ランペイジ 巨獣大乱闘

ランペイジ 巨獣大乱闘

『ランペイジ 巨獣大乱闘』(ランペイジ きょじゅうだいらんとう)とは、2018年4月に公開されたアメリカのパニック・アクション映画である。原題は「Rampage」。日本では2018年5月に公開された。遺伝子実験の失敗によって巨大化が止まらなくなった動物たちが、破壊の限りを尽くしながら北米大陸を横断し、大乱闘を繰り広げる。監督はブラッド・ペイトンが務め、主演・製作総指揮はドウェイン・ジョンソンが務めた。

ランペイジ 巨獣大乱闘のレビュー・評価・感想

ランペイジ 巨獣大乱闘
5

子供のころの空想が現実に!?

子供のころ、こんな想像をしたことはないだろうか?「もしでかい怪獣がいきなり襲ってきたら…」。この作品は、そんな”子供のころの空想”を全力で再現した映画だと思う。その理由の1つ目はなんといっても「作中に登場する巨獣たち」だ。物語は、空から降ってきた謎の化学物質を浴びた3匹の動物たちが突如巨大化し、凶暴なモンスターと化すところから始まる。元は普通の大きさだった動物たちがいきなり巨大化し、街を破壊し人を襲う。まさに「いきなりでかい怪獣が襲ってきた展開」である。しかも1匹だけでなく「オオカミ、ワニ、ゴリラ」の3種類。物語の終盤には、この3匹が大集結して街をメチャクチャにしてしまうのだから、もう人間たちは手も足も出ない。まさに子供がフィギュアを使って怪獣ごっこをしていたのを、現実に再現してしまったような状況だ。警察、軍隊、屈強な男たちも匙をなげるなか1人立ち向かうのが主人公である霊長類学者だ。「強くて、勇ましい主人公」。これも子供のころの空想にはお決まりではないだろうか。巨大な敵が暴れるなか1人戦車を操り、戦車が壊れれば生身で立ち向かう。そのほかにも飛行機から飛び降りたり、危うい技術でヘリコプターを運転したりと、さすがハリウッドというアクションシーンも満載である。「巨獣」や「強い主人公」など、子供も大人も憧れ、そして楽しめる要素が満載の作品だ。

ランペイジ 巨獣大乱闘
7

モンスターパニックムービーのニュースタンダード!

でっかいゴリラとでっかい狼ととてもでっかいワニの三つ巴に一人奮闘するドゥエイン・ジョンソン…この映画を簡単にまとめると以上になります。いや、もちろんそこに至るまでには遺伝子組み換えに一攫千金を狙う大企業の陰謀とか、自分の研究を悪用され復讐を胸に行動する女性科学者とか、やっぱり役に立たないアメリカ軍と頭の固い指揮官とかお約束の設定のフルコース状態なんですが、すべてはドゥエインの筋肉の前に勝てないのです。それでも彼と手話で心を通わせるアルビノの雄ゴリラ・ジョージとのやり取りは、微笑ましくもユーモアに満ち、ああそう言えば今回の役柄は動物学者だったと再認識させてくれます。しかしあくまでも主役はジョージで、ドゥエイン演じるデイビスは状況に翻弄されるのみ。女性科学者とのロマンス的なシーンすらありません。なぜ悪の大企業が自社ビルの最上階にジョージたち巨獣を集める電波塔を立て、わざわざそれを破壊させるように仕向けるのか。軍隊の攻撃はちっとも効かないのにデイビスの投げた手榴弾にはダメージを受けるのか。意味ありげに暗躍する髭面の男の正体は何か。そういった疑問は何一つ解決しないまま、シカゴの大破壊とゴリラの下品なジョークで終わりです。これは1980年代のB級ビデオではありません、れっきとした21世紀の劇場作品なのです。ひとつ異なる点は、巨獣もシカゴの街並みも、等身大のジョージすらも全てCGグラフィックスで描かれているという部分。冒頭に登場する動物園のゴリラたちまで、人間の演技にCGを被せたものであり、その体毛一本一本まで綿密に再現された映像は言われなければ本当に分からなかったほどです。監督であるブラッド・ペイトンもドゥエインも、子どもの頃に日本も含む怪獣映画を観て育ったことを明言しており、本作品がそれらのリスペクトに溢れているのもよく分かります。巨大な怪獣に翻弄される人間たち。蹂躙される街。延々続く怪獣同士のド突き合い。これは頭を空にしてただひたすら楽しむ映画だと思います。

