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3bkiri0727

3bkiri0727のレビュー・評価・感想

フルーツバスケット / フルバ / Fruits Basket
10

心が救われる

十二支の呪いがかかっているという設定です。
異性に抱き着かれると十二支それぞれの姿になってしまいます。
様々なテーマが隠れている作品で、家族問題、いじめや劣等感、そうしたものを主人公である本田透が包み込んでくれます。
人に対して優しく、温かく、そして壁にぶつかった時どう乗り越えていけばいいのかを分かりやすく心に響く形で教えてくれます。
親との関係で悩んでいる人、友人関係で悩んでいる人、恋に悩んでいる人、進路も人生も全てこれを読めば前向きに考えることができる作品だと思います。
綺麗事ではなく、人の心の汚れた部分もきちんと描かれています。
誰でも醜い感情も優しい感情もありますよね。
ありのままの自分でいい、バカと言われたってそのままでいいんだとわかります。
少しでも「自分はこのままでいいのかな?これはどう気持ちの整理をつけたらいいんだろう」と悩んでいるなら是非お勧めします。
この作品ではそうした壁を呪いという形で表現されています。
その呪いは時が経つにつれて薄れていき、最後には解ける。
呪いを乗り越えるキーパーソンとして「本田透」がいて、主人公も完璧なのではなく試行錯誤しながら前を向いてひた向きに頑張ります。
心が疲れてしまった時、特にお勧めです。

ゴルゴ13 / Golgo 13
8

超A級スナイパーの心構え

「…10%の才能と20%の努力……そして30%の臆病さ……残る40%は運だろうな……」
依頼主のローゼンより「プロとしての条件じゃよ。あんたのような一流のプロと言われるようになるには、どんな条件がいると思う?」と質問したときのゴルゴの答えです(ゴルゴ13 66巻『ロックフォードの野望(謀略の死角)』より)。
超A級のスナイパーのゴルゴは真摯に対応する依頼者にはいつも正直に答えているので嘘はないでしょう。
若い頃は運の要素が40%とかなりのウェイトを占めているのが驚きでした。
ある程度長く生きていたら運とか人との出会いが重要かなと思うようになっきました。
ゴルゴ13を全巻読んで、常に死の危険性と隣り合わせゴルゴが兎の様に臆病なのはよく分かります。
人に後ろに立たられるのがとにかく嫌、握手を絶対しないという独自のルールを持ってます。
また、ゴルゴほどの人物になると才能や努力の%が低いのは、これらの要素は当たり前の世界なのでしょうね。
メジャーリーグ、ロサンジェルス・エンジェルスの大谷翔平や将棋の藤井聡太も自分はこんなに凄いんだということは自からはあまり言いまませんし、師匠や教えてくれた人にも常に敬意を払ってます。
才能はもとより毎日のたゆまぬ努力はして当たり前の厳しい世界なんでしょう。