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2ghomehoome3420のレビュー・評価・感想

キャンディ♥キャンディ / Candy Candy
10

子供の頃に見た少女アニメ

私が確か小学校3、4年生の頃に少女アニメに釘付けになったことがあります。
「魔女っ子チックル」「魔女っ子メグちゃん」「花の子ルンルン」「魔法少女ララベル」などありましたが、一番、物語が気になって見ていたのは「キャンディ♥キャンディ」です。講談社の少女漫画雑誌「なかよし」にも連載されていました。また、単行本でも「KCなかよし」で全9巻が刊行されました。私は、あまり漫画雑誌や単行本は読まなかったのですが、お母さんにお願いして、漫画雑誌や単行本を買ってもらって全て読んだことを今でも覚えています。また、テレビアニメ化にもなり、1976年10月1日から1979年2月2日までテレビ朝日系で全115話が放送されました。小学生だった私は、番組が始まる時間帯になるとテレビの前でウズウズしながら番組が始まるのを待っていた記憶があります。少女アニメですが、何故か、兄と弟も一緒になって見ていました。また、私は、見に行ったことがありませんでしたが、劇場版も公開されて、主題歌のレコードも大ヒットしました。私は、この主題歌が大好きで、レコードは買いませんでしたが、カラオケに行った時は必ず歌います。

あらすじを簡単に説明すると、キャンディは、ミシガン湖に近い孤児院「ポニー家」で明るく元気に暮らす少女で、おとなしくて優しいアニーは同い年の親友でもあります。6歳のある日、アニーが富豪の養女として引き取られました。キャンディは、しばらくアニーと文通をしていましたが、出自が知られてしまうことを嫌がったアニーから文通を断られてしまい、孤児院の近くにあるポニーの丘で泣いていたところ、スコットランドの民族衣装をまとった見知らぬ少年から声をかけられます。「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」と、銀のバッチを落として行った少年のことを「丘の上の王子様」と名付けて彼との再会をすることが最大の願望の一つになったという内容です。
キャンディが富豪ラガン家に引き取られて、その家の娘イレイザとイレイザの兄ニールからの手酷いいじめにあうシーンを見ていましたが「何でいじめるんや!いじめたらあかんやろ」と、当時小学生だった私は、そんなことをブツブツ言いながらテレビを見ていたそうです(お母さんの話によると)。

実際に、アンソニーみたいな人が現れたら「私は、おそらく交際を申し込むかも知れないなぁ」と、勝手な想像をしていました。
いろんな事情があって2001年以降は原作も、テレビアニメ版の再版、再放送、配信が出来ない状態ですが、また、いつか配信が出来るようになったらもう一度見たいと思います。

君も出世ができる
9

日本映画史のオーパーツ、すべて昇り調子だった時代に咲いたミュージカル映画のカルトな一本

1964年、前回の東京オリンピックの年に制作された和製ミュージカル映画の傑作。
舞台は大手旅行代理店。
今では想像できないかもしれないが、第二次大戦後からしばらくは日本から海外への旅行には厳しい制限があり、一般人が観光旅行をやっと許可されたのはこの映画が制作された64年の4月のこと。
そんなわけで、来たるべき海外旅行ブームを当て込んで意気が上がる旅行代理店サラリーマンと社長令嬢がドタバタしたりくっついたり離れたり……というお気楽ラブコメディを、日本映画では珍しいミュージカル仕立てで描いた作品だ。
ずいぶん昔の、しかも日本の映画でミュージカルなんて、さぞやショボいんでしょう?
と思われる方も多いだろうが、その予想は確実に裏切られることを保証しよう。
やたらと凝ったデザインの巨大セット(本当に広い!)で数十人規模の人物が縦横無尽に踊り、キャッチーな曲を唄い、衣装もすべてキッチュでキュート。
こんな規模のミュージカル映画は、現在の日本はもちろん、ハリウッドでもCGを使わずにはなかなか作れないはずだ。
いけいけドンドンの高度経済成長期だった1964ニッポン、その中にあっても異例の予算をかけた日本映画史のオーパーツのような作品。
まさに奇蹟であり、カルトな一本と言えるだろう。必見!