ランペイジ 巨獣大乱闘
8

巨大生物たちの映し方がいい

ドゥエイン・ジョンソンが好きなので、楽しみにしていた映画です。
ドゥエインさんが、ゴリラのジョージと友情を育んでいたりして、とても素敵でした。
もちろん、ドゥエインさんの筋肉も十分堪能できます。
怪物の中に混じった人間でも、ドゥエインなら勝てそうな気がします。
そして主役はジョージだといっても過言ではない映画だったと思います。
ゴリラって通常サイズでも強そうだし、最強説だってあるんだから、それが大きくなったら、そりゃあ怖いです。
巨大ゴリラだけでも、パニックムービー、アクションムービーとして、十分成り立つのに、これには狼もワニも出てくるんだから、楽しくないわけがありません。
そして、巨大生物たちの映し方もすごく良かったと思いました。
ワニは口を大きく開けて、その牙がよく見えますし、謎に包まれた狼もきちんと映るカットがあるし、巨大生物たちの造形を十分堪能できました。
それにそいつらの戦いといったらもう!すごい迫力でした。
もちろん、なんでジョージが巨大化したのかとか、狼はなんなんだとかサスペンス要素も映画には必要ですが、これはもう戦いものですから、戦いがカッコよくなきゃ意味がありません。
その点、この映画はかっこいいし、当たりの映画でした。

ランペイジ 巨獣大乱闘
9

キングコングより面白い

アクションあり、友情あり、笑いあり、筋肉あり、の素晴らしい映画です。
巨大生物パニックものとしては、最高の出来かと思います。また、主演のドゥエインジョンソンを初め、出演する俳優人も怪物達以上に魅力的で、画面負けしない迫力を感じました。
ストーリー的には、とてもわかりやすく、5~6歳の子供でも十分に理解できる内容で、深みなどは特になく、主人公と相棒のゴリラの友情の部分は感動出来ますが、基本はスッキリ系の巨大怪獣アクションを楽しむ感じの内容で、ドゥエインもゴリラも超かっこ良いです。何度も観たくなるシーンがたくさんあります。
ただ不思議なのは、敵側の化け物に比べ、主人公側の化け物は巨大化以外の見た目や能力はあまり変化していないこと。狼やワニは、狂暴ででかくなっただけでなく、形状や能力もキメラ状態なのに、ゴリラはでかくなっただけ…まぁ、結果的にはそれで良かったと思うが、説明が欲しかったところだと思う。とはいえ、手にあせ握るアクションとテンポの良さ、映像の迫力など、本当に面白く、出来れば続編を見てみたい作品です。アクションやSF、特撮等がお好きな方には絶対に外れないと思いますので、ぜひ観て頂きたいと思っています。

ランペイジ 巨獣大乱闘
7

地上最強を決める映画

キングコングと言い、やっぱりゴリラは怪獣映画には欠かせないのかな。
個人的に怪獣映画は好きで予告を観て興味があったのですが映画館に行けなかったので、DVDが出てすぐに借りてみました。あれだけゴリラやワニ、オオカミが大乱闘してるなかで、さすがはドウェイン・ジョンソン!存在感ありました!ドウェイン・ジョンソンの存在感は強すぎて、逆にその他の敵役の兄弟、や仲間のキャラが薄くあまり記憶に残らなかったですね。w
内容は王道の怪獣映画で、遺伝子組換の失敗でそれぞれの動物が巨大化するシンプルでわかりやすく家族みんなで観たら子どもも喜ぶと思います。宇宙ステーションで実験してる所が昔と違って現代的だなとも思います。何より映像がすごくキレイでした!終わり方もスッキリしていて何も考えず頭を空っぽにして観たらなお良いと思います。ゴリラ、ワニ、オオカミが市街地で大暴れして街をぶっ壊す様はストレス発散にもなります。悪役は姉と弟の兄弟なんですが最後はキッチリと罰を与えて終わらせていたのが良かったですね!
全体を通して1人でも大人数でも楽しめる娯楽映画でぜひ週末はこの映画でストレスを発散させるのも良いかと思います!
観て損は無い映画だと思います!

ランペイジ 巨獣大乱闘
8

タイトルなし

2018年現在公開中のモンスターパニックムービーです。
本作は大企業が利益優先で開発した特殊な薬品によって体毛が白いゴリラと狼、ワニの3匹の獣が巨大怪獣化して暴れまわるというあらすじです。
近年アメリカではパシフィック・リムやレジェンダリーゴジラ、キングコングと怪獣映画がすっかりハリウッドの特異なジャンルのひとつのような感じで定着した印象がありますが、本作も例に漏れず、巨大化した3匹の巨獣達がシカゴを舞台に縦横無尽に暴れまわり、周囲を破壊しつくし、軍も歯が立たなくなるといった、怪獣映画のお約束事をあますことなく盛り込んだ痛快な展開が見所です。
また、主演はザ・ロック様ことドゥエイン・ジョンソン氏で、元特殊部隊の動物学者という濃すぎる設定で登場し(笑)、巨大化した親友の白ゴリラことジョージを救うべく奔走し(キングコングが美女と野獣の物語なら本作は筋肉の友情?)、クライマックスではジョージと共に巨大狼ラルフと巨大鰐リジーと激闘を繰り広げ、もうロック様も怪獣の一匹のような印象になってしまいます(笑)。
また、本作は86年に発売されたゲームを映像化したものであり、3大巨獣がビルをよじ登るシーンはその再現が顕著に出ています。
ゴジラ映画等でありがちな理屈的な展開はなく、ほとんど娯楽要素しか詰まっていない(笑)痛快な作品です。