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2qneodeli413のレビュー・評価・感想

オメでたい頭でなにより
10

底抜けに明るいだけじゃない!生で観たくなるオメコアバンド、オメでたい頭でなにより。

2016年の始動から、「底抜けに自由でオメでたいバンド」のコンセプトを掲げ活動している、オメでたい頭でなによりというバンド。
「オメでたいコアバンド」の略で「オメコアバンド」と称している。
Vo.赤飯、G、Vo.ぽにきんぐだむ、G.324(みつよ)、Ba.mao、Dr.ミト充で結成されている5人組のラウドロックバンドだが、
メロディーは耳に残りやすく、歌詞も日本語で心に響きやすいものが多い。
コアバンドと名乗るだけあって激しさもあり、デスボイスやシャウトも交えたアップテンポな楽曲ばかりだが、
クスッと笑えるフレーズであったり心に訴えるものであったりと、聴くほどに発見のある作品となっている。
オフィシャルYouTubeチャンネルでは、ミュージックビデオと共にMV撮影のオフショットなども公開している。
メンバーたちの素に近い撮影中の風景が見られるほか、迫力のある演奏シーンも公開しているので、
収録された楽曲では分からない彼らの魅力であるライブシーンも楽しめるのだ。
元々はニコニコ動画で活躍していたメンバーが多く、フロントマンの赤飯はソロ活動時代も高い歌唱力と歌い分けで人気を集めていた。
赤飯を支えるメンバーたちも、10代からプロとして活躍していたぽにきんぐだむ、オンラインレッスンを行なっているミト充など、
楽器メーカーのお墨付きとも言えるエンドース契約を結べるほどのメンバーだ。
実力もあり実績もあるメンバーが作り出す最高にオメでたいサウンドの数々。
楽曲の中には三味線の音色を合わせた和テイストのものもあり、激しいだけでなくオリジナリティのある珍しい構成となっている。
ボーカルである赤飯とぽにきんぐだむの掛け合いや、赤飯が全てこなしている女性ボーカルパート、オペラ調の厚みのある歌声と相まって、
オメコアバンドの持ち味がしっかりと味わえる作品ばかりなこと、彼らがいわゆる色物バンドではないということは、作品に触れるうちに気づいていくのではないか。
作品を聴いて体が彼らの音を覚えていくうちに、彼らの作り出す世界を自分の目で見てみたくなることだろう。

美少年探偵団
8

【西尾維新作品】 美少年探偵団の紹介

非常にお勧めできるアニメ、「美少年探偵団」を紹介いたします。
美少年探偵団とは、物語シリーズ、忘却探偵シリーズを手掛けた西尾維新先生の作品で、2021年春にアニメ化しました。
あらすじは、10年前に1度だけ見つけた星を探す少女、「瞳島眉美」がある日であった美少年、「双頭院学」に連れられて、美少年探偵団の事務所を訪れる。そこで出会った個性豊かな5人の美少年たちとともにその星を探し10年前に見つけるために動き出す。という話です。
この作品の魅力は何といっても、五人の個性豊かな美少年と先の読めないストーリーです。
美学のマナブ、美声のナガヒロ、美食のミチル、美脚のヒョウタ、美術のソウサク、と一人一人性格も、特技も様々、そして全員もれなく美少年です。そのうえ、彼らや主人公の掛け合いはいつも見るたびにくすっと笑ってしまいます。
そして、先の読めないミステリー。1篇2話~3話で構成されており、最後にはいつも全く予想できなかった解決が待っています。いつも高度な伏線が張り巡らされており、結末にはいつも驚かされます。
男性はタイトルから「女性向けなのかな?」と思い見るのをやめてしまう人もいるとおもいますが、十分男性でも楽しむことができる作品なので、ぜひ一度見ていただきたい作品です!

Gyoson
10

あの有名ボカロPの復活!

