく鋭い洞察力を持っており、主人公がグールになってしまったことに気づくも、決して表には出さず他言しない姿に二人の友情を感じさせます。
喰種となった事を「知ってた」と笑顔で受け止める姿は感動的です。

亜門鋼太郎
CCG本局所属の喰種捜査官
アカデミーを首席で卒業するほどの秀才でとても正義感が強いキャラクターです。
喰種被害者やその遺族を思い、悲しみや怒りを露わにすることも多い人物です。
人間に理解を示すグールと出会う中で後半の方ではグールに対して理解を示すようになる姿がとても魅力的です。

どうだったでしょうか?

どこか儚げで考えさせられるとても素晴らしい漫画です。
みなさんも一度読んでみてはいかがでしょうか?

XERA: Survival
5

PvP&PvE!新作バトロワ『XERA: Survival』アーリーアクセス開始!

5月25日より、PvPとPvEが混在したPCゲーム『XERA: Survival』がsteamで早期アクセスを開始しました。
大ヒットしたPUBGやApexと同じく、広大なフィールドの中でプレイヤー同士が生き残りを賭けて戦うバトルロイヤルシューターです。

本作は従来のバトルロイヤルに「サバイバル要素」と「PvE」という新しい要素をプラスし、王道でありながら今までにない遊び方ができる作品になっています。
舞台は2022年、自我に目覚めてしまった軍事用ロボットとの戦いが勃発し、それに伴い国家間でも資源の取り合いが発生。
プレイヤーはロボット兵と戦いながら、他の国家の兵士(プレイヤー)と物資を奪い合います。
また、飢えと渇きによって倒れてしまわないように食料も確保する必要があり、緊張感ある戦いになるでしょう。

バトルロイヤルには珍しく死んでしまっても何度でもリスポーンすることができるので、ゲームの腕に自信が無い人でも遊び続けられます。
一度始めてしまうとなかなか中断することが難しいバトルロイヤルですが、本作はマッチング形式ではなくサーバーに参加する形になっており、
サーバーから退出することで好きなときに中断することができるのも気軽に遊べてgood。
持っていた物資も次にサーバーに参加するときに持ち込むことができます。

改善すべき点はいくつかあるものの、早期アクセスということもあり、まだまだこれから変わっていくゲームです。
新しいバトルロイヤルをプレイしたい方におすすめです。

ジョジョ・ラビット / Jojo Rabbit
10

ナチス戦争で重いテーマなはずのになぜかほっこり笑顔になってしまう

戦争をコミカルに皮肉たっぷりに描きつつ、ジョジョという10歳の心優しい少年が戦争化でも母をはじめ周りの美しい心を持った人たちによって成長していく、優しい物語。
舞台は第二次世界大戦下のドイツで、主人公のジョジョ(10歳)は、頭のなかの空想の友達・ヒトラーの立派な兵士になろうと奮闘している。完全にナチスに忠誠を誓っているジョジョだったが、ある日、母親が家で秘密裏に匿っていたユダヤ人の少女を見つけてしまう。その少女と人として対話をすることでジョジョの心に少しずつ変化を遂げ始める。
またジョジョの母親がとても自由で明るく魅力的な人で、とても戦時中とは思えない芯の強さを持っていた女性。その強さと母親の大きな愛でジョジョを導き、ジョジョは少しずつナチズムから解放されていくが、そんな母も反戦主義の容疑で処刑されてしまう。この映画の終始コミカルな演出が、戦争の暗さを浮きだたせる。
10歳の少年・ジョジョがすでにナチズムに染まっているという戦争の恐ろしさはあるものの、なんとも抜けているジョジョと親友のヨーキーがあまりにも可愛くて、なぜかほっと笑顔にすらなってしまう不思議な映画。家族・恋人・友人、様々な愛の形が描かれていて、出会ってよかったと思える作品です。