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2qZAJUNのレビュー・評価・感想

社畜が異世界に飛ばされたと思ったらホワイト企業だった
7

社畜がホワイト企業に勤務したら驚きの日々

粕森美日月(かすもりみかづき)は、30日連続勤務、泊まり込みの仕事、有給や年末年始、夏休みもないうえ、残業代もない、全く福利厚生の制度がないブラック過ぎる会社に勤務していました。
そんな三日月はある日、有給あり、土日祝日休み、定時終業、社員食堂あり、フレックスタイム制度ありなど、多くの福利厚生制度がある株式会社ホワイト製作所ぐんま支店に中途採用されます。
職場のみんなに「かすみ」と呼ばれ、優しい上司たちと会社の福利厚生制度に驚きながら、仕事に精を出す物語です。
福利厚生制度に驚く「かすみ」と周囲の反応の面白さが見所です。
ブラック過ぎる会社とあまりにも違う部分、昇給や有給があったり、理不尽なことで叱られなかったりということが起きると、倒れたり、震えたり、怯えたりするリアクションが面白いです。
ブラック企業で飼いならされ、自分の意思に逆らいサービス残業もいとわない奴隷のような状態の社畜精神を持ってしまっている「かすみ」のリアクションは何度でも見たくなります。
ホワイト企業の定時の終業や有給を繰り返すうちに、ブラック企業の影響でボロボロだった「かすみ」の体がホワイトになり、悪玉菌が悲鳴を上げるところもオススメです。
「かすみ」の前職の話を聞いた周囲の上司や同僚、部下が、驚いたり、怒ったり、めまいがしたりするところも思わず笑ってしまいました。「かすみ」に休みを取らせるために、さまざまな方法で頑張る姿も面白いうえ、ホワイト過ぎるほどの企業で、どんな制度が出てくるのか楽しめるのも魅力です。

ランペイジ 巨獣大乱闘
5

子供のころの空想が現実に!?

子供のころ、こんな想像をしたことはないだろうか?「もしでかい怪獣がいきなり襲ってきたら…」。この作品は、そんな”子供のころの空想”を全力で再現した映画だと思う。その理由の1つ目はなんといっても「作中に登場する巨獣たち」だ。物語は、空から降ってきた謎の化学物質を浴びた3匹の動物たちが突如巨大化し、凶暴なモンスターと化すところから始まる。元は普通の大きさだった動物たちがいきなり巨大化し、街を破壊し人を襲う。まさに「いきなりでかい怪獣が襲ってきた展開」である。しかも1匹だけでなく「オオカミ、ワニ、ゴリラ」の3種類。物語の終盤には、この3匹が大集結して街をメチャクチャにしてしまうのだから、もう人間たちは手も足も出ない。まさに子供がフィギュアを使って怪獣ごっこをしていたのを、現実に再現してしまったような状況だ。警察、軍隊、屈強な男たちも匙をなげるなか1人立ち向かうのが主人公である霊長類学者だ。「強くて、勇ましい主人公」。これも子供のころの空想にはお決まりではないだろうか。巨大な敵が暴れるなか1人戦車を操り、戦車が壊れれば生身で立ち向かう。そのほかにも飛行機から飛び降りたり、危うい技術でヘリコプターを運転したりと、さすがハリウッドというアクションシーンも満載である。「巨獣」や「強い主人公」など、子供も大人も憧れ、そして楽しめる要素が満載の作品だ。

転生したらスライムだった件 / 転スラ / That Time I Got Reincarnated as a Slime
10

転生物の金字塔です

主人公は三上悟(みかみさとる)。通り魔に刺されて死亡し、異世界に転生する、いわゆる転生物の草分け的な作品です。主人公は転生後、スライムとなり、剣と魔法とモンスターが存在する世界で成長を続けます。
見どころは、まず「スキル」です。主人公は転生直後から様々な「スキル」を身に着けており、敵を倒すことによって「スキル」を成長・発展させていき、できることの幅が広がっていきます。
次の見どころとしては、主人公の仲間など、作品中に登場する登場人物(モンスター)の多さです。主人公はスライムとして、魔物の仲間を多く増やしていきます。多くはヒト型で、鬼や龍人族、小鬼族など、多種多様な種族が存在します。彼らもまた主人公と同じように、様々な「スキル」を駆使し、戦闘などで活躍し、さらに「スキル」を向上させていきます。
前段は主人公のレベルアップと興国がメインとなりますが、後段は周辺諸国とのやり取りもまた魅力です。人間の国家など、狡猾な組織との対立など、また前段とは違った魅力なのではないでしょうか。最後に、小説版・アニメ版・コミックス版など、様々な媒体で展開されていますが、それぞれ少しずつ違った展開を見せているのも、読者を飽きさせない工夫です。