2014年を最後にボーカロイドの作詞作曲をやめ、自身のハードルが下がるまで活動はしない。と宣言をしていたあのミリオン達成曲を何本も持つトーマPがついにGyosonと名前を変更し活動を始めました!
多くのファンが彼の心境を心待ちにし、何度もアルバムを再生したことでしょう。新曲である「Downhill」を始め、「白夜」や「Lowland」も引き続き公開し、私自身もですが、多くのファンの心の癒しとなってるに違いありません。
全体的な音楽の感じは過去の変調のある楽曲に比べ、リラックスするようなHIPHOP系の曲に変わっているにもかかわらず、トーマ氏独特の歌詞の言い回しをかなり使っている世界観のしっかりあるトーマらしいものとなっています。過去の栄光に対しての自身の葛藤などを歌っているような歌詞にどこか懐かしいような感じもしますし、新しい音楽の形を表現しているような気持ちにもなります。
私が一番おすすめしたいものは、2番目に発表された「白夜」です。自身の過去のニコニコ動画での栄光を歌っているように感じ、それに対しての自身の新しいスタイルや葛藤を一語一語、トーマらしい表現で作曲しており、夏の日の都会を思い浮かべるような最高にリラックスできるものとなっています。

金色のガッシュ!! / 金色のガッシュベル!! / Zatch Bell!
10

とにかくおもしろい!

『金色のガッシュ!!』は、魔物が魔界の王様になるために人間界で人間とパートナーになり、100体の魔物の中で最後の一人になるまで戦い続ける作品です。魔物は魔本を持って人間界に送られ、魔本を読むことが出来る人間を見つけます。魔本には呪文が書かれており、それを読むと魔物は術を行使することが出来ます。魔本が燃やされると魔物は魔界に強制送還されます。主人公はガッシュ・ベル(魔物)と高嶺清麿(人間)であり、2人の成長や他の魔物、人間との出会いや別れを通じて成長していくストーリーとなっています。
本作品は、主人公2人の友情や成長はもちろんのこと、周囲の人間や仲間の魔物、負けてしまったが主人公と関わりのある人間などにもスポットが当てられており、ストーリーの深掘りがされています。登場人物もかなり多く、魔物や人間の個々の考えや信念がそれぞれ丁寧に描かれています。それ故に感情移入もしやすく、魔物と人間の別れのシーンでは泣いてしまうこともあります。しかしながら、ギャグパートも適度に混ぜられているため笑える部分もあります。戦闘は回を増すごとに迫力を増していき、魔物の成長とともに使える術も強力で派手な物になります。
主人公の成長、迫力のある戦闘、ギャグあり涙ありのとても素晴らしい作品ですので、是非一読下さい。

るろうに剣心 最終章 The Beginning / Rurouni Kenshin: The Beginning
8

平和と戦い

最初あのシーンから始まるとは!抜刀斎の狂気が滲み出ているけど、でも芯のところは人を斬らない新時代を思って自分を犠牲にして佐幕派を斬り続けている。ただ、そんな人斬り家業を続けている自分に疑問を抱きはじめてもいた。そこへ復讐心を見せず剣心に近づく巴。彼女の言葉の端々に人斬りを止めさせようとする心が透けてみえる。特に巴さんの「平和のための戦いなんて本当にあるのでしょうか」という言葉が印象的だった。幕末を生きる殆どの人々にとって、あのままの時代・体制で幸せだったのではないだろうか。ただ、残りの一部の人々が糾弾し自分と考えの違う人を斬っていた時代。そういう人に限って「平和」とか「国のため、未来のため」とか、聞き心地の良い言葉を持ち出して自分の考えを正当化し、押しつけようとする。戦いに巻き込まれて死んだ人の遺族には綺麗事の言葉なんてどうでも良い。ただ、「死んだ人が戻ってきてほしい、あの時止めていれば死ななかったのに」という叶わない願いや後悔が募っていくだけだろう。「平和のための戦い」が存在しないことを現代に生きる私たちも意識していかなければならない。深い言葉が多いこの作品、是非一度見てみてほしい。